あらすじ
南苑王(なんえんおう)の策略で夢雲軒(むうんけん)に美女たちが送られてくるが、肖鐸(しょうたく)は南苑王を欺くために彼女たちを留め置く。早とちりして嫉妬した歩音楼(ほいんろう)だったが、機転を利かせて美女たちを追い払う。西蜀(せいしょく)の風習に倣い、歩音楼は肖鐸への愛を込めて手作りの靴を贈る。その心のこもった贈り物に肖鐸は深く感動する。一方、歩音閣(ほいんかく)は南苑王に二人の関係を密告。歩音楼は南苑王の屋敷での「鴻門の宴」に招かれるが、巧みな嘘で窮地を切り抜ける。しかし、物語の最後には、肖鐸が何かを思い悩むような暗い表情を見せ、新たな波乱を予感させる。
ネタバレ
まさかの美女軍団お出迎え?!肖鐸(しょうたく)の真意とは…
前回、ちょっと不穏な感じで終わったけど、17話冒頭からいきなり波乱の予感!
なんと、南苑王(なんえんおう)の差し金で、夢雲軒(むうんけん)に美女たちが送り込まれてきちゃったの!これには彤雲(とううん)もカンカン!でも我らが歩音楼(ほいんろう)は「大丈夫、肖鐸(しょうたく)がそんなのに靡くわけないわ!」とドンと構えてたんだけど…。
えええええ?!Σ(゚Д゚)
なんと肖鐸、その美女たちを全員お屋敷に留め置いちゃったのよ!
これにはさすがの歩音楼(ほいんろう)もブチギレ!手に持ってたご馳走(きっと肖鐸のために作ったのね!)を抱えて、プンスカ怒って帰っちゃった。
でもね、実はこれ、肖鐸の作戦だったんだよね。南苑王(なんえんおう)の目を欺くためのカモフラージュ!歩音楼ちゃん、早とちりしちゃったけど、肖鐸を信じたい気持ちは本物よね!
歩音楼、機転を利かせて美女軍団を撃退!
腹の虫が収まらない歩音楼、肖鐸の部屋で憂さ晴らししようとするんだけど、部屋の調度品はぜーんぶ自分が心を込めて選んだものばかり。壊せるわけないよね(笑)。
そこへ、例の美女たちがノコノコやってきたからさあ大変!
でも、ここで歩音楼が機転を利かせるの!自分の正体は隠したまま、「アタシが肖鐸サマの“お相手”よん♪」なーんて嘘ついちゃって、肖鐸のことを「アイツはマジでヤバい男だから、関わんない方が身のためよ~」って、ありもしない怖い噂を吹き込んじゃうの。
もともと「肖“掌印”は血も涙もない鬼畜!」なんて噂がまことしやかに囁かれてたから、美女たちはすっかり怖気づいて、蜘蛛の子を散らすように退散!歩音楼、ナイスプレー!?
愛を込めて…一針一針、あなたのために
場面は変わって、西蜀(せいしょく)の風習が紹介されるんだけど、これがまたロマンチックなの!
嫁入り前に、花嫁が花婿のために手作りの靴を贈るんだって。結婚式当日にその靴を履くことで、「これから一生、あなたと共に歩みます」っていう誓いの意味が込められてるらしいの。素敵すぎる…!✨
これを知った歩音楼、ピンと来ちゃった!「そうだ、肖鐸に靴を作ろう!」って。
早速、肖鐸の部屋に行って「ちょっと、脱いで!」って迫る歩音楼。肖鐸は「え、何を?!Σ(・ω・ノ)ノ」ってドギマギして、思わず着物の帯に手をかけちゃうんだけど、歩音楼のお目当ては足のサイズ(笑)。この二人のやり取り、可愛すぎか!
しゃがんで肖鐸の足の形を丁寧に写し取る歩音楼。その手際の良さに、肖鐸は「もしかして、他の男にも作ったことあるの…?」なんて、ちょっとヤキモチ妬いちゃうんだよね。かーわーいーいー!
