あらすじ
楊堅(ようけん)と伽羅(から)の夫婦仲は依然として険悪だが、般若(はんじゃく)の仲裁と曼陀(ばんた)の妊娠の知らせが楊堅の心を揺さぶる。一方、李昞(りへい)の屋敷では、曼陀の策略により錦娘が失脚し、李昞は病に倒れる。曼陀は裏で権力を握り、冷酷さを増していく。般若は楊堅と伽羅の関係修復のため、宴での剣舞を提案するが、楊堅は一度拒絶。しかし、宇文邕(うぶんよう)が伽羅に接近したことで嫉妬し、自ら指導役を買って出る。練習を通して二人の距離は縮まるが、宴直前に楊堅が贈ったドレスが破られ、伽羅が宇文邕のドレスを着ることになり、楊堅の嫉妬はさらに深まるのだった。
ネタバレ
すれ違う夫婦の心…楊堅(ようけん)、意地っ張りすぎ!
前回から引き続き、楊堅(ようけん)と伽羅(から)はギクシャクモード。側近の鄭栄(てい えい)が「奥様なんだから、誤解で喧嘩しないでくださいよ~」ってなだめるんだけど、楊堅ったらもう、テコでも動かない!「伽羅(から)とは相性が悪いんだ!」なんて言い出す始末。しまいには鄭栄のせいにするなんて、ちょっと大人げないぞ、楊堅!
そんな中、楊堅は般若(はんじゃく)姉様に呼び出されます。さすが皇后、般若姉様は「伽羅は甘やかされて育ったから、ちょっとキツいところもあるけど、私がちゃんと叱っておいたから。あなたも大目に見てあげてね」と、見事に場を収めます。楊堅も根は素直なので、「これからは伽羅を大切にします」と約束。
…と、ここで侍女の春詩(しゅんし)から爆弾発言!なんと、曼陀(ばんた)が妊娠したっていうじゃないですか!それを聞いた楊堅、明らかに動揺してる…。やっぱり、まだ曼陀(ばんた)のことが忘れられないのね。般若姉様はその様子に気づきつつも、宇文毓(うぶんいく) の帝位のためには楊家の力が必要だから、今は波風立てたくない感じ。
屋敷に戻った楊堅は、落ち込んだところに曼陀からの手紙を受け取ります。中には曼陀の髪と祝福の言葉が…。かつて愛した人が他の男の人と結婚して、しかも子供まで…。これには楊堅もたまらず号泣!切ない…切なすぎるよ、楊堅!
一方、隴西郡公の屋敷では恐ろしい陰謀が…
場面は変わって、李昞(りへい)の屋敷。錦娘(きんじょう)が「私は曼陀様を陥れようとなんてしていません!」って泣きながら訴えています。李昞も疑心暗鬼で、息子の李澄(りちょう)に「ちゃんと調べたんだろうな?無実の人を罰するなよ」と確認。
でも、李澄は用意周到でした。「曼陀様の一件は証拠がないですが、もっと重大なことが…」と、李昞の耳元で囁きます。「錦娘様の産んだ二番目の若様は、父上の子ではありませぬ!」
これを聞いた李昞、大激怒!すぐに「滴血認親」(血液鑑定みたいなもの)を実行!結果、やっぱり血は混ざり合わず…。怒り狂った李昞は、息子を屋敷から追い出し、錦娘の不倫相手を「轢き殺せ!」と命じるという、とんでもない展開に!錦娘がいくら「冤罪です!」と叫んでも、もう後の祭り…。
このショックで李昞は病に倒れてしまいます。でもね、皆さん、これ、実は李澄がお金を払って仕組んだ罠だったんです!…と思いきや、さらにその裏で全てを操っていたのは、なんと曼陀!!「螳螂捕蝉黄雀在后(カマキリがセミを狙う後ろで、黄雀がカマキリを狙っている)」とは、まさにこのこと!李昞が意識不明なのをいいことに、曼陀は他の側室たちをいびり倒し、誰も逆らえない状況に…。曼陀、恐ろしい子…!
近づく?離れる?剣舞が繋ぐ(かもしれない)夫婦の絆
さて、場面は再び伽羅サイドへ。お姉ちゃんの般若に甘えながら、楊堅との関係を愚痴る伽羅。「楊堅が冷たいから、私もついキツくなっちゃうのよ」と。般若は「夫婦なんだから、離婚なんて簡単に口にしちゃダメよ」と諭しつつ、二人の仲を取り持つために、宮中の宴会で夫婦揃って剣舞を披露することを提案します!ナイスアイデア、姉様!
でも、伽羅はこの提案に頭を抱えます。侍女の冬曲(とうきょく)は「楊堅様は責任感の強い方だから、皇后様(般若)の意向に逆らわないはずですよ」と励ますけど…
なんと、楊堅、まさかの皮肉たっぷりに拒否!「えー、やだよー」みたいな感じで!これには伽羅もプライドを傷つけられ、プンプン怒ってその場を去っちゃいます。鄭栄が「曼陀様はもう遠い存在なんですから、目の前の奥様を大切にしないと」って言うんだけど、楊堅は伽羅とどう向き合えばいいか分からず、拒絶することで現実逃避しちゃってる感じ…。もう、不器用なんだから!
慈善院で冬曲に「楊堅ったらひどい!協力するどころか邪魔するなんて!」と愚痴る伽羅。冬曲は「丁寧にお願いすれば、きっと引き受けてくれますよ」と言うけれど、プライドの高いお嬢様・伽羅が簡単に頭を下げられるわけもなく…。
そこに救世主(?)登場!宇文邕(うぶんよう)がやってきて、「僕が剣舞を教えてあげるよ」と優しい言葉。二人が親密に練習していると…
それを見ちゃった楊堅、面白くない!嫉妬メラメラ!宇文邕(うぶんよう)をさっさと追い払い、「俺が教える!」とばかりに伽羅の手を取って練習開始!なんだかんだ言って、気になるんじゃん!この接触で、二人もちょっとドキドキ…♡ 顔、赤くなってるよ!いいぞ、もっとやれ!
宴会直前、またもや波乱の予感…
宴会の日が近づき、楊堅は伽羅にピンク色の素敵なドレスをプレゼント。「これを着てほしい」って。素直じゃないけど、ちゃんと伽羅のこと考えてる!…と思ったら、そのドレスが何者かによって切り刻まれる事件が発生!えぇー!?誰なのよ、そんなことするの!
仕方なく、伽羅は以前宇文邕(うぶんよう)が作ってくれたドレスを着ることに。それを見た楊堅、またしても嫉妬心むき出し!めちゃくちゃ不機嫌になってます…。
さあ、宴会はどうなる!?この夫婦、前途多難すぎ!
つづく