第16話の郊外捜査を引き継ぎ、大理寺の元貼書吏である趙不尤(ちょうふゆう)は廃屋でかつての義兄の遺品を発見し驚愕します。 一方、太学への登録を機に趙墨児(ちょうぼくじ)らの衝撃的な出生の秘密が暴かれ、家族の絆が激しく揺れ動き始めました。 最高級酒楼である樊楼の華やかな宴の最中、無数の死体と謎の紅綾が降り注ぐ恐るべき新事件が幕を開けます。
「清明上河図(せいめいじょうかず):隠された暗号」あらすじネタバレ17話
1. 隠れ家で見つかった遺品が呼び覚ます過去の絆と都を襲う新たな悲劇
第16話の郊外捜査を引き継ぎ、大理寺の元貼書吏である趙不尤(ちょうふゆう)は廃屋でかつての義兄の遺品を発見し驚愕します。
一方、太学への登録を機に趙墨児(ちょうぼくじ)らの衝撃的な出生の秘密が暴かれ、家族の絆が激しく揺れ動き始めました。
最高級酒楼である樊楼の華やかな宴の最中、無数の死体と謎の紅綾が降り注ぐ恐るべき新事件が幕を開けます。
2. 宿命の地で交錯する過去の誓いと引き裂かれる家族の絆
荒れ果てた廃屋に残された大理寺正の腰牌と十七年前の誓い
趙不尤(ちょうふゆう)(ちょうふゆう)と温悦(おんえつ)(おんえつ)は、顧震(こしん)の命を受けて郊外の荒れた廃屋へと足を踏み入れました。
そこは第16話で暗殺された蕭逸水(しょういつすい)の遺品が残された、刺客組織の不気味な隠れ家だったのです。
捜索を進める趙不尤は、戸棚の奥からかつての大理寺正である董謙(とうけん)の腰牌を発見し言葉を失いました。
十七年前、大理寺の新米書吏だった趙不尤は、功を焦って遼国の密偵の取引現場へと単身で突入してしまいます。
暗号を見破られ命の危機に瀕した彼を、身を挺して救い出し右腕に深い傷を負ったのが先輩の董謙でした。
それ以来、二人は年の離れた親友となりましたが、董謙は何者かに暗殺され、趙不尤はその無念を胸に生きてきたのです。
太学の戸籍が暴いた族譜の歪みと安済院で交錯する孤独な記憶
第16話で非業の死を遂げた親友の遺志を継ぐため、趙墨児(ちょうぼくじ)(ちょうぼくじ)は太学への入学手続きを進めます。
しかし太学正が戸籍を照合したところ、趙家の族譜には趙不尤の名前しか刻まれていない事実が発覚しました。
自身と妹が宗室の傍支として不自然に処理されていることに、趙墨児は激しい不信感を抱き始めます。
疑念を抱えたまま、趙墨児は妹の趙瓣児(ちょうべんじ)(ちょうべんじ)を伴って孤児を保護する安済院へと足を運びました。
そこで周囲から野女の子と罵られていた少女の素素を救い、刺繍を教える母親の宋慈(そうじ)らと知り合います。
自身の孤独な幼少期を重ね合わせた趙墨児は、帰宅後、血の繋がりに隠された残酷な真実を兄へ激しく問い詰めました。
兄の趙不尤は必死に否定しますが、聡明な趙瓣児(ちょうべんじ)は幼い頃の霧深い記憶から、自分たちの本当の父親が誰であるかを察します。
趙不尤はついに温悦(おんえつ)に対し、二人が暗殺された董謙の遺児であり、命をかけて引き取った義理の弟妹だと告白しました。
真実を知った趙墨児は激高し、兄の制止を完全に振り切って大理寺の宿舎へと家を出て行ってしまいます。
樊楼の春日宴を引き裂く血塗られた紅綾と謎の髪結びが示す光芒
父親の趙離(ちょうり)(ちょうり)は、緊迫する家族の空気を変えるため、高級酒楼の樊楼で開かれる春日宴へと一同を連れ出します。
宴の最高潮、美しき花魁の池了了(ちりょうりょう)が舞台で妖艶な舞と歌を披露し、観客は歓声を上げました。
しかし突如として、天井から無数の女性の名が血文字で刻まれた大量の紅綾が激しく降り注ぎます。
紅綾に絡まるようにして、若き男たちの無残な数具の死体が舞台へと転がり落ち、歓喜の宴は地獄絵図へと変貌しました。
怯えた趙離(ちょうり)が逃げ出す中、検死官の志を持つ趙瓣児は勇敢にも舞台へと駆け上がり遺体の調査を始めます。
負傷した花魁の池了了の手当てをする際、彼女の髪留めの奇妙な縄結びが温悦の特製の手芸と一致することに気づきました。
現場へ駆けつけた開封府の顧震(こしん)(こしん)は、役人の万福(まんぷく)(かんぷく)に樊楼の完全な封鎖と名簿の作成を命じます。
趙瓣児と姚禾(ようか)が詳細な検死を行った結果、被害者たちの衣服の奥から雅園の令牌が次々と発見されました。
都を揺るがすこの新たな猟奇事件は、第9話で浮上した朝廷の巨悪である鄒勉の利権構造へ繋がる新たな導火線となります。
3. 宗室傍支の偽装戸籍に隠された大理寺正暗殺の国家的陰謀
今回、太学の登録時に問題となった宗室傍支(そうしつぼうし)とは、皇帝の一族の血を引くものの、王位継承から遠く離れた末流の身分を指します。
董謙が殺害された直後、趙不尤が彼らの命を守るためにこの偽装戸籍を用いて大理寺の追跡を欺いていたのです。
董謙の遺品から大理寺の最高権威を示す腰牌が発見された事実は、彼の死が単なる市井の犯罪ではないことを証明しています。
第5話で大理寺司直の狄倫が明かしたように、大理寺の内部は朝廷の利権組織と深く結びついていました。
十七年前に董謙が追っていた遼国の細作のネットワークは、現在の刺客組織や売官汚職の基盤となっている可能性が濃厚です。
樊楼の死体から発見された雅園の令牌は、都の特権階級が集う秘密社交場の存在を示しており、次なる捜査の主戦場となるでしょう。
4. 引き裂かれた家族の絆と雅園の令牌が誘う次なる深淵への誘い
これまで実の兄妹として支え合ってきた趙家の暖かな日常が、出生の秘密によって瓦解していく展開に深く胸を痛めました。
しかし、実の父親の仇である単十六の痕跡を追う趙不尤にとって、大理寺へ乗り込んだ趙墨児の存在は最大の武器となります。
華やかな樊楼での猟奇的な大量殺人は、都に眠るさらなる巨大な利権の闇を告発する悲痛な叫びとなりました。
次回、趙瓣児が発見した池了了の髪結びの謎を解くため、温悦が単身で謎の秘密組織へと潜入を試みます。
身分を偽り大理寺で独自の捜査を開始した趙墨児と、開封府の精鋭たちが雅園へと攻め込む緊迫の包囲網を絶対に見逃せません。
つづく

