あらすじ
慕容高鞏(ぼようこうきょう)からの灯籠を巡り、肖鐸(しょうたく)は歩音楼(ほいんろう)に嫉妬心を燃やすが、彼女に慕容高鞏への恋愛感情がないことを知り安堵する。しかし、慕容高鞏と歩音楼の噂が広まり、肖鐸は慕容高鞏に自重を促す。孫公公(そんこうこう)に唆された慕容高鞏は歩音楼に迫るが、歩音楼は自由を求め皇陵行きを願い出て許される。肖鐸の護衛のもと皇陵に着いた歩音楼は、李萍如(り・へいじょ)と再会し、皇陵の総管太監・劉公公(りゅうこうこう)に目をつけられる。劉公公は地宮での奉仕者を指名すると発表し、李萍如が選ばれそうになるが、最終的に李萍如が指名され、歩音楼も同行を申し出る。地宮で歩音楼は大胆な行動を見せる一方、皇城では肖鐸が南苑王(なんえんおう)の弟・宇文良序(うぶん・りょうじょ)の不審な動きを察知し、毒物を発見する。
ネタバレ
前回、歩音楼(ほいんろう)が慕容高鞏(ぼようこうきょう)から灯籠をもらっちゃったもんだから、我らが肖鐸(しょうたく)様が黙っちゃいないわよね!「どこに飾る気だ!」って、もう嫉妬メラメラ(笑)。歩音楼(ほいんろう)は「陛下からの頂き物ですから~」なんて言ってるけど、肖鐸(しょうたく)様は気が気じゃないのよ。でも、歩音楼(ほいんろう)が慕容高鞏(ぼようこうきょう)に恋愛感情がないって分かった時の、あの肖鐸(しょうたく)様の隠しきれないニヤリ顔!最高だったわ!
さて、皇帝になったばかりの慕容高鞏(ぼようこうきょう)は、歩音楼への想いを募らせるんだけど、承元宮(しょうげんきゅう)では「皇帝と歩音楼、怪しい仲なんじゃ…?」なんて噂が広まっちゃうの。これを知った肖鐸様、すかさず慕容高鞏に釘を刺しに行くわけ。「陛下、まだ即位したばかりで足元グラグラなんですから、軽はずみな行動は慎んでくださいよ。特に歩音楼とは距離を置いた方が…」ってね。さすが肖鐸様、冷静沈着!
でもね、ここで厄介なのが孫公公(そんこうこう)よ!「陛下は天子様なんですから、欲しいものは何でも手に入れるべきです!歩音楼だって例外じゃありません!」なんて焚きつけちゃって…。そりゃ慕容高鞏もその気になっちゃうわよね。案の定、歩音楼の部屋に押しかけて、いきなりハグ!きゃー!って見てたら、そこに肖鐸様が登場!あの時の肖鐸様の、握りしめた剣と怒りに燃える瞳!ゾクゾクしちゃったわ!
結局、歩音楼は「自由になりたいんです。皇陵を守るのが一番です」って慕容高鞏に伝えて、皇陵行きが決まるの。慕容高鞏もため息つきながら、しぶしぶ承諾。まあ、そうなるわよね。
そして、歩音楼の皇陵への旅立ちの日。なんと肖鐸様が自ら護衛!道中、肖鐸様がいるせいで街の人たちがみんな逃げちゃって、歩音楼は全然楽しめないんだけど、そこは機転の利く歩音楼。「肖鐸様、素敵!かっこいい!」っておだてまくって、肖鐸様の機嫌も少しずつ上向きに(笑)。単純なんだから、もう!
やっと皇陵に着いたら、李萍如(り・へいじょ)がお出迎え。でも、皇陵って聞くと暗くて寂しいイメージだったけど、意外や意外、そこで暮らす女性たちは日向ぼっこしながら楽しそうに牌遊びしてるじゃない!歩音楼もあっという間に馴染んで、一緒にワイワイ。たくましいわ、この子!
でも、皇陵には要注意人物がいたのよ。皇陵の総管太監、劉公公(りゅうこうこう)ね。李萍如が「あの人だけは怒らせちゃダメ」って言うそばから、劉公公がやってきて、李萍如に「落とし物の腕輪を取りに来い」なんて因縁つけてくるの。歩音楼が割って入って助けるんだけど、李萍如は何か隠してるみたいで…。この皇陵、なんだかキナ臭いわね。
案の定、次の日の早課で歩音楼は遅刻。劉公公はここぞとばかりに歩音楼をネチネチと叱りつけて、「私に逆らうなよ」って警告。さらに、「これから地宮で奉仕する者を選ぶ」なんて言い出すの。李萍如によると、地宮に行った者は死ぬか気が狂うか…。え、怖すぎ!そして、なんと劉公公は李萍如を指名!と思いきや、なぜか歩音楼が「私も一緒に行きます!」って言い出しちゃった!この子、本当に怖いもの知らずなんだから!
地宮に着くと、李萍如はブルブル震えて歩音楼の袖をギュッ。でも、歩音楼はまるで自分の家みたいにキョロキョロ。しまいには先皇の龍袍(りゅうほう)の横でスヤスヤ寝ちゃう始末!大物すぎるでしょ!李萍如は怖くてお経を唱えようとするんだけど、緊張で忘れちゃって、なぜか肖鐸様の名前を連呼(笑)。その頃、皇城の肖鐸様はなんだか上の空。南苑王(なんえんおう)の弟、宇文良序(うぶん・りょうじょ)が屋敷に芸人を呼んだって聞いて、何かを察知した肖鐸様。急いで駆けつけると、宇文良序のところから毒物を発見!こっちも不穏な動きね!
『浮図縁』第6話感想
『浮図縁』第6話、見どころ満載でしたね。肖鐸の歩音楼に対する独占欲が見え隠れする場面は、彼の人間らしい一面が垣間見えて興味深かったです。特に、歩音楼が慕容高鞏に気がないと知った時の安堵の表情は印象的でした。
一方、皇帝となった慕容高鞏の行動は危うさを感じさせます。周囲の声に流されやすい彼の性格が、今後の波乱を予感させますね。
舞台が皇陵に移り、新たな登場人物との関係性も気になるところです。特に劉公公のような一癖も二癖もありそうな人物との対立は、歩音楼の才覚が試される場面となりそうです。地宮という閉鎖的な空間で、彼女がどのように振る舞うのか、そして宇文良序の企みも明らかになりそうで、物語の深まりを感じさせる回でした。
つづく