蕭逸水の逮捕によって一時の平穏を取り戻した東京城ですが、大理寺の元貼書吏である趙不尤(ちょうふゆう)のもとに驚愕の殺人依頼が届きます。 さらに、かつてない強欲な大富豪の横暴によって家族の夢が打ち砕かれ、都の夜を恐怖に陥れる怪異事件まで発生しました。

「清明上河図(せいめいじょうかず):隠された暗号」あらすじネタバレ6話

悲願のマイホームを阻む巨悪の横暴と闇から届いた暗殺の掟

蕭逸水の逮捕によって一時の平穏を取り戻した東京城ですが、大理寺の元貼書吏である趙不尤(ちょうふゆう)のもとに驚愕の殺人依頼が届きます。

さらに、かつてない強欲な大富豪の横暴によって家族の夢が打ち砕かれ、都の夜を恐怖に陥れる怪異事件まで発生しました。

動き出す水匪の残党と引き裂かれる夫婦の運命

牢獄での緊迫した駆け引きと父親の仇に隠された真の依頼主

開封府の街頭には、水匪の首領である蕭逸水を逮捕した功績を称える公式の布告が大きく貼り出されました。

手柄を誇りたい趙不尤(ちょうふゆう)でしたが、顧震(こしん)の命を受けた万福(まんぷく)によって急ぎ開封府へと連行されてしまいます。

彼は伝説の府尹である包拯の名が刻まれた碑を前にして、深い敬意を込めて一礼を捧げました。

牢獄へと足を運んだ趙不尤は、第5話で壮絶な最期を遂げた狄倫が父親の仇の黒幕だった事実を蕭逸水に告げます。

命を狙われていた証拠の書状を突きつけられた蕭逸水は、怒りを滲ませながらも渋々と現状を受け入れました。

さらに温悦(おんえつ)の過去を知る者が、第1話で命を落とした甘亮以外にいないことが判明し、趙不尤は胸を撫で下ろします。

蕭逸水が東京城へ来た真の理由は、父の金歯とともに届いた謎の暗殺依頼を遂行するためでした。

その依頼書には、清明節に偽の祥瑞を仕掛けた黒幕こそが父親を殺害した真犯人だと記されていたのです。

第4話の樊楼で語られた大船襲撃の動機の裏には、復讐を利用して祥瑞を破壊させようとした別の勢力の思惑がありました。

大物官僚鄒勉の驚くべき正体と束の間の家族の幸福

開封府の裏庭で亡き李言を偲んで菜園を耕す顧震(こしん)は、趙不尤に驚くべき国家の闇を明かします。

狄倫の背後で糸を引いていた真の巨悪は、東南小朝廷の異名を持つ権力者の鄒勉でした。

鄒勉は皇帝の歓心を買うために民から過酷な搾取を続け、それを弾劾しようとした李言を15年前に抹殺したのです。

顧震が主君の無念を晴らすために鄒勉の打倒を誓う姿に、趙不尤は深い感銘を受けました。

危機を乗り越えた夫婦は、太府寺からの大きな注文の傘を製造しながら、念願の家を買う夢へと再び歩み始めます。

家族全員が前を向き、ささやかで穏やかな日常の幸福を噛み締める時間がようやく訪れたかのように見えました。

厳しい現実の壁と突然姿を現した失踪中の親友

ある日、弟の趙墨児(ちょうぼくじ)と妹の趙瓣儿は、街で評判の美しい饅頭西施が営む武家の食店へと足を運びます。

長蛇の列に並ぶ中、店主の武翔が客を激しく怒鳴りつける騒動が発生しました。

その怒鳴られていた客の正体は、かつて趙墨児(ちょうぼくじ)の唯一の理解者であり、突然失踪した親友の孫勃だったのです。

必死に名前を呼ぶ趙墨児の声を無視し、孫勃は怯えた表情のまま雑踏の向こうへと逃げ去ってしまいました。

一方、趙墨児は友人である宋齊愈の書坊を訪ねますが、第3話の実験記事の誤植を指摘したことで店主の怒りを買います。

画期的な活字分揀の技術を披露したものの、逆に宋齊愈の給与を半減されるという理不尽な結果に終わりました。

