あらすじ

浴仏節の後、太后は慕容高鞏(ぼようこうきょう)に歩音楼(ほいんろう)の帰宮を断固反対する。一方、栄安(えいあん)は音楼と肖鐸(しょうたく)の関係を疑い、音楼が落としたネックレスを手に入れるが、肖鐸に脅されて慕容高鞏への報告を断念する。音楼は慕容高鞏に問い詰められるが、婉嬪の機転と、意外な形で栄安がネックレスを「発見」したことで難を逃れる。音楼は婉嬪に本心を打ち明け、婉嬪は二人の関係を黙認する。音楼は慕容高鞏に苦肉の策で彤雲(とううん)の解放を認めさせ、彤雲は釈放されるが、曹春盎(そう しゅんおう)からの告白には戸惑う。栄安は権力への野望をさらに燃やし、危険な道へと進むことを決意する。

ネタバレ

まず冒頭から、太后様が「歩音楼(ほいんろう)を宮中に戻すのは絶対反対!」って、慕容高鞏(ぼようこうきょう)に釘を刺すシーン。高鞏もさすがに太后様には逆らえないみたいで、すごすごと歩音楼(ほいんろう)のところへ行くんだけど…。「歩音楼様は体調が優れないのでお部屋でお休みです」って言われちゃうの。でもね、ここで栄安(えいあん)がしゃしゃり出てきて、「あら?私の侍女が見たときは誰もいなかったわよ?」なんてチクるもんだから、もう不穏な空気プンプンよ!

栄安(えいあん)、湖のほとりで歩音楼の姿を見つけて、小舟に近づいていくんだけど、そこでなんと肖鐸(しょうたく)が出てくるのを目撃!肖鐸(しょうたく)が去った後、小舟に入った栄安は、歩音楼が落とした木芙蓉のネックレスを見つけちゃうのよ。「これ幸い!」とばかりに高鞏に突き出そうとするんだけど、そこへ肖鐸が立ちはだかる!「お前の弱みは握ってるんだぜ?道連れにしてやろうか?」って、もうヒリヒリするわ~!栄安もさすがにビビったみたいね。

一方、ウキウキで部屋に戻った歩音楼。そこに待ち構えていたのは、なんと慕容高鞏(ぼようこうきょう)!歩音楼の首元にネックレスがないのを見て、于尊(うそん)に「全力で探せ!」って命令するの。お寺中を探しても見つからないネックレス。高鞏の目がだんだん据わってきて、「昨夜どこで誰と会っていた?」って歩音楼を問い詰めるんだけど、絶体絶命のピンチ!そこに助け舟を出したのが、なんと婉嬪!「昨夜は歩音楼とずっと一緒に物語を読んでましたわ」って、ナイスアシスト!でも高鞏はまだ疑ってるのよね。そこへ、またもや栄安が登場!「婉嬪様のお部屋の入り口に落ちてましたわ」って、ネックレスを差し出すの!えええ!?どういうこと!?って思ったけど、これで高鞏も一安心。歩音楼と婉嬪はその場を離れるんだけど…。

婉嬪、歩音楼に「もう前のことは聞かないけど、これ以上あなたと肖鐸を庇うことはできない」って釘を刺すの。歩音楼も腹を割って、「宮中では息が詰まる。肖鐸のことが好きなのは間違いないし、それを悪いとは思わない」って本音をぶちまけるのよ。その強い眼差しに、婉嬪も二人の関係を認めざるを得なかったみたい。でも、まさか肖鐸が偽宦官だなんて夢にも思ってない婉嬪…いや、この時点で気づいちゃったのよ!でも、もうこの秘密は墓場まで持っていくしかないって覚悟を決めたみたいね。女の友情ってやつかしら…。

そして夜、歩音楼は肖鐸との約束でこっそり小舟へ。でも、小舟に着いた途端、見張りの兵士たちが!歩音楼、慌てて顔を隠すんだけど、肖鐸は得意げに「この寺は全部俺の息がかかってるのさ」だって!きゃー!かっこいい!二人きりの甘い時間を過ごすんだけど、もう見てるこっちが照れちゃうわ!

肖鐸は数日後に彤雲(とううん)を染織局から出すって言うんだけど、歩音楼はこれ以上肖鐸に危険な橋を渡らせたくないから、自分で何とかするって決意するの。そして、婉嬪を巻き込んで一芝居!慕容高鞏の前で「彤雲(とううん)に会いたい~」って泣き落とし作戦よ!これがまんまと成功して、高鞏は彤雲を許すことを約束するの。やったね歩音楼!

釈放されるって聞いて大喜びの彤雲。でも、迎えに来たのはなんと栄安の手下!え、なんで!?って不安になる彤雲だけど、染織局に戻るとそこには曹春盎(そう しゅんおう)が待ってたの!帰り道、曹春盎(そう しゅんおう)がついに彤雲に告白するんだけど…彤雲は黙ったまま。曹春盎も、なんとなく予想してたのか、表情を変えずに簪を彤雲に渡して一人で馬車を降りちゃうの。切ないわ~!彤雲もどうしていいかわからないって感じで、見てて胸が苦しくなったわ。

そしてラスト、栄安の侍女が「一歩間違えれば破滅ですよ」って忠告するんだけど、栄安は「もう始まっちゃったのよ。止まれないわ」って。小さい頃から、最高の権力を手に入れるためには奪い取るしかないって思ってたんですって。そして、「肖鐸が歩音楼のために狂ったなら、私も一緒に狂ってやるわ!」って、もう完全に悪女モード全開!これからどうなっちゃうのよ~!?

『浮図縁~乱世に咲く真実の愛~』第26話 感想

第26話も、息をのむような展開の連続でしたね。歩音楼と肖鐸の秘密がいつ明るみに出るのかと、画面の前でハラハラし通しでした。特にあのネックレスの件では、栄安の執念深さにゾクッとしましたが、それを上回る肖鐸の機転と、何よりも婉嬪の友情には胸が熱くなりました。あの緊迫した状況で歩音楼を庇うなんて、なかなかできることではありません。

一方で、彤雲と曹春盎の切ないやり取りには、思わず胸が締め付けられました。曹春盎の一途な想いが伝わってくるだけに、余計に切なさが増します。そして、栄安がいよいよ本格的に動き出しそうな雰囲気で、物語に一層の深みと不穏な空気が加わりましたね。それぞれのキャラクターが抱える想いや野望が複雑に絡み合って、本当に見応えのあるエピソードでした。この先、彼らがどのような道を歩むのか、しっかりと見届けたいと思います。

つづく