あらすじ

歩音楼(ほいんろう)は肖鐸(しょうたく)が服用している薬の秘密に迫る一方、肖鐸は蜀軍の趙瀾舟(ちょうらんしゅう)と南苑王(なんえんおう)・宇文良時(うぶんりょうじ)の対立を煽り、両者を捕らえる。しかし、南苑王が弟殺しの犯人ではない可能性が浮上し、肖鐸は長年の復讐の念が揺らぐ。そんな中、歩音楼は肖鐸を励まし、二人は結婚を誓い合う。錦官城では皇帝・慕容高鞏(ぼようこうきょう)が肖鐸への疑念を深め、新たな側近を登用しようと画策。幸せな時間を過ごしていた肖鐸と歩音楼だったが、慕容高鞏によって肖鐸は理不尽な罰を受けることになる。

ネタバレ

ヒロインの歩音楼(ほいんろう)、なんだか最近の肖鐸(しょうたく)の様子がおかしいって気づいちゃったの。彼がこっそり何か薬を飲んでるのを目撃しちゃって、「え、何あの薬…?」って気になって仕方ない。そこで、お付きの彤雲(とううん)にこっそり探りを入れてもらうことに。

彤雲(とううん)が肖鐸(しょうたく)の腹心、曹春盎(そう しゅんおう)に詰め寄るんだけど、この曹春盎(そう しゅんおう)がまた口が堅いのよ!「いや~、別に…」なんて、しどろもどろではぐらかすばっかり。彤雲(とううん)は彤雲で、「もしかして肖鐸(しょうたく)様、不治の病で余命いくばくもないんじゃ…!?」なんて、とんでもない方向に想像力が爆発しちゃって、もうハラハラ!

結局、彤雲は曹春盎(そう しゅんおう)からこっそり薬をゲット!お医者様に見てもらったところ…なんとその薬、「男性のヒゲの成長を抑えて、顔つきを女性的に見せる効果がある」ですって!ええええ!?ってことは…そういうことなの!?って、視聴者もびっくりよね!

一方、肖鐸は蜀軍の内紛を画策中。蜀軍の将軍、趙瀾舟(ちょうらんしゅう)が、世襲で兵権を握ってる南苑王(なんえんおう)・宇文良時(うぶんりょうじ)のことを快く思ってないって情報をキャッチ。「しめしめ、これは使えるぞ」と、二人を潰し合わせようと企むの。

曹春盎を使って、南苑王(なんえんおう)が趙瀾舟との約束の場所に行けないように足止め工作!待てど暮らせど南苑王が現れない趙瀾舟は、さらに刺客に襲われたりして、「さては南苑王、私を陥れようとしてるな!?」って、まんまと肖鐸の罠にはまっちゃうのよ。

案の定、カッとなった趙瀾舟は兵を率いて南苑王府へ殴り込み!そこへ颯爽と現れたのが我らが肖鐸!あっという間に両者とも捕らえちゃって、一件落着…かと思いきや!

追い詰められた趙瀾舟、「道連れだ!」とばかりに南苑王が武器を私的に製造してた証拠を突きつけるの。これで長年の兄弟の仇が討てる…!と肖鐸も思ったはずなのに、南苑王は「え、何それ?全然知らないんだけど」って感じで、証拠の品にも見覚えがない様子。

これには肖鐸も「え…嘘でしょ…?」って茫然自失。長年追い求めてきた復讐の相手が、もしかしたら最初から間違ってた…?なんて、そんなことある!?って、こっちまで頭が真っ白になっちゃうわ!

そんな打ちひしがれる肖鐸に、歩音楼(ほいんろう)が優しく寄り添うの。「人生なんて、思い通りにいかないことばっかりよ。でも、あなたが求める真実は、いつか必ず明らかになるわ。どんな時も、何があっても、私はあなたのそばにいるから」って…。ううっ、泣けるじゃないの!

この言葉に、暗闇の中で一筋の光を見出したかのように、肖鐸は歩音楼(ほいんろう)の手をギュッ!そして、「結婚しよう」って…!キャー!ついに来たわね!二人は美しい花畑で、花の女神に永遠の愛を誓い合うの。肖鐸は昭定司の指輪を歩音楼に贈って、これが二人の婚約指輪になるのね。ロマンチックすぎるでしょ!

場面は変わって、錦官城に到着した皇帝・慕容高鞏(ぼようこうきょう)。まずは南苑王のもとへ。南苑王はここぞとばかりに、「陛下!肖鐸が政治を乱してますぞ!」って訴えるんだけど、これを聞いた慕容高鞏(ぼようこうきょう)、内心ムカムカ。でもね、彼が怒ってるのは、南苑王の言葉そのものじゃなくて、自分の心の奥底を見透かされたような気がしたからなのよ。

そう、慕容高鞏(ぼようこうきょう)も最近、肖鐸の行動が全部自分の手のひらの上で転がされてるような気がして、疑念を抱き始めてたの。「このままじゃ、いつかアイツに頭を押さえつけられる…!」って。でも、ここで南苑王を殺しちゃったら、肖鐸を牽制できる駒がいなくなっちゃう。かといって、南苑王を重用する気もない。そこで、側近の孫公公(そんこうこう)が「于尊(うそん)様を呼び戻して、陛下ご自身の信頼できる手駒を育ててはいかがでしょう?」なんて進言するの。なるほどね~、皇帝もいろいろ考えてるわけだ。

さて、幸せな時間も束の間。肖鐸と歩音楼が楽しくお出かけから夢雲軒(むうんけん)に戻ってみると…そこには慕容高鞏の姿が!二人の顔から笑顔がスッと消えて、なんだかイヤ~な予感。

案の定、慕容高鞏は「歩音楼の護衛を怠った」とかいう理由で、肖鐸にいきなり杖刑を命じるのよ!ひどい!歩音楼は隣で胸を痛めながら見てることしかできないの。下手に口出ししたら、肖鐸がもっとひどい目に遭わされるかもしれないって思うと、何も言えないのよね…。切なすぎるわ!

『浮図縁~乱世に咲く真実の愛~』第20話 感想

まず、肖鐸が飲んでる薬の秘密!まさかそんな理由があったなんて、想像もしてなかったからビックリ。彼の抱えるものの大きさを改めて感じさせられたわ。そして、長年信じてきた復讐の相手が実は…っていう展開は、肖鐸の心情を思うと胸が締め付けられる。あの茫然とした表情、忘れられないわね。

でも、そんな肖鐸を支える歩音楼の強さと優しさには本当に救われる。二人が花畑で愛を誓い合うシーンは、束の間の幸せだったけど、すごく美しくて印象的だったわ。あの指輪が、二人の絆の証ね。

ただ、皇帝・慕容高鞏の動きが本当に不穏で…。肖鐸への疑念を深めていく様子は、これから大きな波乱が起こることを予感させるわね。最後の杖刑のシーンは、あまりにも理不尽で見ていて辛かった。歩音楼の気持ちを考えると、本当にやりきれない。

つづく