今回は、ついに船を降りて商売を始めようとする端午(たんご)の奮闘と、そこに立ちはだかる試練、そして燕子京(えん・しけい)の思惑が絡み合う、見どころ満載のエピソードだったね!
早速、第5話のあらすじとネタバレを、私の熱い感想と共にお届けしちゃうよ!
波乱の船出!端午(たんご)、商才を開花させられるか?
前回、なんとか燕子京(えん・しけい)を言いくるめて、早期下船の許可をもぎ取った端午(たんご)。でも、船を降りて何を売るかっていうと、まだ漠然と「廃品」くらいしか思いついてないんだよね。昔、曹頭(そうとう)が1斤18文で売ってたのをヒントに、端午はひらめく!「そうだ!廃品を丁寧に加工して、薬屋とかに売ればもっと儲かるんじゃない?」って。さすが端午、目の付け所が違う!
でも、問題は大量の廃品をどこで手に入れるか。端午は勇気を振り絞って、衛司会(えいしかい)の衛彦(えいげん)に直談判!自分の考えた儲けのカラクリを熱弁するんだ。衛彦も、端午の熱意と、自分にも利益があるってことで協力を約束。おかげで、なんと200斤もの廃品をゲット!やったね、端午!
この儲け話を独り占めしないのが、端午の良いところ。船底で一緒に働く奴隷仲間にも声をかけて、みんなで廃品の加工作業をスタート!一致団結して作業する姿は、見ていて胸が熱くなったなぁ。
初めての商売は甘くない!待ち受ける非情な現実
いよいよ下船の日。小蝦米(しょうこうべい)に見送られ、たった一人で荷車を引いて市場へ向かう端午。でも、初めての商売はそんなに甘くなかった…。
薬屋を回っても、「見慣れない顔だ」「定住者じゃないから、何かあっても困る」って、ことごとく門前払い。うーん、世知辛い!こっちまで悔しくなっちゃったよ。
そんな中、合浦(がっぽ)の真珠場(しゅば)が焼けちゃったもんだから、崔十九(さいじゅうきゅう) は朝廷への言い訳ができなくて大慌て。「どんな高値でもいいから、朝廷が要求する宝飾品を回収しろ!」って、部下に極秘命令を出してるみたい。この動きが、後々どう絡んでくるのか…不穏な空気だよね。
一方、燕子京(えん・しけい)は船が広州に近づいたタイミングで、現地の有力者に挨拶回り。さすが商売人、抜かりがない!船倉に積んである西域の美しい宝石をいくつか手土産にするだけで、あっという間に相手の懐に入り込んで、宝石販売の協力まで取り付けちゃうんだから。この男、やっぱりただ者じゃないね!
絶望の淵からの逆転劇!端午の執念が炸裂!
さて、我らが端午はというと…やっとのことで廃品を買い取ってくれる商人を見つけたんだけど、これがとんでもない食わせ物だった!
受け取った銀票を換金しに行ったら、なんと「印鑑が偽物だ」って言われちゃうの!えぇー!初めての商売でいきなり詐欺に遭うなんて、あんまりだよ!パニックになる端午。
すぐに例の商人が言ってた薬屋に行くと、そこにいたのは…なんと曹頭!曹頭は「お前が出荷量を間違えたせいだ!」とか言って、端午を燕子京の元へ突き出そうとするんだ。燕子京もびっくり。曹頭が「210斤の荷物だ」と言ったのを聞いて、端午はピンとくる。「計量した時は、私とあの悪党しかいなかったはず。なんで曹頭が正確な量を知ってるの?絶対グルだ!」って。キーッ、悔しい!
甲板に引きずり出された端午は、鞭打ち20回の罰を受けることに…。見てるこっちも辛かったよ…。燕子京はさらに端午を船底の奴隷に戻そうとするんだけど、ここで端午が食い下がる!「必ず失った荷物を取り戻します!もう一度チャンスをください!」って、涙ながらに懇願するんだ。その姿が、昔の自分と重なったのか、燕子京は端午の願いを聞き入れるの。このシーン、グッときたなぁ。
その夜、端午は曹頭の寝所に忍び込み、匕首を突きつけて詐欺師の居場所を吐かせる!やる時はやる女、端午!そして、見事にお金を取り戻すことに成功!しかも、ちゃんと自分の取り分も確保してるあたり、ちゃっかりしてて可愛い(笑)。
燕子京の真意と、端午の新たな決意
お金を取り戻したのに、燕子京はまだ端午のやり方に不満げ。「なんで?」って思う端午に、燕子京は諭すように言うんだ。「廃品を売るってことは、曹頭の商売を邪魔したってことだ。だから、こういう波風も立つ」って。なるほどねぇ。
端午は、なんで燕子京が小賢しい曹頭をかばうのか理解できないんだけど、燕子京は「曹頭は俺の命令をきちんとこなす。俺にとって役に立つ人間は、絶対に見捨てない」と断言。うわー、厳しいけど、これが燕子京のやり方なんだね。
それを聞いた端午は、決意を新たにする。「絶対に、燕子京にとって役に立つ人間になってみせる!」って。この強い眼差し!端午の成長物語から、ますます目が離せないよ!
つづく