あらすじ
般若(はんじゃく)は夫・宇文毓(うぶんいく) が水銀と馬銭子の毒に侵されていることを知り、宇文護(うぶんご) の仕業と確信する。父・独孤(どっこ)信(どっこしん)の協力を得るが、条件として生まれてくる宇文護の子を遠くへやることを約束させられる。宇文護の目を欺き、宇文毓を守るため、般若はわざと宇文護に突き飛ばされて流産したように見せかけ、生まれた娘を密かに済慈院へ託す。一方、隴西の李家では、曼陀(ばんた)が姑・王(おう)氏の助けを得て、生意気な側室・馮(ふう)氏や裴錦娘(はい きんじょう)を抑えつけ、家での地位を固めようとしていた。
ネタバレ
今回の『独孤(どっこ)伽羅(から)』第22話、息つく暇もない展開だったわね!般若(はんじゃく)の覚悟、曼陀(ばんた)の嫁ぎ先でのバトル、そして宇文護(うぶんご) の策略…もう、目が離せないったら!さっそく、ドロドロ&ハラハラ満載の22話、詳しく見ていきましょ!
般若、父との確執と苦渋の決断
まず、般若が夫・宇文毓(うぶんいく) が水銀で毒殺されかかっていることに気づくのよ!もう、パニックよね。誰の仕業かなんて、考えるまでもなく宇文護(うぶんご) だって確信してる。自分のお腹の子が生まれたら、宇文護(うぶんご) は間違いなく宇文毓(うぶんいく) を始末する…そう考えた般若は、藁にもすがる思いで父・独孤(どっこ)信(どっこしん)に助けを求めるの。
でもね、話を聞いた独孤信(どっこしん)は激怒!まさか娘のお腹の子が宇文護の子だなんて…!「恥知らず!」って、般若を平手打ちよ!いや、気持ちはわかるけど、般若だって伽羅(から)を助けるために仕方なくだったのに…。
結局、般若は必死に父を説得。「弟の独孤善(どっこぜん)を呼び戻して宿衛(宮中の警備)を任せてほしい。そうすれば宇文護の監視の目をかいくぐって、宇文毓(うぶんいく) を治療できる」って。独孤信(どっこしん)も、宇文護の暴走を止めなきゃってことで、丞相(じょうしょう)の職に戻ることを決意。ただし、条件付き!「生まれた子は遠くにやり、死産したことにしろ」って。うーん、厳しいけど、般若は父の言うことを飲むしかないのよね…。子供には、お金持ちじゃなくていいから、穏やかに暮らせる家を見つけてほしいって頼むんだけど、もう、切なすぎるわ…。
曼陀サイド:王氏、最強の援軍現る!
一方、隴西(ろうせい)に嫁いだ曼陀のもとには、姑にあたる王氏(王(おう)氏)が到着。でも、侍女も連れずに一人で来たから、曼陀も「あれ?」って感じ。そこへ夫の李昞(りへい)が側室の馮氏(馮(ふう)氏)を連れてお出迎え。この馮氏が、いきなり王氏を「妹」呼ばわりしちゃったから、さあ大変!
王氏は、プライドの高い元女官。家柄も、李昞の亡くなった母親の従姉にあたるから、李昞から見たら「表姨(おば)」なのよ。「あんたみたいな身分の低い奴隷上がりが、私を妹呼ばわりするなんて!」って、もうバッサリ!
李昞も王氏の迫力に押されて、馮氏に謝らせるんだけど、王氏の口撃は止まらない!「あんた、側室って言っても正式な文書もないただの通房丫頭(夜伽の相手をする下女)でしょ!皇后の妹(曼陀)をいじめてたなんて、万死に値するわ!」って、正論で畳みかける!馮氏が泣き落とし&仮病作戦に出ても、王氏は冷たいお茶をぶっかけて一蹴!強い、強すぎるわ、王氏!
結局、馮氏は罰として「毎日6時間、15日間、家の門前で家訓を唱えながら跪け」ってことに。さらに、馮氏の娘(五姑娘)も一時的に曼陀が面倒を見ることになったの。李昞も、独孤家の権力と王氏の気迫には逆らえず、言いなり状態。曼陀は、王氏の頼もしさに、やっと味方ができたって心強く思ったみたいね。
般若、命がけの策略!我が子との別れ
さて、宮廷では、宇文毓が嬉しそうに般若とお腹の子の名前を考えてる。独孤信が丞相に戻ってくれることも喜んで、二人はしばし穏やかな時間…と思いきや!
侍医が、書斎の香炉から新たな毒物「馬銭子(マチンシ)」を発見!これを吸うと精神に異常をきたすらしいの。侍医からこっそり報告を受けた般若は、毒を入れ替えさせながら、「宇文護…どこまで非情なの…」って震えるのよ。夫を一日たりとも生かしておきたくないってことよね…。
宇文護の魔の手から宇文毓を守るため、般若はとんでもない作戦を思いつく!龍興寺(りゅうこうじ)に宇文護を呼び出して、「あなたの他の子供たちを殺したら?」なんて焚きつけて、わざと彼を激怒させるの。案の定、逆上した宇文護ともみ合いになって、般若は階段から転落!もちろん、これは計算通り。
衝撃で産気づいた般若は、必死の思いで女の子を出産。でも、すぐにその子を「済慈院(さいじいん)」っていう施設に秘密裏に送り、「宇文護様、あなたのせいで流産しました。男の子だったのに…」って嘘をつくの!
宇文護は、まさかそれが嘘だなんて思わない。しかも、部下の哥舒(かじょ)から「階段には油が塗られていた。若様(宇文護の息子)の仕業です」なんて聞かされたもんだから、自分が般若の子を殺してしまった、しかも自分の息子が原因で…って、罪悪感でいっぱい!これで宇文毓を害する気力も失せちゃったわけ。上手くいったけど、あまりにも悲しい嘘よね…。
宇文毓にも流産したと伝えられ、彼は何も知らずに悲しむ。般若は、これも全部「趙貴(ちょうき)の残党のせい」ってことにして、うまくごまかすの。
後日、体力が回復した般若は、伽羅にだけ真相を打ち明けるの。「いつか一緒に、済慈院に娘に会いに行ってほしい」って…。姉妹の絆が、ここでも般若の支えになるのね。
再び曼陀サイド:側室バトル勃発!
王氏の後ろ盾を得た曼陀は、屋敷の側室たちを名簿で管理しようとするんだけど、裴錦娘(はい きんじょう)っていう側室が反抗的。彼女は兄が李昞の副将だからって、態度が大きいのよ。でも、そんなの王氏には通用しない!ピシャリと平手打ち&お仕置きよ!
王氏はさらに、他の側室の子供たちを曼陀に育てさせて、寵愛を得させようとするんだけど、曼陀は気が進まないみたい。王氏は「早く一人前の郡公夫人になりなさい!」ってハッパをかけるんだけど、曼陀の苦労はまだまだ続きそうね…。
つづく