開封府の包囲網を嘲笑うかのように、都の裏で蠢く暗殺組織の全貌が姿を現します。 第20話では、主人公の趙不尤(ちょうふゆう)が恩師の遺品から最愛の妻の家族を殺害した真犯人の名を知ることに。
「清明上河図(せいめいじょうかず):隠された暗号」あらすじネタバレ20話
宿命のパズルが噛み合う衝撃の展開と第20話の核心
開封府の包囲網を嘲笑うかのように、都の裏で蠢く暗殺組織の全貌が姿を現します。
第20話では、主人公の趙不尤(ちょうふゆう)が恩師の遺品から最愛の妻の家族を殺害した真犯人の名を知ることに。
さらに、独自捜査を進める末娘の趙瓣児(ちょうべんじ)が拉致され、雅園の地下に隠された驚愕の密輸現場へと迷い込みます。
これまで散りばめられていた全ての謎が、国家の根幹を揺るがす巨大な利権の闇へと一気に収束を始めました。
暴かれた血塗られた家系図と地下宮殿に響く売国の足音
半巷の飯館に残された血の告発!恩師・董謙が隠した温悦(おんえつ)一家惨殺の真実
大理寺の元貼書吏である趙不尤(ちょうふゆう)は、かつて恩師と通った半巷の飯館で黒衣の女が残した一通の手紙を受け取ります。
同封された小冊子には、17年前に暗殺された董謙が最高権力者の鄒勉に脅されて手を染めた悪行が克明に記されていました。
その中には、妻の温悦(おんえつ)が第15話で涙ながらに語った、20年前の太湖船廠における家族惨殺事件の記録も含まれていたのです。
敬愛する恩師が鄒勉の忠実な猟犬であり、実の弟妹の父親が妻の家族を皆殺しにした仇敵だった事実に趙不尤は崩れ落ちます。
この残酷な真実は、これまで必死に築いてきた趙家の幸福な日常を根底から破壊しかねない破壊力を持っていました。
彼は手にした機密書類を前にして、愛と義務の狭間で狂おしいほどの孤独な葛藤を強いられます。
涙の家宴に仕掛けられた偽証!妻と弟妹の破滅を防ぐ趙不尤の苦渋の選択
自宅では温悦が心を込めて準備した豪華な料理が並び、失踪していた老父の趙離(ちょうり)も素素と花火を楽しんでいました。
趙不尤は本来ならこの家宴で義弟妹の本当の出生を明かすつもりでしたが、直前で計画をすべて変更します。
彼は近所の陳夫妻を巻き込み、二人が父親の趙離(ちょうり)が青楼の女に産ませた私生児であるという真っ赤な嘘を吐きました。
温悦と弟妹が血で血を洗う仇敵同士になることを防ぐための、趙不尤の命がけの泥を被る偽証でした。
聡明な趙瓣児(ちょうべんじ)と趙墨児(ちょうぼくじ)は兄の不自然な嘘を見抜くものの、その裏にある必死の苦労を察して追究を止めます。
趙不尤は自室の火鉢で董謙の冊子を静かに焼き捨て、血塗られた秘密を墓場まで持っていく決意を固めました。
武学巷慈柔互助社の罠!薬物で拉致された趙瓣児が仕掛けた決死の迷宮潜入
第19話で発見された宋瑩瑩の遺体と慈柔の手巾を手がかりに、趙瓣児は武学巷の刺繍工房へと潜入します。
しかし、迎えた刺繍娘の甘い言葉に欺かれ、怪しげな薬入りの茶を一気に飲み干して意識を失いました。
もぬけの殻となった現場へ駆けつけた趙不尤は、妹の荷物を発見し、張択端の写生を頼りに敵の身元の特定を急ぎます。
湿った地下室で目覚めた趙瓣児は、第13話で行方を眩ませていた謝八嫂が共に監禁されているのを発見しました。
二人は見張りの目を盗んで巨大な地下の土牢を脱出するものの、そこは生きて戻れぬ底知れぬ迷宮だったのです。
壁を伝って進む彼女たちの前に、突如として東京城の地上からは想像もつかない絢爛豪華な大殿が姿を現しました。
雅園の地下に広がる巨万の闇!国家機密営造法式の密輸と売国の宴
そこは第18話で顧震(こしん)らの立ち入りを拒んだ、鄒勉の娘の私邸である雅園の地下大殿に他なりませんでした。
贅沢を尽くした空間では、贅婿の欒回が外邦の使者である崔泓や鴻胪寺の役人らを招き、歓楽の宴を開いています。
見つかった二人は舌を抜かれそうになりますが、趙瓣児が薬の副作用で激しく嘔吐したため難を逃れました。
舞台の裏では、崔泓が差し出した巨万の黄金と引き換えに、国家の最高機密書物である営造法式が密売されていました。
欒回は大量の禁書を酒樽の底へと隠匿し、外邦の船へと積み込ませる売国行為を平然と主導していたのです。
都を揺るがした連続猟奇殺人のすべての糸が、この地下宮殿の利権へと完全に収束した瞬間でした。
朝廷の禁書営造法式の流出が意味する鄒勉一味の国家転覆計画
本話で欒回が外邦へ密輸しようとした営造法式とは、北宋の高度な建築技術や城壁の防衛構造を網羅した国家最高機密の書物です。
第10話や第11話で描かれた帽妖による地価操作の詐欺劇は、この売国行為に必要な莫大な資金の洗浄が真の目的でした。
朝廷の防衛基盤を敵国へ売り渡すという暴挙は、地方の権力者である鄒勉による国家転覆の陰謀を意味しています。
また、趙不尤が灰にした董謙の冊子は、第4話で蕭逸水が父親の仇として追っていた大理寺の闇の全貌そのものでした。
義弟妹の父親が温悦の家族を惨殺したという血の因縁を消し去るため、彼は正義の官吏としての誇りを捨てて火を放ちます。
この欺瞞が、今後の夫婦の信頼関係にどのような新たな破滅をもたらすのか、大理寺の元貼書吏は深い苦悩の中にいました。
引き裂かれる愛と地下迷宮への決死の包囲網
最愛の妻の笑顔を守るため、実の恩師の罪を自らの手で闇に葬った趙不尤の悲壮な決断に激しく胸が締め付けられました。
しかし、彼がどれほど泥を被ろうとも、妹の趙瓣児はすでに鄒勉一味の最深部へと囚われてしまっています。
吐瀉物によって荒治療的に処刑を免れた瓣児の機転と、彼女を必死に追う姚禾(ようか)の執念の行方から目が離せません。
次回、妹の危機を知った趙不尤と温悦は、開封府の精鋭たちを率いて雅園の地下宮殿への総攻撃を開始します。
名画清明上河図の裏に隠されたすべての暗号が解き明かされる、次なる最終決戦のカウントダウンをぜひ見届けてください。
つづく