歩音楼は昔、お母さんのために靴を作ったことがあるって話すの。お父さんからのお金を使いたがらなかったお母さんのために、一緒に物を作って売って、結構稼いだんだって。健気だよね…。そんな話を淡々と語る歩音楼を見て、肖鐸は胸を痛めるの。もう、お互いを想い合う気持ちがダダ洩れよ!
夜なべして作った靴に、肖鐸の喜び爆発!
歩音楼は、肖鐸に早く靴を履いてほしくて、夜なべしてチクチク…。
そして翌朝、肖鐸の枕元にはピカピカの新しい靴が!もうね、肖鐸の喜びようったらなかったわ!すぐに履いてみて、ウキウキが止まらないの。でも、いざお出かけって時には、汚しちゃ大変!って感じで、そーっと脱いで大切に置いとくの。どんだけ嬉しいんだ!
後で執事から靴に込められた意味を聞いて、肖鐸の顔はニヤニヤが止まらなくなっちゃう。もう、幸せオーラ全開!こっちまで嬉しくなっちゃうよね!
新たな策略の影…鴻門の宴への招待
幸せな時間もつかの間、またまた不穏な動きが…。
なんと、あの歩音閣(ほいんかく)が、新婚初夜に南苑王に「歩音楼と肖鐸はデキてますぜ!」ってチクっちゃったのよ!南苑王も、前に肖鐸の部屋を探った時に「対食(宦官の妻のような存在)」がいるっぽいことは掴んでたから、これは確証を得るチャンス!とばかりに、歩音閣(ほいんかく)の名前を使って歩音楼を自分のお屋敷に招待するの。
これ、絶対ヤバいやつじゃん!「鴻門の宴」だって分かってるけど、行かないわけにもいかない歩音楼。でも、ちゃんと曹春盎(そう しゅんおう)に頼んで、肖鐸にこのことを伝えてもらうの。さすが!
事情を知った肖鐸は、南苑王の魂胆なんてお見通し。「はいはい、そうですか」って感じで、あっさりお屋敷に引き返しちゃう。この辺の肖鐸の冷静沈着ぶり、たまらないわ!
歩音楼の啖呵が炸裂!しかし、ラストには…
さあ、いよいよ南苑王の屋敷での対決!
歩音閣の言葉の端々から、この宴の目的を察した歩音楼。フンッ!って感じで、「私と肖鐸なんて、ただの表面上の付き合いよ!アイツのことなんて、とっくに気に食わなかったんだから!」って大嘘ぶっこいて、見事に煙に巻いちゃうの。
歩音閣は、歩音楼から何も聞き出せないどころか、自分の嫁入り道具まで失う羽目になっちゃって(どんなやり取りがあったのか気になる!)、悔しさで血を吐きそうな勢い!ザマァ!って感じよね(笑)。
夢雲軒(むうんけん)に意気揚々と戻った歩音楼。今日の武勇伝を肖鐸に聞かせたくてウズウズしてたんだけど、肖鐸はもうお休み中…。残念。
でもね、歩音楼が自分の部屋に戻った後、肖鐸が部屋から出てくるんだけど…その顔が、めちゃくちゃ暗いのよ…。何か、すごく思い詰めてる感じで…。え、何があったの?!どうしちゃったの、肖鐸?!
『浮図縁~乱世に咲く真実の愛~』第17話 感想
『浮図縁』第17話、今回も見どころ満載でしたね。南苑王の策略で送り込まれた美女たちに、思わずやきもちを焼いてしまう歩音楼の姿が人間味あふれていて、とても共感できました。しかし、そこからの機転を利かせた反撃は見事の一言。小気味良い展開でした。
特に心に残ったのは、歩音楼が肖鐸のために心を込めて靴を作る場面です。一針一針に込められた想いや、それを受け取った肖鐸の純粋な喜びようは、二人の絆の深さを改めて感じさせてくれました。
一方で、歩音閣の執拗な策略や、南苑王の企みにはハラハラさせられます。歩音楼が持ち前の聡明さで切り抜ける場面は頼もしい限りです。
ただ、最後に映し出された肖鐸の物憂げな表情が気がかりでなりません。彼の胸の内には一体何が秘められているのでしょうか。物語がどのように進んでいくのか、目が離せません。
つづく