第4話では、突如として失踪した妻の温悦(おんえつ)を追い、大理寺の元貼書吏である趙不尤(ちょうふゆう)が命がけの追跡を敢行します。 前代未聞の虹橋大船消失事件の裏に隠された、15年前の因縁と血塗られた復讐劇の全貌が白日の下に晒されました。
「清明上河図(せいめいじょうかず):隠された暗号」あらすじネタバレ4話
動き出す水匪の残党と引き裂かれる夫婦の運命
第4話では、突如として失踪した妻の温悦(おんえつ)を追い、大理寺の元貼書吏である趙不尤(ちょうふゆう)が命がけの追跡を敢行します。
前代未聞の虹橋大船消失事件の裏に隠された、15年前の因縁と血塗られた復讐劇の全貌が白日の下に晒されました。
樊楼に渦巻く権謀術数と暴かれる劇的真実
失踪した妻の足跡と妖艶な医師が明かす人魚の罠
甘亮を殺害した妻の鮮やかな刀法に、大理寺の元貼書吏である趙不尤(ちょうふゆう)は深い疑念を抱いていました。
妹の趙瓣儿を自宅へ向かわせるも、妻の温悦(おんえつ)はすべての身の回り品を残したまま手紙一通で失踪します。
趙不尤は15周年記念日に届いた点心箱の主である蕭逸水が、妻を脅迫している真犯人だと確信しました。
弟の趙墨児(ちょうぼくじ)や妹から全財産をかき集めた趙不尤は、手がかりを求めて美しき医師の茯苓が待つ花船を訪れます。
茯苓は金を積んだ趙不尤に対し、蕭逸水から依頼されて4人の船工を人魚の術で誘惑した事実を認めました。
第2話で川底から現れた不審者の正体と、大船が乗っ取られた計略の手順がここに完全に繋がります。
豪華なる樊楼での対峙と15年前の暗殺に隠された密告者
温悦は家族を守るため、江南の水匪の首領である蕭逸水が陣取る都の最高級酒楼の樊楼へ単身乗り込んでいました。
蕭逸水は亡き父の仇を討つため、第3話で温悦に大理寺の案牘庫へ潜入させ李言案の巻宗を盗ませていたのです。
激怒した蕭逸水が手下を殴り殺す凄惨な現場に、密航者を追う開封府の顧震(こしん)と万福(まんぷく)が突入してきました。
危機一髪の局面で飛び込んだ趙不尤は、妻と蕭逸水が私通しているという偽の主張を展開して場を混乱させます。
そこに大理寺司直の狄倫が現れ、なぜか指名手配犯であるはずの蕭逸水と親しげに談笑を始めました。
官兵が去ったあと、捕らえられた夫を救うため、温悦は特製の紐を解いて蕭逸水の首元へ刃を突きつけます。
妻を危険に晒さないため、趙不尤はその驚異的な記憶力で李言の巻宗を一字一句違わずに暗唱し始めました。
事件の決済者が3年前に死亡した大理寺評事の程瑞だと知った蕭逸水は、真の黒幕がまだ生きていると直感します。
第2話の猪頭の木筏は、今回の偽りの祥瑞を仕掛けた黒幕を誘い出すために蕭逸水が破壊した舞台装置でした。
哀しき身世の完全なる告白と大騾馬店に現れた天竺人の影
すべてを諦めた温悦は、幼い頃に孤児となり水匪の水匕子に拾われて暗殺者として育てられた過去を告白します。
第1話で悪徳官吏の甘亮を殺害したのは、この血塗られた素顔を盾に脅迫されたための正当防衛でした。
夫に連座の累が及ぶことを恐れる温悦は休書への署名を求めますが、趙不尤はそれを激しく燃やし尽くします。
翌朝、趙不尤は弟の趙墨児(ちょうぼくじ)を伴い、捜査の足を確保するため都の大騾馬店へと馬の買い付けに向かいました。
そこで趙墨児は、袖口に硝石や苦土、硫黄の爆発痕を付着させた怪しげな天竺人の姿を鋭く発見します。
それらはまさに、第3話の実験で趙墨児が突き止めた五彩の祥雲を作り出すための違禁品の原料でした。
突如として現れた暗殺者が天竺人へ襲いかかりますが、趙不尤の凄まじい一喝によって刺客は逃亡します。
祥瑞のからくりを直接製造した生きた証拠を前に、大理寺の元貼書吏は天竺人の腕を掴んで走り出しました。
李言殺害事件の隠蔽と大理寺に潜む巨大な内通者の存在
本話で明かされた最大の衝撃は、15年前の李言暗殺事件の裏で糸を引いていた朝廷内の黒幕の存在です。
蕭逸水の父である水匕子が李言の船を襲撃した際、あまりにも早く大理寺の官兵が現場へ急行していました。
これは事前に襲撃を把握し、水匪を口封じのために処分しようとした身内の内通者がいたことを証明しています。
また、大理寺司直の狄倫が、凶悪な水匪の残党である蕭逸水と樊楼で密会を重ねる様子は異常極まりありません。
第2話で大理寺の巻宗の引き渡しを拒み、倉庫の火災を仕組んだ動機もすべてはこの闇を隠蔽するためでした。
祥瑞を演出した天竺人と、それを破壊して黒幕を炙り出そうとした蕭逸水の二重の計略が、東京城をさらなる混沌へ突き落とします。
燃え盛る休書が証明した愛の深さと激化する捜査網
第4話は、緊迫した頭脳戦とヒロインの哀切な過去が完璧に融合した、極めて密度の高いエピソードでした。
妻の正体を知ってもなお、差し出された離婚届を躊躇なく焼き捨てた趙不尤の無骨な愛に胸が熱くなります。
第1話からのすべての不可解な行動が、家族を守るための孤独な戦いだったという真相には涙を禁じ得ません。
そしてラスト、第3話の伏線であった祥瑞の製造者である天竺人が、最高のタイミングで物語に絡んできました。
命を狙われる天竺人を確保した趙不尤は、大理寺の闇を暴く決定的なカードを手に入れたことになります。
絶体絶命の危機に瀕した妻の運命と、巨大な国家の陰謀に立ち向かう次回の本格包囲網から一瞬たりとも目が離せません。
つづく