同じ頃、葛大夫の医館で働き始めた趙瓣儿も、力任せの指圧が原因で初日にクビを言い渡されてしまいます。

訟師への転職を志した趙不尤も、組合の会長に一日中無視され続け、失意のまま家路につくしかありませんでした。

家族それぞれが厳しい現実の壁にぶつかり、東京城での暮らしの厳しさを痛感することになります。

届けられた匕の包袱と強欲な地主の容赦なき妨害

趙不尤が遅れたため、温悦(おんえつ)たちは麦秸巷の邸宅の契約を交わすべく庄宅牙行へと向かいました。

一人で店に戻った趙不尤は、門前に置かれた匕の文字が刻まれた不気味な暗殺の包袱を発見します。

中には百両の黄金と、5日以内に大富豪の章七娘を殺害せねば家族を皆殺しにするという恐ろしい脅迫状が入っていました。

その頃、契約を進めていた温悦たちの前に、東京城の半分の不動産を支配する強欲な章七娘が現れます。

章七娘は圧倒的な財力に物を言わせて圧力をかけ、温悦が手に入れようとしていた邸宅を強引に横取りしました。

さらに融資元の銀行まで自らの身内が経営していると言い放ち、温悦たちのささやかな夢を無残に打ち砕きます。

失意のまま帰宅した妻の声を耳にした趙不尤は、慌てて血塗られた黄金の包袱を物陰へと隠しました。

大切な家を章七娘に奪われた事実を知った彼の胸には、かつてない不穏な予感が去来します。

時を同じくして都の夜、饅頭店の武翔が帽子に酷似した謎の妖怪によって惨殺される怪事件が発生しました。

3.東南小朝廷鄒勉の絶対的権力と暗殺組織の紋章

鄒勉の絶対的権力と15年前の弾劾

顧震の口から語られた鄒勉という存在は、北宋の朝廷をも揺るがす絶大な利権を握る地方の最高権力者です。

皇帝に奇珍異宝を献上する名目で民を苦しめ、第5話の狄倫のような忠実な猟犬を大理寺の内部に配置していました。

15年前に暗殺された李言は、この巨悪の不正を真っ向から暴こうとしたために非業の死を遂げたのです。

暗殺組織水匕子の紋章が意味する死の代償

趙不尤の自宅に届けられた包袱に記されていた匕の記号は、江南の水匪組織が用いる命の処刑宣告です。

第4話で蕭逸水が語ったように、この組織は巨額の報酬と引き換えに標的を確実に仕留める冷酷な暗殺集団でした。

章七娘の暗殺を拒絶すれば一家全員の死が待等しており、大理寺の元役人である趙不尤は家族の命の選択を迫られます。

都を恐怖に陥れる帽妖の出現と孫勃の失踪の謎

武翔を無残に殺害した帽妖の存在は、当時の中国の歴史において不吉な前兆として民衆を震え上がらせた怪異です。

空を飛ぶ帽子の形状をした化け物が人間を襲うという噂は、背後に潜む政治的な陰謀やテロリズムの隠れ蓑に他なりません。

趙墨児の親友である孫勃がこのタイミングで姿を現し、すぐに逃げ出した背景にも、この怪異事件の核心が眠っているはずです。

奈落へ突き落とされる趙家と闇夜に蠢く次なる猟奇事件

これまでの事件が解決したと思った矢先、息をのむような最悪の脅迫が趙不尤を襲う展開に息が詰まりました。

第1話から一貫して温悦に大きな家を買ってあげることを目指してきた夫婦の夢が、章七娘という巨悪に踏みにじられる描写は本当に辛いです。

皮肉にも、その章七娘の暗殺を命じられた趙不尤が、今後どのような決断を下すのかハラハラが止まりません。

さらにラストに描かれた武翔の凄惨な死は、東京城がさらなる巨大な混沌に飲み込まれていく予兆です。

親友の影を追う趙墨児と、章七娘の呪縛に立ち向かう趙不尤が、どのようにこの窮地を切り抜けるのでしょうか。

都を支配する権力争いの闇に立ち向かう夫婦の戦いを、次回の記事でも最速で徹底的に解き明かしていきます。

つづく