魏儼(ウェイ・イェン)は、魏家と小喬(シャオチャオ)を守るため、ある壮絶な覚悟を決めて魏劭(ウェイ・シャオ)のもとを去る。一方、魏劭(ウェイ・シャオ)はついに一連の騒動の黒幕を突き止める。捕らえられた真犯人が語る身勝手な愛の言葉に、魏劭の怒りが爆発。彼が下したあまりに冷酷な制裁とは?そして、全てを失ったはずの悪女が、驚くべき執念で再び這い上がろうとしていた。

「折腰(せつよう)」あらすじネタバレ28話

魏儼(ウェイ・イェン)の決断と別れ

流言を操っていた黒幕を必ず見つけ出し、身の潔白を証明すると約束する魏劭(ウェイ・シャオ)。彼は兄である魏儼(ウェイ・イェン)に、どうか家に残ってほしいと懇願します。

しかし、魏儼(ウェイ・イェン)の決意は固いものでした。魏劭(ウェイ・シャオ)は城門まで追いかけ、必死に説得を試みます。けれど魏儼(ウェイ・イェン)はわかっていました。自分が去ることだけが、小喬(シャオチャオ)を傷つけず、魏劭(ウェイ・シャオ)の尊厳を守る唯一の道なのだと。

魏儼は、自分自身の力で新たな天地を切り開きたいと語り、魏劭に自分を行かせてくれと頼みます。そして、彼は驚くべき行動に出ました。なんと自らの指を一本切り落とし、誓いを立てたのです。徐(シュー)夫人夫人が生きている限り、決して辺州(へんしゅう)の敵となり、魏国に刃向かうことはないと。

魏儼は酒壺の酒をあおり、その望郷と名付けられた酒壺を魏劭に託すと、馬を駆って去っていきました。あまりに切なく、男気あふれる別れのシーンでしたね。

徐(シュー)夫人夫人の病と魏家の騒動

転倒して以来、徐(シュー)夫人夫人は病に伏せってしまいました。小喬(シャオチャオ)がつきっきりで看病しています。

そこへ、徐夫人が倒れたと聞いた魏夫人が大慌てで駆けつけてきました。事態を重く受け止めすぎて泣き叫び、あろうことか以前から用意していた死に装束まで持ち出す始末。これには小喬(シャオチャオ)も慌てて止めに入り、お義母様、お祖母様はただ眠っているだけですとたしなめます。

目を覚ました徐夫人は、そんな嫁の騒ぎように呆れつつも、心の中は複雑です。皆を下がらせた後、魏儼が家を去ったことを思い出し、ひとり涙を流すのでした。気丈な徐夫人の涙には、胸が締め付けられます。

黒幕・蘇娥皇(スー・エホワン)との対決

魏劭は中庭でひとり、悲しみに暮れていました。小喬は彼に寄り添い、優しく慰めます。あなたなら必ず黒幕を見つけられるはず徐夫人を病に追い込み、魏儼を追放させた闇に潜む毒蛇を許すわけにはいきません。

ついに魏劭は、侍女の蘭雲(ラン・ウン)と蘇子信(ソ・シシン)を捕らえました。厳しい尋問の末、蘇子信はすべてを白状します。種のすり替えも、喬慈(チャオ・ツー)を陥れたのも、すべて蘇娥皇(スー・エホワン)の指示だったのです。

証拠を突きつけられた蘇娥皇(スー・エホワン)ですが、往生際が悪かったですね。彼女は自分の不遇な生い立ちを語り、同情を誘おうとします。さらに私は牡丹の運命を持つ女。あなたに天下を取らせてあげられると、魏劭への愛を訴えかけました。

偽りの牡丹と残酷な制裁

しかし、魏劭の心は微動だにしません。お前は兄上にふさわしくないそう言い放つと、蘇娥皇の額にある牡丹の花鈿(かでん)を指で拭い去りました。そう、その牡丹は偽物だったのです。

魏劭は真実を告げます。亡き兄・魏保(ギ・ホ)は、牡丹が偽物だと知っていながら彼女を娶り、陳翔(チン・ショウ)もまた彼女のために玉楼を建てたのだと。彼らは蘇娥皇を心から愛していたのに、彼女は感謝するどころか欲望に溺れてしまったのです。

魏劭は蘇娥皇から玉佩(ぎょくはい)を奪い返すと、冷酷な決断を下します。なんと、彼女の鼻を削ぎ落としたのです。さらに蘭雲と蘇子信を処刑。魏劭は取り戻した玉佩を兄の位牌に供え、兄の無念を思いました。

蘇娥皇の執念と新たな野望

魏家を追放された蘇娥皇。鼻の傷から血を流しながら馬車に揺られる姿は、あまりに無惨でした。侍女たちはもう彼女を娶る者はいないと見限り、夜に金品を奪って逃げようと画策します。

しかし、蘇娥皇は腐っても蘇娥皇です。企みに気づき、主犯格の侍女二人を容赦なく斬り殺しました。残った侍女たちは恐怖で震え上がります。

蝶の仮面をつけて顔の傷を隠した蘇娥皇は、薛泰(セツ・タイ)に連絡を取り、共に良崖(リョウガイ)へと向かいました。

良崖での再起

良崖に到着した蘇娥皇は、劉琰(リウ・イェン)に取り入り、同盟を結ぶことに成功します。私は天下の王を選ぶ者だと豪語する彼女の度胸には驚かされますね。

そこへ武山国からの使者が現れ、蘇娥皇を桃州牧の妾(めかけ)にしたいと申し出ます。狙いは彼女が持つ5万の兵馬でした。蘇娥皇は妾になどなるものかと拒否しますが、使者は強気です。

しかし、ここで予想外の展開が。劉琰は彼女を渡すことを拒否し、なんと私が彼女を正妻として娶ると宣言したのです。鼻を失い、全てを失ったはずの蘇娥皇が、再び権力者の妻の座を手に入れるとは……。彼女の悪運と生命力には、戦慄すら覚えます。

第28話の感想

魏儼が指を切り落として去るシーン、男の覚悟を感じて涙が出ました。彼には幸せになってほしいです。そして今回一番の衝撃は、やはり魏劭による鼻削ぎの刑でしょう。ドラマとはいえ、そこまでやるとは……魏劭の怒りの深さが伝わってきて震えました。それなのに、仮面をつけて即座に次の権力者・劉琰の後妻に収まる蘇娥皇のしぶとさ!まさに悪女の極みですね。彼女が今後どう関わってくるのか、不気味すぎます。

つづく