科挙に合格し、一躍時の人となった陸徜(リク・ショウ)。二人の活躍により、妹である簡明舒(カン・メイジョ)も周囲から注目を浴びることに。しかし、陸徜(リク・ショウ)には明舒の身分に関わる重大な法的問題が迫っていた。彼女を罪人にはさせないため、陸徜はある悲痛な決断を下す。それは、彼女への秘めた恋心を永遠に封印することを意味していた……。

「めぐり逢いの花婿」あらすじネタバレ22話

モテモテの兄と幼馴染、そして嘘の婚約者

科挙の結果発表の日、街は大変な賑わいを見せていました。簡明舒(カン・メイジョ)にとっては、兄の陸徜(リク・ショウ)と、彼女に想いを寄せる宋青沼(ソン・チンジャオ)の二人が優秀な成績を収めたため、鼻が高い一日です。殷淑君(イン・シュージュン)や聞安県主(ブンアンケンシュ)からも冷やかされ、上機嫌な明舒。

ところが、その人気ぶりがあだとなります。優秀な婿候補を狙う人々や、明舒に取り入ろうとする令嬢たちに囲まれ、身動きが取れなくなってしまったのです。慌てて逃げ出す明舒たちを、馬に乗った陸徜(リク・ショウ)が颯爽と助けに来ました。

婿候補を狙う人々に対し、陸徜(リク・ショウ)はとっさに嘘をつきます。江臨(こうりん)に許嫁がいるため、約束を破るわけにはいかないその言葉でその場は収まりましたが、明舒の心には小さな波紋が広がりました。

過去の影と新たな誤解

帰宅後、明舒は曾(そう)ばあやに、陸徜の許嫁について探りを入れます。曾ばあやは、確かに幼馴染はいたものの、当時の陸徜は恋愛に関心がなかったと説明。そして逆に、明舒にこう問いかけました。もし捨てられた相手が戻ってきたら、やり直す気はある?

明舒の答えはきっぱりとしたものでした。絶対に振り返らない。すれ違ったままの方がいいその言葉に、陸徜との関係への複雑な思いが見え隠れします。

そんな中、蘇棠梨(そ・とうり)が陸徜を訪ねてきました。二人きりで話したいという彼女の態度に、明舒は胸がざわつきます。もしかして、彼女があの許嫁なの?明舒の心に、嫉妬と不安が渦巻き始めました。

蘇棠梨の危険な賭け

蘇棠梨の目的は、愛の告白ではありませんでした。彼女は今、豫王(ユーワン)の屋敷に身を寄せており、陸徜を豫王(ユーワン)の派閥に引き込もうとしていたのです。しかし、陸徜はきっぱりと拒絶。危険な道を歩む彼女を諭しますが、蘇棠梨は聞く耳を持ちません。

屋敷に戻った蘇棠梨を待っていたのは、豫王(ユーワン)による恐ろしい忠誠心のテストでした。彼女は気絶させられ、生き埋めにされかけます。目が覚めた彼女は、これが逃亡するかどうかの試めしだと悟り、恐怖に震えながら屋敷へと戻るのでした。

戸籍の壁と究極の選択

一方、陸徜には新たな問題が浮上します。友人の応尋(おう・じん)が、陸家の公験(身分証明書のようなもの)を持ってきたのです。そこには明舒が妹として記載されていますが、実際の戸籍には彼女の名前がありません。もし朝廷に照合されれば、不正がバレて大罪に問われてしまいます。

陸徜は決断を迫られました。明舒を守るためには、正式に彼女を陸家の戸籍に入れ、本当の妹にするしかありません。しかしそれは、彼女との結婚という未来を、自らの手で断つことを意味していました。

その頃、明舒は宋青沼(ソン・チンジャオ)が自分のために親に逆らい、怪我までしていたことを知ります。彼の深い愛情に触れ、心が揺れ動く明舒。陸徜は役所へと急ぎます。愛する明舒の安全のためなら、自分の想いなど犠牲にしても構わない。そう自分に言い聞かせながら。

兄として生きる決意

帰宅した陸徜は、庭で眠る明舒を見つけ、思わず抱きしめます。彼の異変を感じ取る明舒ですが、陸徜は昔のことを思い出していただけと誤魔化しました。

ここで明舒が、決定的な相談を持ちかけます。宋青沼(ソン・チンジャオ)と向き合ってみようと思うのその言葉は、陸徜の心を粉々に砕きました。それでも彼は、兄としての仮面を被り、震える声でそれがいいと賛成します。

その後、ついに戸籍の手続きが完了しました。書類上の明舒は、正式に陸徜の妹となりました。曾ばあやが心配そうに見つめる中、陸徜は絶望を隠して署名します。もう後戻りはできません。

涙の祝杯

明舒が宋青沼のために手料理を振る舞う姿を見て、陸徜の心は限界を迎えます。彼は応尋のもとへ行き、浴びるように酒を飲みました。もし戸籍の問題がなければ、俺にも機会があったかもしれないしかし、自ら選んだ道です。彼は明舒の幸せのため、一生良き兄であり続けることを誓うのでした。

泥酔して帰宅した陸徜を、明舒が介抱します。意識が朦朧とする中、陸徜は彼女の頭を優しく撫でて言いました。お前が誰に嫁ごうと、俺はずっと味方だ……

翌日、曾ばあやは落ち込む陸徜を慰めます。陸徜は痛みをこらえ、兄という立場から二人を祝福すると改めて心に決めるのでした。

第22話の感想

陸徜の決断が切なすぎて、涙なしでは見られません!明舒の命を守るために、法的に兄妹になる道を選び、自ら恋人への道を閉ざすなんて……。まさに究極の愛ですが、その優しさが明舒には自分に関心がないと伝わってしまうのがもどかしいですね。泥酔して本音を隠し、頭を撫でるシーンは胸が締め付けられました。一方、蘇棠梨と豫王のパートはサスペンスフルで怖すぎます。この温度差もドラマの魅力ですね。

つづく