あらすじ
般若(はんじゃく)の懐妊を知り激怒する宇文護(うぶんご) 。一方、夫・宇文毓(うぶんいく) は喜び、般若は複雑な心境に。隴西では、曼陀(ばんた)が嫁ぎ先で側室・馮(ふう)氏らと対立し、夫・李昞(りへい)との溝も深まる。そんな中、般若は宇文毓への毒殺未遂事件を察知。宇文護の仕業と見抜き、彼を欺くため「お腹の子はあなたの子だ」と嘘をつく。さらに妹・伽羅(から)と父・独孤(どっこ)信(どっこしん)を説得し、現皇帝・宇文覚(うぶんかく)を廃して宇文毓を帝位に就ける計画を進めることを決意する。
ネタバレ
今回の『独孤(どっこ)伽羅(から)』第20話、マジで息つく暇もなかったわ!般若(はんじゃく)姉様がまたまた大胆な手を打つ一方で、曼陀(ばんた)は嫁ぎ先で早くもピンチ?見どころ満載だった今回を、早速振り返ってみましょう!
まずビックリしたのは、太師・宇文護(うぶんご) の反応よね。般若の懐妊を知って、そりゃもう怒り心頭!かつて愛し合った女性が他の男(宇文毓(うぶんいく) :うぶん いく)の子を身ごもったんだから、無理もないけど…。部下の哥舒(かじょ)が般若を「水性楊花(ふしだらな女)!」って罵っても、「彼女の悪口は許さん!」って一喝。未練タラタラなのが見え見えだけど、プライドはズタズタで、地に崩れ落ちる太師…ちょっと切なくなっちゃった。
一方、般若の夫・宇文毓(うぶんいく) はもうデレデレ!愛する妻のために、高い木に登って橘を取ろうとして落っこちて軽傷を負うくらい、もうメロメロなのよ。般若も、そんな夫の純粋さに心打たれつつ、「この子を心から愛してほしい」と願う複雑な気持ち…。侍女の春詩(しゅんし)には「旦那様に本気になったのでは?独孤(どっこ)天下より、今の幸せを大切にしては?」なんて核心を突かれちゃって、般若の心も揺れ動くわけ。うんうん、般若も人の子だもんね。
場面は変わって、遠い隴西(ろうせい)へ。李昞(りへい)に嫁いだ曼陀だけど、こっちも前途多難な予感…。側室の馮氏(馮(ふう)氏)たちが子供を連れて挨拶に来たんだけど、曼陀ったら、馮氏の娘(五姑娘:ご こじょう)がお茶を出した時にわざと意地悪して、手を火傷させちゃうの!まだ6歳の女の子なのに!案の定、女の子は父・李昞に泣きついちゃう。
曼陀は李昞の前で「私は悪くない!あの親子は賤しい!」って涙ながらに訴えるんだけど、李昞も「あの子はまだ6歳だぞ!それに馮氏は良家の出だが、お前の母は歌妓だろうが!」ってブチ切れ!うーん、曼陀、相変わらず自分の立場を悪くする言動が多いわね…。
さらに、この馮氏がなかなかの策士。李昞を慰めるふりして、曼陀を牽制。曼陀が李昞に会おうとしても、馮氏が立ちはだかる!夜、李昞が機嫌を取りに来ても、曼陀は「罰としてこれを背負って謝罪しろ!」なんて無茶ぶり。そりゃ李昞も呆れて帰っちゃうって…。曼陀、完全に孤立への道を進んでる感じ?
都では、宇文毓が般若を気遣って山査子(サンザシ)のお菓子を用意。でも般若はサンザシが苦手。そばにいた池の魚にあげたら…なんと魚が全滅!お菓子に毒が仕込まれてたのよ!般若はすぐにピンとくる。「これは宇文護(うぶんご) の仕業…狙いは夫・宇文毓!」ってね。怖すぎる!
さあ、ここからが般若劇場の真骨頂!宇文護(うぶんご) に直接会いに行って、とんでもない嘘をつくの!「お腹の子はあなたの子よ!もう3ヶ月になる」って!宇文護、単純だからコロッと信じちゃうのよ。「俺の子が皇帝になれるなら!」って、完全に般若の掌の上で踊らされてるわ。般若、恐ろしい子…!
でも、計画を進めるには味方が必要。次に般若は妹の伽羅(から)を説得。「今の皇帝・宇文覚(うぶんかく)は世継ぎがいないから、姉上の子を流産させようとしたのよ!」と(これも般若の策略っぽいけど)伝えて、伽羅も姉の味方になることを決意。
そして父・独孤信(どっこしん)にも報告。娘たちの言葉と、宇文覚(うぶんかく)への失望から、ついに般若の計画を黙認することに。でも、先帝への罪悪感から「自分も長くはないだろう。黄泉で罪を償わねば」と覚悟を決める独孤パパ…これもまた切ない展開だわ…。
最後は、いよいよ計画実行に向けて準備開始!まず邪魔者の趙貴(ちょうき)を失脚させ、次に宇文覚(うぶんかく)に退位を迫る。宇文毓は一瞬ためらうけど、般若に「生まれてくる息子のためよ!」と説得され、ついに覚悟を決める!
いやはや、般若の嘘と覚悟、そして父・独孤信(どっこしん)の苦渋の決断。一方で曼陀の苦境も描かれて、今回も情報量がすごかった!宇文護は完全に般若に操られてるし、宇文毓は真実を知らないまま…。この先どうなっちゃうの?
つづく