夏冬(かとう) は誉王(よおう)の仕業を疑い、尋問を続けようとしたが、突如飛来した矢が刺客の頭領を射殺した。蕭景睿(しょうけいえい)と言豫津(げんよしん)は夏冬(かとう) を案じ、城内まで護送した。卓青遥(たくせいよう)はその後ろをつけ続ける。

梅長蘇(ばいちょうそ)は寧国侯府からの転居を決め、穆青(ぼくせい)に案内された新居で霓凰(げいおう)と出会う。二人は散策しながら語り合うが、霓凰(げいおう)は梅長蘇(ばいちょうそ)の正体を疑い、探りを入れつつ彼を赤焰軍(せきえんぐん)の旧跡へと導く。故地を目にした梅長蘇(ばいちょうそ)は深い悲しみに襲われるが、平静を装い、中に入ることを拒んで立ち去る。霓凰(げいおう)は彼の後ろ姿を見送りながら、疑念を拭いきれないでいた。

霓凰(げいおう)は比武招親の残りの相手を次々と打ち負かし、梁帝(りょうてい)に謝罪の書状を提出する。霓凰(げいおう)を都に留めようとする目論見が外れた梁帝(りょうてい)は激怒し、強大な雲南王府を牽製するため、霓凰(げいおう)の帰郷を容易には許さない。

謝弼(しゃひつ)は謝玉(しゃぎょく)に誉王(よおう)への仕えを禁じられ、蕭景睿(しょうけいえい)に不満を漏らす。その中で、父・謝玉(しゃぎょく)の指示で2年間誉王(よおう)に仕えていたこと、そして謝玉(しゃぎょく)が実は東宮太子側の人間であることを明かす。蕭景睿(しょうけいえい)はこの事実に衝撃を受ける。

夏冬(かとう) は梅長蘇(ばいちょうそ)を訪ね、飛流(ひりゅう)と手合わせするが敗北する。霓凰(げいおう)の幸せと安全のため、夏冬(かとう) は梅長蘇(ばいちょうそ)に霓凰(げいおう)への想いを問いただす。梅長蘇(ばいちょうそ)は辛い心中を押し隠し、病弱な自分が霓凰(げいおう)の重荷になりたくないと、友人としての関係を望むと答える。

雪廬を出た夏冬(かとう) は謝玉(しゃぎょく)と遭遇し、彼が太子を陰で支え、京郊で刺客を送ったことを指摘する。しかし、かつて夫・聶鋒(じょうほう)の遺骨を届けてくれた恩義に報い、この件を不問にすると告げ、二人の因縁に決著をつける。

慶国公(けいこくこう)の土地横領事件は未解決のまま、太子と誉王(よおう)が審理を争うが、梁帝(りょうてい)はどちらも認めなかった。蒙摯(もうし)は梁帝(りょうてい)に、慶国公(けいこくこう)の地位を考慮すれば皇子による審理が必要だと進言し、梁帝(りょうてい)は靖王(せいおう)を思い出す。間もなく靖王(せいおう)は宮中に召され、審理を任されることになる。

梅長蘇(ばいちょうそ)は蘭園を購入し、景睿(けいえい)と豫津(よしん)を誘って見学する。荒れ果てた園内は陰鬱な雰囲気に包まれており、豫津(よしん)は危うく古井戸に落ちそうになり、玉佩を失くす。景睿(けいえい)が井戸に降りて探すと、なんと人間の白骨を発見する。駆けつけた京兆府は井戸から十数体の女性の白骨を掘り起こし、“枯井戸隠蔽事件”は京城を震撼させる。

太子と謝玉(しゃぎょく)は、霓凰(げいおう)襲撃事件の黒幕が梅長蘇(ばいちょうそ)だと知り、彼が誉王(よおう)側に付いたと判断し、排除を決意する。謝玉(しゃぎょく)は卓鼎風(たくていふう)に様子を探らせる。

第7話 感想

第7話は、梅長蘇(ばいちょうそ)の過去と霓凰(げいおう)との関係、そして新たな事件の幕開けと、今後の展開を予感させる重要なエピソードでした。

特に印象的だったのは、梅長蘇(ばいちょうそ)と霓凰(げいおう)の再会シーン。赤焰軍(せきえんぐん)の旧跡前で、霓凰(げいおう)の鋭い洞察力に梅長蘇(ばいちょうそ)が追い詰められていく緊迫感は、息を呑むほどでした。故地を前に、溢れ出る感情を抑え込む梅長蘇(ばいちょうそ)の姿からは、彼の背負う悲しみと苦悩の深さが改めて伝わってきました。霓凰(げいおう)もまた、梅長蘇(ばいちょうそ)への疑念を深めながらも、どこかで彼の言葉に揺らぎを感じている様子が見て取れ、二人の複雑な関係性がより一層際立ちました。

一方、夏冬(かとう) と謝玉(しゃぎょく)の対決は、これまでの因縁に決著をつける重厚なシーンでした。夫の仇を討つ機会を持ちながら、かつての恩義に報いる夏冬(かとう) の凛とした姿は、彼女の強い意誌と信念を感じさせました。また、謝玉(しゃぎょく)が太子派であることが明らかになり、今後の権力争いへの影響が気になるところです。

つづく