あらすじ

第12話は、徐晉(じょ・しん)による硫黄と硝石の事件捜査の進展と、関係者たちのやり取りを中心に描かれています。

徐晉(じょ・しん)は傅容(ふ・よう)と共に郊外の山洞へ赴き、そこで硫黄と硝石の手がかりを発見します。董方礼(とう・ほうれい)との接触を通して、徐晉(じょ・しん)はその背後に潜む陰謀に気づき、董方礼(とう・ほうれい)に真相を暴露させる計略を巡らせます。

それと同時に、徐晉(じょ・しん)と傅容(ふ・よう)の心の距離は徐々に縮まり、傅容(ふ・よう)は徐晉(じょ・しん)が常に陰ながら自分を気にかけてくれていたことに気づきます。

一方、昭武校尉(しょうぶこうい)の選考試験では、呉白起(ごはくき)が高潔な精神を示します。勝利よりも人命救助を優先した呉白起(ごはくき)は、最終的に試験に合格し、紅纓金槍を手にします。

ネタバレ

徐晉(じょ・しん)と傅容(ふ・よう)は、御者の情報をもとに郊外の洞窟を見つけ、中に硫黄と硝石の痕跡を発見。証拠を掴み、馬車で京城へ戻る途中、傅容(ふ・よう)が飴細工を欲しがったので、徐晉(じょ・しん)が買いに行くと、董方礼(とう・ほうれい)に遭遇。傅容(ふ・よう)は馬車の中から、以前飴をくれた人物が董方礼(とう・ほうれい)だと気付く。

董聞(とうぶん)の病状が少し回復し、徐晉(じょ・しん)は見舞いに行き、皇庫の帳簿矛盾についてそれとなく尋ねる。董方礼(とう・ほうれい)は動揺を隠せない様子。徐晉(じょ・しん)は董(とう)府を後にすると、わざと山中の隠し場所が見つかったという噂を流す。黒幕の仮応を探るためだ。

呉白起(ごはくき)は昭武校尉(しょうぶこうい)選抜試験に向け、猛特訓中。徐晉(じょ・しん)は彼の頑張りを労い、木製の槍を贈り、本番で金の槍を勝ち取るよう激励する。

許嘉(きょ・か)は董方礼(とう・ほうれい)を監視し続け、硫黄と硝石が洪(こう)村の米蔵に運ばれたことを突き止める。徐晉(じょ・しん)は静観し、敵の次の行動を待つことに。

如意(にょい)楼では、傅容(ふ・よう)が新しい図案を考えていると、師匠の柳如意(りゅうにょい)が現れ、傅容(ふ・よう)の額の傷跡に花鈿を描いてくれる。傅容(ふ・よう)は洪(こう)村の件を尋ねるが、柳如意(りゅうにょい)は工房建設で留守にしていたと言い、例の腕輪は自分が作った唯一無二のものだと強調。そして、傅容(ふ・よう)に皇族と深く関わることを戒める。

突然の雨の中、徐晉(じょ・しん)は如意(にょい)楼の軒下で雨宿り。傅容(ふ・よう)は生姜湯を差し出し、彼を気遣う。会話中、徐晉(じょ・しん)は董方礼(とう・ほうれい)問題の解決策を閃き、急いで出て行く。傅容(ふ・よう)は徐晉(じょ・しん)に傘を渡すが、それは以前徐晉(じょ・しん)が置いていった傘だった。傅容(ふ・よう)は徐晉(じょ・しん)の優しさに気付く。

翌日、安(あん)王が傅家を訪問。傅容(ふ・よう)の額の花鈿を褒め、人の過ちについて寛容な言葉を述べる。傅容(ふ・よう)は徐晉(じょ・しん)が解決策を見つけたかもしれないと伝えると、安(あん)王は賛同する。傅家を去る際、安(あん)王は傅品言(ふ・ひんげん)夫妻に会い、傅品言(ふ・ひんげん)は傅容(ふ・よう)と安(あん)王が合わないことをそれとなく伝える。

妻は傅品言(ふ・ひんげん)の態度に疑問を持つが、傅品言(ふ・ひんげん)は家名よりも傅容(ふ・よう)の幸せを願っていると説明。皇族の争いに巻き込まれれば、安寧な日々は送れないからだと。

傅容(ふ・よう)と妹の傅宣(ふ・せん)は庭で語り合い、呉白起(ごはくき)の理想の妻、王妃や世子妃候補として冗談を交わし、楽しいひと時を過ごす。

徐晉(じょ・しん)は再び董方礼(とう・ほうれい)と会い、硫黄と硝石の件を問いただす。董方礼(とう・ほうれい)は黒幕の名前を明かさないが、相手をおびき出すと約束し、容赦なく対処するよう徐晉(じょ・しん)に頼む。

安(あん)王は成(せい)王に手紙を送り、董方礼(とう・ほうれい)の動きを伝える。その後、成(せい)王は董(とう)府へ行き、董聞(とうぶん)を人質に取って董方礼(とう・ほうれい)を脅迫し、選択を迫る。

昭武校尉(しょうぶこうい)選抜試験最終戦。8人の候補者は知力と武力の試練を受け、指定場所から図面を手に入れることが目標。しかし、途中で老人が悪漢に絡まれているのを目撃した呉白起(ごはくき)は、助けに入る。他の候補者はその隙に図面を手に入れるが、呉白起(ごはくき)は老人に頼まれ花火に点火。花火が上がったことで隠された条件をクリアし、徐晉(じょ・しん)は呉白起(ごはくき)の勝利を宣言する。

徐晉(じょ・しん)は、昭武校尉(しょうぶこうい)には知力、武力だけでなく、仁愛の心が必要だと説き、呉白起(ごはくき)に赤い房飾りのついた金の槍を授ける。

第12話の感想

第12話は、徐晉(じょ・しん)の知略と呉白起(ごはくき)の仁愛が際立つエピソードでした。董方礼(とう・ほうれい)をめぐる陰謀が徐々に明らかになりつつありますが、黒幕の正体は依然として謎に包まれています。徐晉(じょ・しん)は冷静に状況を分析し、敵の動きを誘導することで真相に迫ろうとしています。彼の鋭い洞察力と行動力には感嘆させられます。

一方、呉白起(ごはくき)は武芸の才能だけでなく、人助けを優先する優しさも持ち合わせています。最終試験での彼の選択は、真の強さとは何かを考えさせられるものでした。他の候補者たちが勝利を目指して突き進む中、呉白起(ごはくき)は困っている人を助けることを選びました。結果として、それが勝利に繋がるという展開は、見ていて清々しい気持ちになりました。

また、傅容(ふ・よう)と徐晉(じょ・しん)の関係にも進展が見られました。雨宿りのシーンでの二人のやり取りは、互いを思いやる気持ちが感じられ、心が温まりました。徐晉(じょ・しん)が傅容(ふ・よう)のために傘を置いていたという小さなエピソードも、彼の優しさを物語っています。

つづく