実の父かもしれない陳滂から、魏家を離れるよう迫られた魏儼(ウェイ・イェン)は、ある決断を下して辺境へと向かいます。一方、魏劭(ウェイ・シャオ)の危機を知った小喬(シャオチャオ)に助けを求めますが、涙ながらに断られてしまいます。絶望的な状況の中、小喬はわずかな手勢と地形を利用した驚くべき秘策を思いつき、夫を救うために戦場へ向かうのでした。
「折腰(せつよう)」あらすじネタバレ30話
魏儼(ウェイ・イェン)の決断と追放
家臣たちが魏儼(ウェイ・イェン)は拍手しながら現れ、彼こそが跡継ぎにふさわしいと称賛します。ところが、魏儼(ウェイ・イェン)はその申し出をきっぱりと拒絶しました。自分は魏家の飯を食べて育った。陳滂の息子にはならないと宣言し、かつて自分の母をさらったのは陳滂ではないかと問い詰めます。
陳滂は真実を語ろうとはせず、なんと魏儼(ウェイ・イェン)に辺境の守備へ行くよう命じました。魏儼が去ったあと、陳滂は複雑な心境を抱きます。彼は魏儼を本来は狼なのに、魏家に飼いならされて犬になってしまったと評していました。彼を再び狼に戻し、主君の座に就かせるためには、あえて厳しい環境に追いやる必要があると考えたのです。
姉妹の再会と悲しい決断
一方、小喬(シャオチャオ)は兵を率いて姉の大喬(ダーチャオ)のもとへ到着しました。身重の大喬(ダーチャオ)を見て安心する小喬(シャオチャオ)でしたが、夫の比彘(ビージー)は不在でした。小喬(シャオチャオ)は切羽詰まった様子で、魏劭(ウェイ・シャオ)の10万の兵に包囲され、絶体絶命のピンチであることを伝えます。
しかし、大喬(ダーチャオ)の反応は予想外のものでした。彼女は涙を流しながらも、援軍を出すことを拒否したのです。博崖(はくがい)の兵力はわずか2万人。夫の比彘もまた、敵との戦いで疲弊しており、大喬は夫を死地へ送り出すことがどうしてもできませんでした。私はあなたのためなら死ねるけれど、夫を犠牲にはできないその言葉に、小喬は何も言えなくなります。ちょうど帰宅した比彘に真実を告げることなく、小喬は涙をこらえてその場を去りました。
小喬の覚悟と奇策
姉の家を出た小喬は、自分の無力さに打ちひしがれていました。大喬が夫を守ろうとする一方で、自分は魏劭(ウェイ・シャオ)を危険な目に遭わせているのではないか、と自責の念に駆られます。侍女の小棗(シャオザオ)はもう一度頼みに行こうと言いますが、小喬は首を横に振りました。
彼女は手元の500人の兵だけで魏劭(ウェイ・シャオ)を助ける決意を固めます。その時、道端で遊ぶ子供たちの姿を見て、あるアイデアが閃きました。地形と水を利用した水攻めです。まともに戦えば勝ち目はありませんが、堤防を築いて水をせき止め、敵が来た瞬間に放流すれば、大軍を一網打尽にできるかもしれません。これは命がけの賭けでした。
決戦!赤い衣の女軍師
魏劭と劉琰(リウ・イェン)の戦いが始まりました。激しい攻防が続く中、小喬は山の上で堤防の建設を指揮していました。さらに、大量の鳥を捕まえておき、敵が来たタイミングで一斉に放つことで、伏兵がいるように見せかける準備も整えます。
翌日、劉琰(リウ・イェン)の援軍である林将軍が川辺に到着しました。すると、対岸に赤い衣をまとった小喬が堂々と立っているのが見えます。魏劭の妻を捕らえれば大手柄だ!敵が色めき立ち、川を渡ろうとしたその瞬間、小喬は堤防を爆破するよう命じました。鉄砲水が敵軍を襲い、劉琰の援軍は壊滅状態に陥ります。
勝利とツンデレな再会
小喬の奇策により、戦況は一変しました。公孫羊(ゴンスン・ヤン)が太鼓を打ち鳴らし、魏劭たちも反撃に転じます。結果、魏劭軍は大勝利を収めました。公孫羊(ゴンスン・ヤン)は夫人が援軍を連れてきたおかげだと称賛しますが、実際は小喬自身の知略による勝利でした。
戦いの後、川に流れる水灯籠を見つけた魏劭は、それが小喬の仕業だと気づきます。彼女が自分のために危険を冒してここへ来たことを悟り、愛おしさがこみ上げました。しかし、公孫羊(ゴンスン・ヤン)の前では素直になれません。あいつはただの小賢しい策を使っただけだ俺のためじゃなく、民のためだろうと憎まれ口を叩きますが、その顔は隠しきれない喜びで緩んでいました。公孫羊も、そんな主君の様子を見て思わず笑みをこぼすのでした。
第30話の感想
姉妹の再会シーンは胸が痛くなりましたね。大喬の夫を守りたいという気持ちも痛いほど分かりますし、それを責めずに去る小喬の強さにも泣けました。そこからの小喬の覚醒がすごい!ただ守られるだけのヒロインではなく、知恵を使って夫を救う姿は本当にかっこよかったです。ラストの魏劭、相変わらずのツンデレぶりですが、嬉しそうな顔が見られてホッとしました。
つづく

