あらすじ

宇文護(うぶんご) の子を妊娠した秘密を抱え苦悩する般若(はんじゃく)。一方、宇文覚(うぶんかく)は宇文護らの排除を企てるが失敗し、宇文毓(うぶんいく) に皇位を譲る。宇文毓が皇帝、般若が皇后となるも、実権は宇文護が握り、宇文毓は無力感に苛まれる。宇文護は皇后となった般若との密会を求める。解放された宇文邕(うぶんよう)は伽羅(から)との結婚を父・独孤(どっこ)信(どっこしん)に反対される。隴西では、姉の権勢を得た曼陀(ばんた)が立場を逆転させ、般若に助けを求める。そんな中、般若は宇文毓が水銀中毒に侵されていることに気づき、秘密裏に治療を開始させる。

ネタバレ

皇后の座と引き換えの苦悩…般若の秘密

ついに皇后の座を手に入れた般若(はんじゃく)だけど、心は晴れないんだよね…。お腹の子の父親が、実は宇文護(うぶんご) だって秘密を抱えてるから。夫の宇文毓(うぶんいく) が日に日に優しくなるほど、般若の罪悪感は増すばかり。「もし、この子が宇文護(うぶんご) の子だって知ったら…?」って、もう気が気じゃない!いっそ階段から落ちて…なんて、恐ろしいことまで考えちゃうくらい追い詰められてるんだ。妹の伽羅(から)も、お姉ちゃんに「産みなよ!」って言ったことを後悔し始めてるし…。うーん、切ない!でも、侍女の冬曲(とうきょく)は「過去は変えられないんだから、未来を考えましょ!」って、意外と冷静。しっかり者だよね!

まさかのクーデター!?宇文覚(うぶんかく)、あっけなく散る…

一方、宮廷ではとんでもない事件が!宇文覚(うぶんかく)が趙貴(ちょうき)にそそのかされて、宇文護(うぶんご) と宇文毓(うぶんいく) を排除しようとクーデターを起こしたの!朝廷に刺客がなだれ込んできて、大混乱!「こいつら、謀反人だー!」って宇文覚(うぶんかく)は叫ぶんだけど…

なんと、宇文護と宇文毓(うぶんいく) は全部お見通しだった!逆に親兵を呼び出して、宇文覚と趙貴をあっさり包囲。刺客たちも「あ、これ負け戦だわ」って感じで、すぐに投降(笑)。宇文覚、完全に詰んじゃって、泣く泣く宇文毓に皇位を譲ることに…。あっけない幕切れだったね。

で、捕まった趙貴がまた往生際が悪いのよ!「宇文護!お前は女のために、NTR野郎を皇帝にするのか!」って捨て台詞。これには宇文覚がブチギレ!「黙れ!」って、自ら剣で趙貴をグサリ…。うわぁ、後味悪い…。

新皇帝誕生!でも、実権はやっぱり…

そんなこんなで、宇文毓が新皇帝に即位!般若も皇后になって、ついに独孤(どっこ)家の野望が叶った…かに見えたんだけど。即位式で、臣下たちがひれ伏す中、宇文護だけは頭を下げないの!宇文毓はムッとするけど、何も言えない…。お父さんの独孤(どっこ)信(どっこしん)も、「先帝に申し訳ない」って官職を辞めようとするし、前途多難なスタート。

案の状、朝廷では宇文護がやりたい放題。皇帝そっちのけで、自分がバンバン命令しちゃってる。宇文毓は悔しくて、後宮で大荒れ!「俺はただの操り人形か!」って、怒りのあまり般若を突き飛ばしちゃうんだ…(すぐ後悔して太医を呼んだけどね)。

皇后になっても続く、宇文護との危険な関係

宇文毓が出て行った後、般若が薬を飲んでいると…なんと宇文護が堂々と入ってきた!「大丈夫か?」って、心配そうに薬を飲ませてあげるの。子供の話になると、あの冷徹な宇文護が笑顔を見せるんだよね。でも、般若は「もう皇后なんだから、軽々しく後宮に来ないで!」って釘を刺す。そりゃそうだよね、噂になったら大変だもん。宇文護はしぶしぶ了承するけど、「じゃあ、龍興寺にお参りに行くってことにして、そこで会おう」だって。うーん、この二人の関係、どうなっちゃうの!?

解放された宇文邕(うぶんよう)、でも伽羅との未来は…?

宇文覚が失脚したことで、捕らえられていた宇文邕(うぶんよう)も解放!爵位も戻って、伽羅は大喜び!…なんだけど、お父さんの独孤信(どっこしん)は、宇文邕(うぶんよう)が昔から病弱なのを理由に、結婚を許してくれないんだ。「娘を任せられない」って…。伽羅は涙ぐむけど、お父さんには逆らえない。でも、宇文邕は「伽羅と一緒にいられるだけで幸せだ」って、健気なんだよね。この二人にも幸せになってほしいなぁ。

曼陀、ついに逆襲開始!?

般若が皇后になったっていうニュースは、遠く隴西(ろうせい)にも届いてた!これには夫の李昞(りへい)が大喜び!今まで曼陀(ばんた)をいじめてた側室たちと一緒に、手のひらを返したように媚びへつらってくるの(笑)。曼陀は「ついこの間まで、よくもいじめてくれたわね!」って、当然許さない。側室の馮氏(馮(ふう)氏)が機転を利かせて、自分たちから罰を受けに出て行ったことで、ようやく曼陀の気が済んだみたい。

すっかり形勢逆転した曼陀は、「やっぱり頼れるのは独孤家だけだわ!」って再認識。般若とお父さんに、「今までごめんなさい!隴西でいじめられてます!」って泣きの手紙を送るんだ。般若は「まったく、世話が焼ける妹ね。でも、曼陀をいじめていいのは、この私だけよ!」って(笑)。なんだかんだ言ってお姉ちゃんだね。そして、頼れる侍女の王女史(おうじょし)を、曼陀の助っ人として隴西に派遣することを決めるんだ。これは波乱の予感…!

忍び寄る新たな危機…宇文毓に異変!?

物語のラスト、般若は宇文毓と話している時に、彼の手が震えていることに気づくの。嫌な予感がして太医(たいい)に診察させると…なんと、宇文毓は水銀の毒に侵されていた!発見が遅れたら命に関わるって…。般若は衝撃を受けながらも、「このことは秘密に。内密に治療を進めて」って太医に命じるんだ。一体誰が…?またまた不穏な空気が漂ってきたね!

つづく