眠れない夜に偶然再会した莺莺と師匠の姜長清(きょうちょうせい)。二人の間には気まずくも甘い空気が流れる。そんな中、姜長清は沐お嬢様と親しげに振る舞い、莺莺の心をかき乱す。彼の真意はどこにあるのか?さらに彼は、婚礼衣装の試着を莺莺に手伝わせることで、二人の距離を縮めようと試みる。言葉にできない想いが交錯する、じれったくも切ない恋の駆け引きが描かれる。

「雪上恋歌 ~天に刻まれた悠久の愛~」あらすじネタバレ15話

今回も『雪上恋歌』の胸キュン&じれった展開を熱く語っちゃいますよ!第15話、見ましたか?もうね、師匠・姜長清(きょうちょうせい)の策略にまんまとハマる莺莺が可愛すぎて、テレビの前で「がんばれー!」って応援しちゃいました。それでは早速、あのドキドキの展開を振り返っていきましょう!

眠れない夜に芽生えた、言葉にならない想い

物語は、莺莺が師匠からもらった(と思っている)簪を手に、眠れない夜を過ごすシーンから始まります。この簪を返すか返さないか…乙女心が揺れ動く中、意を決して部屋を出ると、なんとそこには同じく物思いにふける師匠・姜長清の姿が!

運命的な再会に、二人の間には気まずいけど、どこか甘い空気が流れます。結局、莺莺は簪を師匠に突き返すのですが、その帰り道、師匠の後ろを子供のようについて歩く莺莺の姿が、もう健気で…。言葉はなくても、お互いを意識しまくっているのが伝わってきて、ニヤニヤが止まりませんでした!

師匠のヤキモチ大作戦!これってわざとでしょ?

今回のメインイベントと言ってもいいのが、姜長清のヤキモチ誘発作戦!なんと師匠、沐(もく)お嬢様と協力して、莺莺の前でわざと親密なフリをするんです。二人で仲睦まじく談笑する姿を柱の陰から見つめる莺莺…。

胸が苦しくなって、八つ当たりするように果物をザクザク切る姿は、見ていて切なかったですねぇ。でも、それだけ師匠のことが好きだってこと!嫉妬に耐えきれず、ついにその場を飛び出してしまう莺莺を見て、師匠は心の中で「計画通り」とほくそ笑んでいたに違いありません。策士だわ、師匠!

真っ赤な婚礼衣装が暴いた、二人の本音

ヤキモチ作戦で莺莺の気持ちを確信した(?)師匠は、さらに追い打ちをかけます。なんと、沐お嬢様との婚礼衣装合わせの準備と称して、莺莺に手伝いをさせるんです。

いつもはおしゃべりな莺莺も、この時ばかりは黙り込んで、神妙な面持ちで師匠の衣を整えます。指先が触れ、衣の帯を締めるうちに、二人の距離は急接近!見つめ合う視線が、もうどうしようもなく熱い!

そしてとどめの一言が、姜長清から放たれます。「そなたと沐殿は背格好が似ている。代わりに試着してみてはくれぬか?」と、真っ赤な婚礼衣装を莺莺に手渡すなんて…!そんなの、意識するに決まってるじゃないですか!固まってしまう莺莺の気持ち、痛いほどわかります。師匠、あなた自分の気持ちにも気づいてるくせに、どこまでじらすんですか!

『雪上恋歌 ~天に刻まれた悠久の愛~』第15話の感想

今回の第15話は、言葉ではなく行動で互いの本心を探り合う、実に濃密な回でした。姜長清が仕掛けた嫉妬作戦は、彼の莺莺への深い想いの裏返しであり、その回りくどさに彼の不器用な愛情が透けて見えました。一方、その策略に心をかき乱される莺莺の姿は、恋する少女そのもので、彼女の純粋さがいじらしく胸を打ちます。特に、婚礼衣装を前にした二人のシーンは、触れそうで触れられない距離感と、交わされる視線だけで多くの感情を物語っており、秀逸な演出だと感じました。お互いの気持ちはほぼ確信に変わっているはずなのに、素直になれない二人の関係が、物語に深い奥行きを与えています。静かながらも、登場人物たちの心の機微が丁寧に描かれた、見応えのある一話でした。

つづく