甘い密会から一転して官職剥奪の危機!第15話の見どころ要約

桑祈(そうき)晏雲之(あんうんし)の恋が急速に燃え上がる中、朝廷では西昭組織を巡る壮絶な政治闘争が勃発します。宋太傅を怒らせたことで、晏雲之(あんうんし)は最高学府の司業職を突然罷免されてしまいました。しかし、この処分には皇帝が仕掛けた驚くべき隠密捜査の罠が隠されていたのです。

闇夜に蠢く権力の罠と湯煙に隠された秘密の芝居

月夜の橋の上で交わされた誓いの口づけと無一文のロマンチックな密会

手持ちの金を全く持っていなかった桑祈(そうき)晏雲之は、夜の屋台で麺の無銭飲食をしてしまいます。翌日に必ず代金を返すと店主に約束した二人は、人通りのない静かな場所へと笑い合いながら歩いていきました。二人の間に第14話の湖畔の告白で芽生えた情愛が電光石火のように激しく火花を散らします。

感情を抑えきれなくなった晏雲之は、彼女の華奢な身体を引き寄せて熱い口づけを交わしました。夜空には二人の恋の成就を祝福するかのように、まばゆい大輪の美しい花火が盛大に打ち上がります。晏雲之が飲み水を買いに離れた一瞬、桑祈は彼を見失い不安に駆られてその名前を大声で叫びました。

駆け戻った彼の優しい姿を目にした瞬間、彼女の胸の動揺は消え去り、二人の恋人としての絆はさらに強固なものへと変わります。

切り捨てられた魏展鴻の絶望と宋太傅が卓文遠(たくぶんえん)に持ちかけた暗殺計画

第14話で魏大人が魔薬栽培の身代わりとして流刑に処された結果、国子監の弟子である魏展鴻(ぎてんこう)も官府に連行されます。これまで太傅の息子である宋落天(そうらくてん)(そうらくてん)の手下として動いていた彼は、完全にトカゲの尻尾切りとして捨てられました。遅れて駆けつけた宋落天(そうらくてん)は鞭を振るって守衛に殴りかかろうとしますが、家臣たちに力ずくで引き留められます。

必ず救い出すと叫ぶ宋落天に対し、心神喪失した魏展鴻は宋家との絶縁を冷酷に宣言しました。その夜、宋太傅は黒衣に身を包んで新任の礼部侍郎である卓文遠(たくぶんえん)の私邸を秘密裏に訪問します。茶園の不正を暴いた晏雲之への怨恨を募らせる太傅は、秘密保持のために魏大人の暗殺を卓文遠に提案しました。

宋太傅を怒らせた学堂の悪戯と皇帝が晏雲之に下した罷免の密命

自らの朝廷での威厳を取り戻すため、宋太傅(そうたいふ)は国子監の教壇に立って大袈裟な講学を開始します。しかし彼を嫌う桑祈や閆琰たちは、講義の最中に激しいブーイングを浴びせて反発しました。悪戯によって天井の太い樹枝が落下し、太傅の頭部を直撃するという前代未聞の失態が発生します。

激怒した太傅の前に晏雲之が立ちはだかり、すべての監督責任は司業である自分にあると罪を認めました。その夜、参内した晏雲之に対し、皇帝である官家は書物を床へ投げつけて激しい叱責を浴びせます。しかし、周囲の家臣が去ると官家は声を潜め、今回の罷免は宋家を油断させる高度な偽装工作だと明かしました。

第12話から続く密売ルートの真犯人を暴くため、晏雲之は司業の身分を捨てて密偵となる覚悟を決めます。

泥酔した司業の醜態に隠された真実と夜の銭湯で見せた師長の眼光

晏雲之が突然に免職された悲報は、国子監(こくしかん)の弟子たちの間に凄まじい衝撃を巻き起こしました。桑祈は激しい驚きと心配から立ち尽くし、弟子たちは指導者を救うため集団抗議の暴動を起こそうと騒ぎ始めます。馮博士(ふうはかせ)が気絶しかける大騒動の中、彼らは晏雲之を慰めるため、彼が籠る銭湯へと向かいました。

夜の銭湯で衣類を乱した晏雲之の無残な姿を目撃した桑祈は、あまりの衝撃に言葉を失います。全身から強烈な酒臭さを漂わせる晏雲之は、桑祈の前で軽薄な態度を見せて一緒に酒を飲もうと誘いました。彼のあまりの豹変ぶりに呆れた桑祈は、目を覆いながら弟子たちを促して銭湯の部屋から退散させました。

背後で見つめていた卓文遠だけは、この完璧すぎる堕落の姿に深い疑惑の視線を投げかけています。しかし一同が去った瞬間、晏雲之の瞳からは濁りが消え、元の厳格な師長の鋭い眼光が静かに蘇りました。

皇帝が仕掛けたトカゲの尻尾切りを逆手に取る偽装工作の政治的意図

今回官家が執行した晏雲之の免職処分は、宋太傅の政治的圧力をかわすための高度な苦肉の計です。第14話の茶園の家宅捜索において、宋家は魏家を身代わりにして自らの決定的な罪状を完全に隠蔽していました。朝廷の権力バランスを維持するため、皇帝はあえて晏雲之を失脚させ、宋太傅の警戒心を完璧に解く作戦に出たのです。

また、晏雲之が夜の銭湯で見せた強烈な泥酔の醜態は、卓文遠の鋭い監視の目を欺くための緻密な心理戦第14話で足跡の体温から裏切りを察知された経験から、彼は自身の執念深い捜査線が狙われているのを自覚しています。あえて無能な廃人を演じることで、西昭組織の真の密売拠点を地下から引きずり出すための強力な布石としました。

恋人たちの秘密の共闘と牙を剥く卓文遠の次なる邪悪な一手

最悪の身代わり劇によって引き離されたかに見えた二人ですが、その裏で命懸けの隠密捜査が始まりました。桑祈の前でだらしない姿を演じながらも、裏では朝廷の巨悪を討つために孤独な戦いを選ぶ晏雲之が男前すぎます。

次回の第16話では、免職された晏雲之を執拗に狙う西昭組織の凶悪な暗殺部隊が、ついに彼の前に現れます。立場を失った隠密司業と、彼を必死に守ろうとする女性弟子の、さらに過激さを増す学園サスペンスの第二幕から目が離せません。

つづく