出獄の喜びから一転して奈落へ!第27話のドラマチックな見どころ
大司馬の桑公が釈放され、最高学府にようやく平穏が戻ったかに見えました。
しかし、嫉妬に狂う卓文遠(たくぶんえん)の冷酷な包囲網が、再び恋人たちを襲います。
晏雲之(あんうんし)が夜の崖へと追い詰められ、生死不明となる衝撃のエピソードです。
崖っぷちの死闘と塗り替えられる罪状!第27話ストーリー詳細
太尉府の復活と国子監の新規定!束の間の甘い時間と卓文遠(たくぶんえん)の冷酷な妨害
桑公の出獄が間近に迫り、太尉府の厨房では桑祈(そうき)が嬉々として祝いの点心を作っていました。
その横で司業の晏雲之(あんうんし)が自然な仕草で手伝い、二人は絵に描いたような幸せな夫婦の時間を過ごします。
そこへ空気の読めない親友の閆琰が突然乱入し、体調不良の父親の代わりに祝辞を述べました。
一同は牢獄へと向かい、無罪放免となった桑公と固い抱擁を交わします。
桑公は娘を支えてくれた晏雲之の腕を叩いて感謝を示しますが、桑祈(そうき)は虐めないでと彼を愛らしく庇いました。
一方、宮廷の裏では、壊滅した西昭組織のトカゲの尻尾切りを終えた卓貴妃が、さらなる隠滅工作に乗り出します。
彼女は朝廷の捜査の手が自らに及ぶのを防ぐため、卓文遠の力を借りて国子監への圧力を強めました。
国子監では、第20話で典籍に就任した桑祈を中心に、門戸開放と女子班開設の新規定が議論されていました。
しかし、学堂へ現れた吏部侍郎の卓文遠は、この改革案に不備があるとして冷酷に却下し、彼女の抗議を無視して去っていきます。
月影の急襲と悲劇の崖の底!失われた形見の荷包と晏雲之の失踪
京兆府の少卿である厳三郎は、卓文遠が深夜に城外で密偵の重要人物と接触するという極秘情報を掴みます。
第26話の浅酒の毒殺事件以降、卓文遠の残忍な犯行を警戒していた晏雲之は、危険を察知して厳三郎との同行を志願しました。
桑祈を巻き込まないために隠密で城外へと馬を走らせた二人ですが、目的地に着いた瞬間、晏雲之は情報が完璧な罠であると看破します。
しかし、時すでに遅く、暗闇の草むらから卓文遠が配置した大量の刺客たちが凄まじい殺気と共に一斉に飛び出してきました。
月光が冷たく照らす乱戦の中、圧倒的な数の暴力の前に厳三郎と晏雲之は深い傷を負ってしまいます。
血を流しながらも戦い続ける晏雲之は、執拗に命を狙う蒙面の男たちによって、深い懸崖の淵へと完全に追い詰められました。
激しい白刃の応酬の最中、第14話の湖畔の告白で桑祈から贈られた、愛の形見である荷包が地面へと脱落します。
満身創痍の晏雲之は抵抗の甲斐なく、悪魔のような刺客の手によって暗黒の崖の底へと突き落とされてしまいました。
遅れて官兵が駆けつけた時、現場には昏睡した厳三郎と、主人のいなくなった血染めの荷包だけが冷たく残されていました。
京兆府の怪しい不審死と伪りの指名手配!桑祈の孤高な法廷闘争と涙の夢
悲劇はこれだけで終わらず、京兆府の牢に囚われていたはずの魏展鴻が、突如として謎の不審死を遂げます。
第24話で生き証人として寝返った彼の死は、卓家による完全な口封じ工作を意味していました。
厳三郎が昏睡状態に陥り、京兆府が指導者不在となる中、皇帝は大理寺の蕭大人を暫定の府尹として送り込みます。
さらに、襲撃から生還したはずの官兵が、あろうことか「晏雲之が厳三郎を傷つけた」という最悪の虚偽の証言を放ちました。
国子監典籍の桑祈は闫琰(えんえん)と共に京兆府へ乗り込み、官兵の証言の矛盾を鋭い知略で完璧に突き崩していきます。
しかし、形勢が有利に傾いた瞬間、冷酷な笑みを浮かべた卓文遠が、一冊の偽造された帳簿を手に堂々と現れました。
彼は、晏雲之が隠密捜査を隠れ蓑にして西昭の証拠を隠滅し、朝廷を欺いた大逆賊であると大衆の前で声高に弾劾します。
最愛の人が逆賊に仕立て上げられ、桑祈の胸には激しい憤怒と焦燥の涙が溢れ、その場に立ち尽くすしかありませんでした。
その夜、心身ともに疲弊した桑祈が太尉府で横になると、暗闇の中から懐かしい晏雲之の幻影が優しく微笑みかけてきます。
彼は彼女の涙を拭い、焦らずに自分を待てと囁きますが、彼女がその温もりを強く抱きしめた瞬間、冷たい悲しい現実の朝が訪れるのでした。
卓家が仕掛けた「逆賊偽装トリック」と形見の荷包が持つ復讐のコールバック
今回の晏雲之の崖からの転落劇は、卓文遠と卓貴妃が朝廷の司法権力を掌握するために仕組んだ、極めて狡猾な政治的陰謀です。
彼らは第19話で厳三郎が摘発した拠点の残党を利用し、晏雲之を首領に仕立て上げる完璧な冤罪を構築しました。
生き証人であった魏展鴻を牢内で即座に暗殺した手腕も、これ以上の真相発覚を防ぐための冷酷な口封じです。
また、現場に遺された荷包は、第1話から続いた宋佳音(そうかいん)との賭けのアイテムであり、二人の愛が成就した絆の象徴です。
卓文遠がこの荷包を敢えて桑祈の元へと届けさせた行動には、彼女の心を精神的に完全に破壊しようとする歪んだ独占欲が隠されています。
国子監の女子班開設という桑祈の夢を吏部の権力で踏みにじる動きも含め、卓文遠は完全な怪物へと覚醒したといえます。
しかし、典籍として培った彼女の知略は、この絶体絶命の逆境から真犯人を炙り出す最後の復讐の武器へと昇華していくはずです。
絶体絶命の危機に立ち向かう女性典籍!第28話の過激な逆襲戦への期待
最愛の晏雲之が崖の底へ消え、さらに逆賊の汚名を着せられるという非情すぎる展開に、胸が締め付けられる回でした。
普段は勝気な桑祈が、自室のベッドで彼の幻影を抱きしめて涙を流す深い孤独の描写には、胸が熱くなります。
次回の第28話では、悲しみを怒りに変えた桑祈が、大理寺の蕭大人や国子監の仲間と共に決死の反撃作戦を開始します。
崖の底へと消えた晏雲之は、奇跡の生還を果たして彼女の元へと帰ってくることができるでしょうか。
権力の頂点へと登りつめた幼馴染の卓文遠を、最高学府の絆で引きずり降ろす命懸けの最終決戦から一瞬たりとも目が離せません。
つづく

