第2話は、そんな私たちの期待を裏切らない、ハラハラドキドキの展開だったよ!さっそく、ネタバレ全開で振り返っていこう!
炎の中の再会と、向けられる刃
付聞淵(ふぶんえん)
に助け出された鹿南一(ろくなんいつ)。ホッとしたのも束の間、自分の大切な書舎が燃えているとの知らせが!「私の原稿が!」
彼女は燃え盛る炎の中に飛び込んでいく。命よりも大切な手稿を抱え、よろめいたその時…彼女を力強く支えたのは、なんと林清秋(りんせいしゅう)だった!
でも、感動の再会なんて雰囲気じゃない。周りを取り囲んだ野次馬たちは、鹿南一(ろくなんいつ)を指さして「人殺し!」と叫ぶんだ。そう、彼女は連続殺人事件の犯人だと疑われていたんだよね。
「彼女は犯人じゃない。何者かにハメられたんだ」
林清秋(りんせいしゅう)は、民衆の前でキッパリと彼女の無実を宣言。ここから、二人の共同捜査が始まるんだ!
天才的な捜査と、すれ違う想い
事件現場に戻った二人。林清秋(りんせいしゅう)は、なんと酢を地面にまき、赤い傘で光を遮ることで、見えなかったはずの血痕を浮かび上がらせるんだ。さすが都一のエリート、やることが違う!犯人が遺体を棺桶に隠したことまで見抜いちゃう。
でも、そんな二人の間に、宮北音(きゅうほくおん)が割り込んでくる。「私の従兄(林清秋)を巻き込まないで!」と鹿南一(ろくなんいつ)に敵意むき出し。鹿南一も「昔、私を裏切ったのはそっちでしょ…」と心の中でつぶやくんだ。二人の間には、まだ深い溝があるみたいだね。
珍妙な潜入捜査と気まずい鉢合わせ
一方、鹿南一は付聞淵とタッグを組んで、被害者の養子・姬信石(きしんせき)のもとへ。医者のフリをして探りを入れるんだけど、これがもうドタバタコメディ!
そこにタイミング悪く林清秋が登場!慌てた鹿南一はベッドの下に隠れるんだけど、ネズミに驚いて飛び出しちゃって、全員と気まずいご対面(笑)。
鹿南一は「養子の姬信石が怪しい!」と主張するけど、林清秋は「憶測で話すな」とピシャリ。捜査方針でも二人はぶつかっちゃうんだ。
絶体絶命!林清秋、命を懸ける
世間の風当たりはどんどん強くなって、鹿南一の本は全く売れなくなってしまう。そんな彼女を慰めようとする林清秋と、すかさず現れる付聞淵。鹿南一をめぐる男たちの火花がバチバチ!
とうとう民衆に囲まれてしまった鹿南一。その時、林清秋が前に出て、こう宣言するんだ。
「三日以内に真犯人を捕まえる。できなければ、この命を差し出そう」
きゃー!林清秋、カッコよすぎ!自分の命を懸けて鹿南一を守るなんて…!
逆転の一手!真犯人を追い詰める罠
その夜、鹿南一は自分の書いた古い原稿を読み返していて、ある重大な矛盾に気づく。これぞ逆転のヒント!
彼女は付聞淵と協力して、真犯人・姬信石を炙り出すための罠を仕掛ける。
二人は大金を持って医館に現れ、わざと姬信石の前で「これで口止めを…」なんて意味深な会話をして去っていく。
その直後、林清秋の部下が薬をもらいに行くと、動揺した姬信石は、いつもと違う「薬包の包み方」をしてしまう。そして、その包み方こそが、連続殺人事件の現場に残された証拠とピッタリ一致したんだ!
「姬信石を逮捕せよ!」
林清秋の号令が響き渡り、ついに真犯人は御用!些細な「癖」から犯人を見つけ出すなんて、見事な逆転劇だったね!
事件は解決したけど、鹿南一、林清秋、そして付聞淵の三角関係はますます複雑に…。
『鹿苑記~僕の生意気な彼女~』第2話の感想
『鹿苑記』第2話は、鹿南一が犯人だと疑われる緊迫感から、見事に潔白を証明するまでの展開がスピーディーで引き込まれました。林清秋が見せた酢を使った科学捜査は興味深く、対照的に鹿南一と付聞淵の潜入捜査はコミカルで、物語の良いアクセントになっていました。犯人を特定した決め手が「薬包の包み方」という日常の癖だった点は、脚本の巧みさを感じさせます。事件解決を通して、鹿南一を巡る二人の男性の対立関係も明確になり、今後の三人の関係の変化から目が離せません。
つづく