魏劭(ウェイ・シャオ)と小喬(シャオチャオ)は、小喬の実家である康郡を訪れます。そこで魏劭は、長年の確執があった小喬の父と対面。民を想う義父の姿に心を打たれた魏劭は、ある驚きの行動に出ます。一方、姉の大喬(ダーチャオ)は横暴な叔父に対し、夫を守るため毅然と立ち向かいます。そして魏国への帰還後、小喬を待っていたのは、魏家の祖廟に入るという最も重要な儀式でした。
「折腰(せつよう)」あらすじネタバレ32話
姉妹の再会と、少しの距離
魏劭(ウェイ・シャオ)にとって康郡だけでなく、漁陽郡もまた家であってほしいと願っていました。
彼はこれからもずっと、彼女を守り抜く決意を固めています。
小喬(シャオチャオ)はかつて姉の大喬(ダーチャオ)と過ごした思い出の谷を訪れました。姉が琴を弾き、自分が舞った懐かしい場所です。しかし、風景は変わってしまい、寂しさを隠せません。
すると魏劭(ウェイ・シャオ)が顔を上げてごらんと促します。そこには、箜篌(くご)を手にした大喬(ダーチャオ)の姿がありました。二人は昔のように演奏と舞を合わせますが、長い別離のせいか、以前のような阿吽の呼吸とはいかず、どこか余所よそしさが残ります。
大喬(ダーチャオ)が去る際、夫の比彘(ビージー)はその寂しげな背中を支え、焦らなくても、姉妹の絆はきっと元に戻ると優しく励ますのでした。
夫としての覚悟、妻としての願い
その夜、小喬(シャオチャオ)に胸の内を明かします。
私のために、あなたを危険な目に遭わせてしまったのではないかと。
かつての自分の選択を悔やんでいたのです。
魏劭は彼女の手を握り、優しく諭します。君は普通の女子とは違う。天下を胸に抱く女性だそして、自分が彼女の盾となり矛となって戦うと誓いました。
小喬は魏劭の手のひらに指で文字を綴ります。それは、夫の平安を願う祈りの言葉でした。愛おしさがこみ上げた魏劭は、彼女を力強く抱きしめます。
雪解け:魏劭と義父の和解
街を散策していた魏劭は、ある光景を目にします。
小喬の父である郡守(ジョウ・グイ)が、他所から流れてきた多くの難民を受け入れ、食事を与えていたのです。
難民たちは涙ながらに感謝していました。
魏劭はすぐに、軍用の食糧を提供するよう手配します。驚く義父に対し、魏劭は尋ねました。なぜ、これほどの流民を受け入れるのですか?
義父は答えます。彼らは皆、可哀想な人々だ。出身地など関係ない。あなたが水路を引くのが民のためであるように、私もただ天下の太平を願っているだけです
その言葉は、かつて小喬が語った願いと同じでした。魏劭は深く共感し、義父に向かってお義父上(岳丈)と呼びかけます。そして、なんとその場に跪き、深々と礼をしたのです。
長年の確執を超えたこの行動に、義父は涙を浮かべ、震える手で魏劭を助け起こしました。二人の心にあった壁が、音を立てて崩れた瞬間でした。
宴での対立と大喬の反撃
その夜、喬家で宴が開かれますが、喬越(チャオ・ユエ)の態度は相変わらずでした。
魏劭に対して無礼な態度で酒を勧め、名前を呼び捨てにします。
魏劭は相手にせず、冷たくあしらいました。
面目を潰された喬越は、今度は比彘に矛先を向けます。しかし、大喬が黙っていませんでした。喬越が博崖(はくがい)を支配しようとすると、彼女はきっぱりと拒絶。博崖こそが私たちの家ですと宣言します。
宴の後、喬越は大喬を呼び出し、なぜ魏劭に取り入らないのか馬奴(比彘のこと)風情のために家を捨てるのかと激怒します。しかし大喬は、夫を侮辱する父に猛反発。逆上した喬越が手を上げようとしたその時、比彘が駆けつけ大喬を守りました。
夫婦の契りと新たな命への願い
康郡での最後の夜。
小喬と魏劭は部屋で二人きりの時間を過ごしていました。
明日には魏国へ帰らなければなりません。
魏劭は君のために何でもしてあげたいと語りかけます。そして、真剣な眼差しで私との子を産んでほしいと告げました。小喬は彼の耳元で囁きます。あなたに温かい家を、賑やかな家族を作ってあげます
小喬がかつて暮らしたその部屋で、二人は初めて本当の意味で結ばれました。
涙の別れと、祖廟への道
翌日、出発の時。
魏劭は義父に別れを告げます。
すると義父は、魏国の方角に向かって突然跪き、額を地面に打ち付けました。
それは、亡き魏侯(魏劭の父)と徐(シュー)夫人夫人、そして魏劭への謝罪でした。
過去の過ちを悔い、娘を大切にしてくれる魏家への感謝を示したのです。
魏劭は両家の恩怨はこれで消えましたと告げ、小喬の手を握ります。義父は安心して娘を託しました。
魏国に戻った魏劭は、戦勝報告のため祖廟(そびょう)へ向かいます。春娘たちは小喬様は祖廟に入れないのではと心配していましたが、魏劭の考えは違いました。彼は徹夜で作らせた祭祀用の正装を小喬に贈ります。
魏劭は小喬の手を引き、堂々と祖廟の中へ足を踏み入れました。徐(シュー)夫人夫人たちが見守る中、二人は並んで先祖に祈りを捧げます。魏劭には、父や兄が微笑んで二人を認めてくれているように見えました。
第32話の感想
今回は涙なしでは見られませんでした!特に魏劭が小喬のお父さんに跪くシーン。あのプライドの高い魏劭が、民を想う義父の心に触れてお義父さんと呼ぶ姿には鳥肌が立ちました。長年の復讐心が愛によって浄化された瞬間ですよね。
そしてラストの祖廟。正式に魏家の嫁として認められた小喬の姿が美しく、魏劭が幻視した父兄の笑顔に救われた気がします。本当に良かった!
つづく

