あらすじ

第九話では、傅容(ふ・よう)が斉(せい)府に戻りますが、親友の斉竺(さいちく)が冷淡な態度をとっていることに気づきます。そこに西河郡主(せいがぐんしゅ)が現れ、事態はさらに複雑化します。彼女は斉竺(さいちく)を嘲笑するだけでなく、傅容(ふ・よう)とも関わりを持ち始めます。斉(せい)府で偶然安(あん)王に遭遇した傅容(ふ・よう)は、彼の正体を知るのと同時に、徐晉(じょ・しん)とも距離を縮めます。その間、傅容(ふ・よう)は斉竺(さいちく)を助けるために大夫人と口論になり、棗を採ろうとして怪我をしてしまいます。同時に、傅容(ふ・よう)と安(あん)王の関係は徐々に深まり、互いの秘密を共有するようになります。一方、呉白起(ごはくき)と傅宣(ふ・せん)は雲羅(うんら)寺で思いがけず出会い、それが一連の劇的な出来事を引き起こします。そして、傅容(ふ・よう)は信都(しんと)侯府の寿宴で、西河郡主(せいがぐんしゅ)との投壺勝負など、様々な難局に機転を利かせて対応します。

ネタバレ

第9話、再び紅綢で飾られた斉(せい)府。傅容(ふ・よう)を迎えた斉竺(さいちく)は、以前のような親しさを見せない。そこへ西河郡主(せいがぐんしゅ)が現れ、斉竺(さいちく)に代わり傅容(ふ・よう)を招いたと言う。二人は義姉妹だったのだ。西河郡主(せいがぐんしゅ)を見て、傅容(ふ・よう)は夢で見た厳しい王妃と瓜二つであることに気づく。西河郡主(せいがぐんしゅ)は傅容(ふ・よう)に髪飾りを贈るが、斉竺(さいちく)への皮肉めいた言葉に傅容(ふ・よう)は怒り、髪飾りを投げ返す。

退屈した傅容(ふ・よう)は斉(せい)府を散策し、「子分」と再会する。なんと彼は安(あん)王殿下だった。驚愕する傅容(ふ・よう)。安(あん)王と別れた後、傅容(ふ・よう)は棗の木の下へ。斉竺(さいちく)と棗を採った日々を思い出し、棗を摘もうとするが、高い枝に手を伸ばした拍子に耳飾りを落としてしまう。本人は気づかぬまま、徐晉(じょ・しん)が現れ、木の下で飛び跳ねる傅容(ふ・よう)を見て、石を投げて棗を落としてやる。

喜んで棗を手にした傅容(ふ・よう)は斉竺(さいちく)の元へ向かうが、斉竺(さいちく)は母親に結婚を迫られ叱責されていた。傅容(ふ・よう)は斉竺(さいちく)を庇うが、棗を受け取ってもらえず、怒った斉竺(さいちく)は去ってしまう。悲しむ傅容(ふ・よう)は、落ちていた棗を踏んで足をくじいてしまう。

逃げ出した斉竺(さいちく)は懐王(かいおう)とぶつかり、西河郡主(せいがぐんしゅ)は斉竺(さいちく)が高位の人間に媚びを売ろうとしていると嘲笑う。懐王(かいおう)は誤解だと説明するが、西河郡主(せいがぐんしゅ)は徐晉(じょ・しん)の元へ。彼女の視線は徐晉(じょ・しん)だけに向けられていた。足を痛めた傅容(ふ・よう)の前に徐晉(じょ・しん)が現れ、彼女を抱き上げて治療する。その光景を見た西河郡主(せいがぐんしゅ)は怒って立ち去る。

安(あん)王もまた棗の木の下にやってきて、傅容(ふ・よう)の落とした耳飾りを拾う。それが傅容(ふ・よう)のものだと気づき、微笑んで立ち去る。夜、傅容(ふ・よう)は二つの贈り物を受け取る。一つは徐晉(じょ・しん)からの打ち身薬、もう一つは安(あん)王から返された耳飾り、そして一緒に釣りに行こうという誘いの手紙。修理された腕輪を身につけた傅容(ふ・よう)は安(あん)王と釣りに出かけ、恋の話や秘密を語り合う。安(あん)王は傅容(ふ・よう)の腕輪の模様が如意(にょい)楼の便箋と同じことに気づき、尋ねる。傅容(ふ・よう)は師匠である柳如意(りゅうにょい)の作品だと答えると、安(あん)王は沈黙する。

一方、雲羅(うんら)寺で母の祈福をしていた呉白起(ごはくき)は、水桶を持った傅宣(ふ・せん)と湖畔で出会う。呉白起(ごはくき)が近づいた拍子に、二人は湖に落ちてしまう。上がってくると、呉白起(ごはくき)は何事もなかったかのように立ち去るが内心は動揺していた。傅宣(ふ・せん)はただの事故だと、二度と口にしないと告げ、寺を後にする。

信都(しんと)侯の寿宴には傅宣(ふ・せん)と傅容(ふ・よう)も出席。傅容(ふ・よう)は仮病を使い、信都(しんと)侯夫人に名医の九叔(きゅうしゅく)を呼ばせる。宴が始まる直前、呉白起(ごはくき)が現れ騒ぎを起こす。わざと放蕩な振る舞いをする呉白起(ごはくき)を信都(しんと)侯は追い出そうとするが、彼は信都(しんと)侯府はいつでも歓迎してくれると言う。宴の最中、西河郡主(せいがぐんしゅ)は傅容(ふ・よう)の腕輪に目をつけ、投壺の景品にすることを提案する。傅容(ふ・よう)は承諾し、二人は目隠しをして投壺を競うが、勝負は引き分けとなる。

第9話の感想

第9話は、傅容(ふ・よう)と周囲の人間関係がさらに複雑に絡み合い、今後の展開がますます気になるエピソードでした。特に、西河郡主(せいがぐんしゅ)の登場により、傅容(ふ・よう)と斉竺(さいちく)、そして徐晉(じょ・しん)との関係に新たな波風が立っています。西河郡主(せいがぐんしゅ)の傅容(ふ・よう)への態度は一見親しげながらも、どこか棘があり、その真意がつかめません。斉竺(さいちく)への辛辣な言葉や、徐晉(じょ・しん)への強い執著心からは、彼女が物語をかき乱すキーパーソンになる予感がします。

一方、安(あん)王と傅容(ふ・よう)の関係は少しずつ進展しています。釣りをしながら心を通わせる二人の姿は微笑ましいものの、安(あん)王が傅容(ふ・よう)の腕輪の模様に気づいたシーンは、今後の波乱を闇示しているようにも感じられます。如意(にょい)楼と傅容(ふ・よう)の繋がりを知った安(あん)王が、今後どのような行動に出るのか注目したいところです。

また、呉白起(ごはくき)と傅宣(ふ・せん)の湖への落下シーンは、二人の距離を縮めるきっかけとなるのでしょうか。一見何事もなかったように振る舞う呉白起(ごはくき)の内心の動揺が描かれており、今後の展開が楽しみです。

つづく