縁結びを成功させたにもかかわらず、師匠への想いに気づき始めた莺莺は複雑な心境に。一方、姜長清(きょうちょうせい)と梅思月(ばいしげつ)の「偽の恋人作戦」は順調に進んでいるように見えた。そんな中、莺莺は失意の章公子(しょうこうし)と酒を酌み交わすが、偶然にも隣の部屋で会っていた姜長清と梅思月に鉢合わせてしまう。この気まずい偶然が、二人の関係を大きく動かすことに。そして、ある決意をした彼らの前に、謎めいた女性が現れ、新たな波乱を予感させる。

「雪上恋歌 ~天に刻まれた悠久の愛~」あらすじネタバレ16話

縁結びのお仕事、大成功!のはずが、主人公・莺莺(えいえい)の心はなぜか晴れない…。そんな切ない幕開けとなった『雪上恋歌』第16話。今回も、恋の矢印がとんでもない方向を向いていて、目が離せない展開でしたね!

早速、詳しく振り返っていきましょう!

お師匠様である姜長清(きょうちょうせい)と梅思月(ばいしげつ)の縁結びに成功したはずなのに、莺莺の表情は浮かないまま。自分の部屋に戻っても、喜びよりも胸のモヤモヤが勝ってしまいます。「もしかして、お師匠様のこと…好きになっちゃった?」なんて、自分の気持ちに戸惑う莺莺。恋心って、本当にままならないものですよね。もしかしたら、これも全部、月老(げつろう) 様のいたずらなんじゃないかって疑心暗鬼になる気持ち、すごく分かります。

その一方で、姜長清(きょうちょうせい)と梅思月(ばいしげつ)の「偽カップル作戦」は、なんだかいい感じに進んでいる様子。演技のはずが、お互いに本物の感情が芽生え始めているように見えて、こちらまでドキドキしちゃいます。

そんな中、莺莺は失意の章公子(しょうこうし)を誘って、二人でやけ酒を飲むことに。お酒の力を借りて、「あなたと梅思月(ばいしげつ)様があんなに深い仲だったなんて知らなくて、本当にごめんなさい!」と素直に謝る莺莺。酔いが回るにつれて、お互いの傷心を慰め合う二人…なんだか切なくて、ちょっと危うい雰囲気が漂います。

と、その時!隣の個室から聞き覚えのある声が…。莺莺がこっそり覗いてみると、そこにはなんとお師匠様と梅思月の姿が!まさかのWデート状態に、莺莺は思考停止。

さらに悪いことに、泥酔した章公子がよろけた拍子に、莺莺をドン!と押してしまい、二人は隣の部屋になだれ込むように突入!扉が開いた先には、驚く姜長清(きょうちょうせい)と梅思月。気まずい空気の中、4人の視線が交錯する、まさに大型修羅場の完成です!真っ赤な顔で固まる莺莺と、まだ状況が飲み込めていない章公子…。この気まずさ、想像するだけで胃が痛くなりそう!

でも、この最悪の鉢合わせが、逆に事態を好転させるきっかけになるから面白い。この一件で、姜長清と梅思月の間にあった最後の誤解がスッキリ解消!お互いの気持ちを確かめ合った二人は、障害を乗り越えるために「駆け落ち」という大胆な決断を下すのです!

しかし、物語はそう簡単には進みません。酒楼を出て駆け落ちへと向かう三人の前に、今度は身投げをしようとする一人の女性が…。でも、数々の縁結びで人間観察眼を養ってきた莺莺は、すぐに見抜きます。「この人、死ぬ気なんてない。演技だわ!」と。彼女の鋭い指摘通り、この女性の行動には裏の目的が隠されているようでした。一体、何が目的なのでしょうか?

『雪上恋歌 ~天に刻まれた悠久の愛~』第16話の感想

今回のエピソードは、登場人物それぞれの想いが複雑に絡み合い、切なさが増してきましたね。自分の本当の気持ちに気づき戸惑う莺莺の姿には、胸が締め付けられました。良かれと思ってしたことが、かえって自分の心を苦しめる結果になるなんて、皮肉なものです。そして、気まずい偶然から生まれた「四者対面」のシーンは、ハラハラしつつも、物語が大きく動くきっかけとなり、見応えがありました。不器用ながらも自分の気持ちに正直になろうとする登場人物たちの姿が印象的で、彼らがこの先どんな選択をしていくのか、じっくりと見守りたくなります。単純な恋愛模様だけでなく、それぞれのキャラクターが抱える心の葛藤が丁寧に描かれている点が、このドラマの深い魅力だと改めて感じました。

つづく