あらすじ
栄安(えいあん)皇后(えいあんこうごう)は肖鐸(しょうたく)の正体を盾に音楼殺害を強要するが、肖鐸と音楼の機転で逆に栄安が失脚する。彤雲(とううん)と曹春盎(そう しゅんおう)は愛を確かめ合う一方、栄安の口から本当の肖鐸殺害の真犯人が歩馭魯(ほ よくろ)である可能性が示唆され、音楼は父への疑惑を深める。
ネタバレ
前回、肖鐸(しょうたく)の秘密に気づいちゃった栄安(えいあん)皇后(えいあんこうごう)、今回はそのネタを盾に、とんでもない要求を突きつけてきたのよ。なんと、肖鐸(しょうたく)に「歩音楼(ほいんろう)を自分の手で殺せ」だって!鬼か!悪魔か!
で、舞台は昭定司の牢獄へ。栄安(えいあん)皇后(えいあんこうごう)、肖鐸に毒酒を差し出してニヤリ。「歩音楼(ほいんろう)にこれを飲ませるか、それとも自分の正体がバレるか、選びなさいよ」ってさ。もうね、見てるこっちが息止まるかと思ったわ。
歩音楼はさ、「私の命はあなたの命より千倍も万倍も大事だって言ったじゃない!」って涙目で訴えるんだけど、肖鐸は「宮中に入った目的を諦めるわけにはいかない」って、苦渋の表情で…。歩音楼、ショックで肖鐸に平手打ちよ!そりゃそうだよね、信じてたのに!
で、肖鐸が懇願するように毒酒を差し出すと、歩音楼はもう絶望したみたいに、それを一気に飲み干しちゃったの…!うわーん、歩音楼ー!ってなった瞬間よ。
歩音楼がぐったりするのを見て、栄安皇后(えいあんこうごう)はそりゃもう得意満面。「さあ、褒美に私の髪を結いなさい」なんて言っちゃって。肖鐸が大人しく従うふりして、胭脂(べに)を差し出すんだけど、これが罠だったのよ!
栄安皇后(えいあんこうごう)がその胭脂を唇につけた途端、肖鐸の顔色が一変。「その胭脂は瓊水閣のものだ」って。瓊水閣って言ったら、いわくつきの場所じゃない?栄安皇后、顔面蒼白になって、慌てて隠し持ってた解毒薬を飲もうとするんだけど、時すでに遅し!肖鐸の一撃で気絶!スカッとしたわー!
そこへタイミングよく(?)慕容高鞏(ぼようこうきょう)が登場。肖鐸から真相を聞いて、あっさり栄安皇后に死罪を言い渡しちゃった。まあ、彼にとっては歩音楼さえ無事なら、真相なんてどうでもいいんだろうけどね。「皇帝の一言で、お前(肖鐸)だって死ぬんだぞ」みたいなこと言ってたし、相変わらずの執着っぷり。
さて、歩音楼はというと…もちろん無事!肖鐸が毒酒を渡した時点で、何か企んでるって気づいてたんだって!さすが歩音楼、賢い!二人でじゃれ合ってるところに、曹春盎(そう しゅんおう)が血相変えて飛び込んできて、「彤雲(とううん)が流罪に!」って。でも、肖鐸は「策はある」ってニヤリ。頼りになるぅ!
で、彤雲(とううん)の流罪の日。誰も見送りに来なくて寂しそうだったけど、これも全部お芝居!気づいたら、彤雲は花嫁衣装で祝言の部屋に!曹春盎(そう しゅんおう)が「これは君を助けるための方便だ」って説明するんだけど、もう彤雲への想いがダダ洩れなのよ。
「君のいる未来を想像しちゃうんだ…」なんて言って、彤雲が黙ってると「やっぱり俺の妄想か…」ってしょんぼりしちゃう曹春盎、可愛すぎか!でも、彤雲も「私もあなたが好き」って!きゃー!おめでとう!キスシーンまであって、こっちが照れちゃったわ。
一方、歩音楼は池の魚を見て、宮中の人間模様に思いを馳せてた。栄華を極めた栄安皇后も、結局は打ち捨てられた魚みたいになっちゃったって。
そして、ここからがまた衝撃の展開!肖鐸が6年前の事件について栄安に問い詰めると、栄安は高笑いしながら「本当の肖鐸を殺した真犯人は、あんたたちのよく知る人物…歩馭魯(ほ よくろ)よ!」って。
えええええ!?歩音楼のお父さん!?
歩音楼も、栄安が持っていた男物の組み紐に、自分のお母さんがお父さんのために織った糸が使われていることに気づいちゃったのよ…。もし本当にお父さんが犯人だったら、歩音楼はどうなっちゃうの!?
真実を確かめるために、歩音楼はお父さんを屋敷に呼び出すんだけど…お父さん、組み紐を見て明らかに動揺してるし!
『浮図縁~乱世に咲く真実の愛~』第28話 感想
第28話は、息をのむ展開の連続でした。栄安皇后の非情な策略には憤りを感じましたが、肖鐸と歩音楼が見事な連携でこれを切り抜けた場面は、胸がすく思いでした。特に、毒酒のくだりは手に汗握りましたが、歩音楼の機転と二人の信頼関係の深さが光っていましたね。
一方で、彤雲と曹春盎の恋が成就したことは、この緊迫した物語の中での一服の清涼剤のようでした。彼らの幸せを心から願わずにはいられません。
しかし、終盤で明らかになった、本当の肖鐸を殺害した真犯人に関する衝撃的な事実は、物語を新たな局面へと導きました。歩音楼が自身の父親に疑いの目を向けざるを得ない状況は、非常に辛いものです。彼女がこれからどのようにこの困難に立ち向かっていくのか、そして隠された真実が何なのか、目が離せません。
つづく