滅亡へ向かう四大家族と聖血門主に立ち向かう恋人たちの決死の抗戦

冀州書院の院長である程慕飛の恐るべき背信行為が暴かれます。

聖血門の毒薬に躍らされた夫婦の悲劇的な末路と、人質となった学生を救うため単身敵地へ乗り込む顧清喬

消滅したはずの阮似穹(ルアン・スージョン)の剣霊の共鳴と、四大家族の終焉を告げる悲痛な展開が凝縮された第29話です。

暴かれる裏切りの連鎖と血塗られた冀州書院の激闘

程慕飛を狂わせた碧落珠の罠と雪娘の正体

役所でバラバラ遺体の身元を確認した程慕飛は、それが妻の雪娘の侍女である事実を隠蔽しようとします。

第28話で発生した凄惨な事件が禁忌の血術によるものだと見抜いた顧清喬は、院長の裏切りを直感しました。

段玉(ドゥアン・ユー)と清喬は程慕飛の留守を狙って隠れ家へ突入し、監禁されていた紹義の救出に成功します。

昏睡する雪娘を連れ出そうとした瞬間、覚醒した彼女は牙を剥き刑祀を人質にとりました。

彼女自身が聖血門の徒党であり、第28話で夫に血術の反噬を隠させていた張本人だったのです。

裏切りを怒る段琰の刃から夫を庇い、雪娘は一瞬にして致命傷を負いました。

程慕飛はもう一つの碧落珠を求めて聖血門主の元へ向かおうと必死に叫びます。

しかし清喬は、その薬が命を縮めるただの毒薬であり、陸子筝(ルー・ズーヂョン)に騙されていた現実を告げました。

最愛の妻を失い狂乱する院長の姿は、禁忌の術に手を染めた者の悲しい末路を物語っています。

顧清喬の単身敵地潜入と覚醒する阮似穹(ルアン・スージョン)の剣霊

聖血門主となった陸子筝(ルー・ズーヂョン)は、書院の学生たちを拉致し、2枚の蔵宝図との交換を要求します。

清喬は一同が激しい議論を交わしている隙を突き、紹義の特製暗器を盗んで単身で敵陣へ赴きました。

彼女の失踪を察知した段玉(ドゥアン・ユー)は、彼女が稼いだ時間を利用して敵を一網打尽にする計略を段琰に提案します。

敵地に乗り込んだ清喬は蔵宝図を忘れたと嘘をつきますが、時間稼ぎは陸子筝に見破られました。

容赦ない血術の猛攻に晒された瞬間、彼女の背後から阮似穹の剣霊が奇跡の覚醒を果たします。

第28話で滅魂釘から解放された守護者は清喬を守るために戦いますが、力及ばず地面へと叩きつけられました。

仇敵との対峙と程慕飛が最期に選んだ愛の帰宿

窮地の清喬を救うため、段玉が麒麟弓を引いて陸子筝の邪悪な術を激しく打ち破ります。

清喬は陸子筝の胸元に、火鶴族から奪われた聖物である午門が輝いているのを目撃しました。

第24話で集落を血に染め、愛する小舞の命を奪った真犯人が目の前の男だったのです。

激怒した紹義が斬りかかるも返り討ちに遭い、段玉も蔵宝図を要求されて絶体絶命の危機に陥ります。

清喬は落ちていたナイフを握りしめ、かつての相棒の脇腹へと決死の一撃を突き刺しました。

負傷した陸子筝は退却を余儀なくされ、多勢に無勢のなかで戦った程慕飛は血術の波に呑まれて死亡します。

段琰によって学生たちは無事に救出され、程慕飛は死に際に妻との合葬を強く望みました。

名声を重んじる段琰は難色を示しますが、段玉の説得により悲劇の夫婦の願いが聞き入れられます。

第18話で小舞と交わした紹義の約束は、血塗られた復讐の炎のなかで無残に引き裂かれました。

聖血門の猛攻がもたらした四大家族滅亡の全貌と因縁の回収

第29話で報告された西陵派の完全なる全滅は、第27話での陸子筝の血洗いの惨劇の残酷な結末です。

徐家の当主である徐鑫が第26話で自害した件に続き、これで長慶を支えた名門は段氏のみとなりました。

陸子筝が用いる血術のネットワークは、四大家族が長年隠蔽してきた定天珠の歴史の闇を暴き立てています。

また、清喬の足首に刻まれた五弁花の刻印が、ついに最後のカウントダウンを迎えていました。

第12話で空空大師の幻影が警告した通り、花弁がすべて黒く染まるとき彼女の命は尽きます。

阮似穹が自らの心を犠牲にして遺した青木人形剣の力が、最終決戦の唯一の希望となっていました。

絶望の檻で交わされた告白と最終決戦への大いなる引き

最愛の仲間たちの死を乗り越え、顧清喬が自らの正体を父の顧興迕へ明かす場面は涙なしには見られません。

自分が異世界から来たという衝撃の告白は、長慶での楽しかった日々の終わりを告げていました。

一生一世の未来を諦め、残された毎日を惜しみなく愛すると誓った段玉の横顔に胸が締め付けられます。

次回、ついに物語はすべての因縁が激突する最終第30話へと突入します。

奪われた四霊の午門を奪還し、聖血門の呪縛を完全に解き放つための最後の戦い。

時空を超える扉が開くとき、二人の愛がどのような奇跡の結末を迎えるのか、絶対に見届けてください。

つづく