あらすじ
宇文良序(うぶん・りょうじょ)を想う婉婉(えんえん)の葛藤、そして歩音楼(ほいんろう)は慕容高鞏(ぼようこうきょう)の寵愛を避けようと「兄」宣言するも逆効果となり、薬を使った回避策も失敗、端妃に封じられてしまう。この状況を利用し、栄安(えいあん)皇后(えいあんこうごう)は慕容高鞏を唆し、歩音楼への圧力を強める許可を得る。一方、歩音楼が寵愛を受けたと誤解した肖鐸(しょうたく)は絶望。鹿鳴蒹葭に軟禁された歩音楼は、栄安皇后(えいあんこうごう)の直接的な嫌がらせを受けるが機転で回避。しかし、世話係の素槐(そかい)が栄安に買収され、食事に毒を盛られていることを突き止める。
ネタバレ
まずさ、健気な婉婉(えんえん)ちゃん。宇文良序(うぶん・りょうじょ)のために太医府に駆け込むんだけど、侍女に「帝姫と罪人の弟じゃ未来はないですよ~」なんて釘を刺されちゃう。でもさ、婉婉ちゃんは「そんなの分かってる!でも、彼を放っておけないの!」って、もう恋する乙女心全開!宇文良序は何も悪くないもんね。かといって、皇帝・慕容高鞏(ぼようこうきょう)の立場も理解できちゃうから、婉婉ちゃんの葛藤が切ないったらないのよ…。
一方、我らが歩音楼(ほいんろう)は、慕容高鞏(ぼようこうきょう)に対して「あなたのことはお兄ちゃんみたいに思ってるの!」って、まさかの兄宣言!さらに「太后様のお世話をしますわ」って、なんとかして寵愛を避けようと必死。でもね、これが慕容高鞏(ぼようこうきょう)の逆鱗に触れちゃった!「お前の心には他の男がいるのか!」って大激怒。そりゃそうだよね、皇帝に向かって「お兄ちゃん」はないわ~(笑)。
有無を言わさず沐浴更衣を命じられた歩音楼(ほいんろう)、ピンチ!ここで婉婉ちゃんからもらった秘密兵器、顔にブツブツができる薬を使おうとするんだけど…。まさに飲もうとしたその瞬間、慕容高鞏が登場!タイミング悪すぎ!
とっさに「お詫びの印ですわ」なんて言って薬酒を飲もうとする歩音楼。でも、慕容高鞏が「俺にも一杯くれ」って言い出すもんだから、さあ大変!歩音楼と彤雲(とううん)の顔面蒼白っぷりが目に浮かぶようだったよ。怪しんだ慕容高鞏が彤雲(とううん)にその酒を飲めって迫るんだけど、歩音楼が身を挺して阻止!そして、ついに薬のことを白状しちゃうの。
結果、慕容高鞏はさらにブチ切れ!力づくでどうこうしようとするんだけど、歩音楼は必死の抵抗!なんとか寵愛は免れたものの、なんと「端妃」に封じられちゃうっていう、とんでもない展開に!いや~、もうどうなっちゃうのよ、これ!?
この話を聞きつけたのが、あの栄安(えいあん)皇后。待ってましたとばかりに慕容高鞏のところへ行って、「歩音楼にはいくら優しくしても無駄よ。ちょっと痛い目見せて、自分の立場を分からせないと!」って火に油を注ぎまくり!しかも、慕容高鞏ったら、この件を栄安に任せるって言うじゃないの!その見返りに、栄安は肖鐸(しょうたく)を自分に渡すよう約束させちゃって…もう、悪女の策略が怖すぎる!
その頃、肖鐸(しょうたく)はというと…かつて濯纓(たくえい)と方将(ほうしょう)が愛を誓った言葉を思い出して、一人ベッドで絶望の淵に。暗闇の中で自分を抱きしめる姿が、もう見ていられないくらい切なかった…。歩音楼を宮中から奪い返そうと決意した矢先に飛び込んできたのが、「歩音楼、寵愛を受けて妃に封じられる」っていう衝撃ニュース!いや、誤解だから!って叫びたくなったよね!
さて、端妃にされちゃった歩音楼は、鹿鳴蒹葭っていう場所に送られて、完全に外部との連絡を絶たれちゃう。もちろん、頼りの彤雲(とううん)もそばにいない。このままじゃダメだ!ってことで、主动出击(自分から打って出る)しようとするんだけど、出ようとした途端、見張り役の素槐(そかい)っていうおばちゃんに止められちゃう。
どうしよう…って悩んでたら、なんと栄安皇后(えいあんこうごう)がご登場!歩音楼がとぼけたフリしてたら、栄安はブチ切れていきなり平手打ち!ひどい!でも、慕容高鞏が歩音楼の監視役として送り込んだ素槐が、意外にも「皇后様、お許しを!」って庇おうとするの。
でも、結局は栄安が上。素槐も下がっちゃう。栄安がもう一発!って手を振り上げた瞬間、なんと歩音楼が形勢逆転!栄安の腕を掴んで部屋に引きずり込んじゃった!かっこいい!ここで昔のことを問い詰めようとするんだけど、タイミング悪く衛兵たちが駆けつけちゃう。万事休すかと思いきや、歩音楼は自分の腕を傷つけて、栄安をビビらせて撤退させるっていう荒業!さすが歩音楼、機転が利く!
夜になって、素槐が食事を持ってきたんだけど、歩音楼は彼女の腕に栄安の翡翠の腕輪が光っているのを見逃さなかった!「あ、こいつ栄安に買収されたな」って一瞬で見抜いちゃう。でも、そこですぐには問い詰めず、逆に泳がせて栄安が何を企んでいるのか探ろうとするの。しばらくして、食事を食べ終わったフリをして、こっそり素槐を尾行したら…やっぱり!食事に毒が盛られてたのよ!
『浮図縁~乱世に咲く真実の愛~』第22話 感想
『浮図縁~乱世に咲く真実の愛~』第22話は、登場人物たちの思惑が複雑に絡み合い、息をのむ展開が続きましたね。婉婉のひたむきな想いと、帝姫という立場との間で揺れ動く姿には胸が締め付けられました。
歩音楼は才知と勇気で危機を回避しようとしますが、慕容高鞏の独占欲と皇帝としての威厳がそれを許さず、状況はむしろ悪化の一途を辿ります。彼女が端妃に封じられた場面では、その絶望と先の見えない不安がひしひしと伝わってきました。
栄安皇后(えいあんこうごう)の陰湿な策略はますますエスカレートし、歩音楼を徹底的に追い詰めようとする様に底知れぬ恐ろしさを感じます。肖鐸(しょうたく)が歩音楼の状況を誤解し、深い絶望に囚われる姿も痛々しく、二人のすれ違いがもどかしいです。
つづく