あらすじ
宇文毓(うぶんいく) に嫁いだ般若(はんじゃく)は、新婚早々、皇帝に巧みな献策を行い、夫の地位向上と宇文護(うぶんご) 牽制の一歩を踏み出す。一方、曼陀(ばんた)は楊堅(ようけん)を言葉巧みに篭絡しつつ、李澄(りちょう)には伽羅(から)と宇文邕(うぶんよう)の仲を邪推させて罠にかける。何も知らない伽羅は、民のために尽力し、実家で姉の里帰り宴の準備に励む。しかし、その宴の席で、曼陀の策略にはまった李澄が嫉妬から伽羅と宇文邕を公然と侮辱。激しい口論となるが、駆けつけた独孤(どっこ)信(どっこしん)が場を収め、曼陀に釘を刺すのだった。
ネタバレ
前回、ついに般若(はんじゃく)が宇文毓(うぶんいく) に嫁いだけど、今回は新婚早々、波乱の予感しかない第10話!さっそく見ていこー!
新妻・般若、いきなり本領発揮!
結婚式の翌日、般若と宇文毓(うぶんいく) は早速、皇帝・宇文覚(うぶんかく)にご挨拶。皇帝は、独孤(どっこ)家の後ろ盾を得て宿敵・宇文護(うぶんご) を倒せるかも!ってウキウキ。でも、般若はそんな甘くない!「宇文護(うぶんご) を倒すなら、小さなことからですよ」と冷静に進言。結婚祝いを全部寄付して、民衆の心を掴みつつ、軍資金にして、宇文護(うぶんご) 派閥をじわじわ切り崩しましょうって提案するの。皇帝、これには「素晴らしい!」って大絶賛で、般若にご褒美まであげちゃう。いやー、般若、さすが策士!
宮殿を出ても、夫の宇文毓(うぶんいく) はまだ心配顔。そんな彼に般若はズバリ!「宇文護との過去なんて些細なこと。大事なのは、あなたが皇帝の座に就くことよ!」って。宇文毓、ビックリ!まさか妻にそんな野望があったなんて!般若はさらに「今の皇帝は体が弱くて世継ぎは望めない。あなたが努力して、私が支えれば、帝位は奪えるわ!」と畳みかける。穏やかな性格の宇文毓は、ただただ唖然…。般若はもう、夫を玉座に押し上げる気満々!王府の実権も握るつもりみたい。
宇文護、イライラ? 般若の策が早くも効果アリ!
朝廷では、皇帝が宇文毓の寄付を褒め称え、なんと「地官大司徒」っていう高い地位に任命!宇文毓、ちょっと得意気。でも、面白くないのが宇文護。わざわざ帰り道で宇文毓を待ち伏せして、嫌味たっぷりの「お祝い」を言うんだよね~。大人な宇文毓は言い返さなかったけど、内心はムカムカだったはず!
二股かける曼陀 vs 善行に励む伽羅
一方、問題児・曼陀(ばんた)は相変わらず!楊堅(ようけん)には「庶子だからって虐げられて…」なんて涙ながらに嘘八百を並べて同情を誘い、「絶対君を大切にする!」って誓わせる。かと思えば、今度は李澄(りちょう)に接近!マントを返すって口実で会いに行って、「西郊で一緒に狩りをしませんこと?」って誘うの。しかも、「伽羅(から)も来るかも」なんて匂わせて!李澄は、伽羅も来るならってホイホイOKしちゃう。
その頃、我らがヒロイン伽羅は、姉の寄付活動を手伝って、飢えた民に食料を配ってたんだよ。自分の利益しか考えない曼陀とは、まさに月とすっぽん!
曼陀の罠!李澄の誤解が深まる…
狩りの日、西郊に来てみたら、いるのは曼陀だけ。「あれ?」ってなる李澄だけど、仕方なく曼陀と乗馬競争なんかして時間つぶし。ここで曼陀が本領発揮!わざとらしく伽羅と宇文邕(うぶんよう)の昔の話を持ち出して、李澄の心に疑いの種をまくの。まんまと罠にはまった李澄は、人をやって調べさせて、「伽羅と宇文邕(うぶんよう)はデキてる!」って大誤解!伽羅への印象は最悪に…。
その間、伽羅は実家で家事を切り盛り。姉・般若の里帰り(回門宴)の準備をテキパキこなしてて、父・独孤(どっこ)信(どっこしん)も「頼もしくなったなぁ」って感心してる。何も知らない伽羅が健気すぎる…!
嵐の宴!嫉妬に狂う李澄、伽羅大ピンチ!
いよいよ般若の里帰りの日。独孤家はお祭り騒ぎ!李澄親子(父:李昞(りへい) リヘイ)もお祝いに駆けつける。伽羅は李澄の様子がなんか変だなって思うけど、深くは聞かずに姉を大歓迎。宴には宇文毓夫妻、楊堅(ようけん)、李澄たちが勢ぞろい。
そこへ、親友の宇文邕(うぶんよう)がお祝いに登場!伽羅は嬉しくて、無邪気に宇文邕とキャッキャおしゃべり。これを見た李澄、嫉妬心大爆発!いきなり宇文邕を指さして罵倒し始めて、挙句の果てには伽羅のことまで「恥知らずな女!」って侮辱するの!
さすがの伽羅も黙ってない!「なんですって!」って激しく言い返す!そこへ、待ってましたとばかりに曼陀が登場。「まあまあ、お二人とも…」なんて言いながら、実は火に油を注ぐようなことばかり言うんだよね。伽羅は「絶対、曼陀が裏で糸を引いてる!」って気づくけど、証拠がない!悔しくて涙ポロポロ…。
父の裁き!曼陀に警告
騒ぎを聞きつけて、独孤信(どっこしん)や般若たちが駆けつける。事情を知った李昞(りへい)は、慌てて息子・李澄に謝罪させて、必死に場を収めようとする。でも、伽羅の怒りは収まらない!もともと李家への嫁入りなんて気が進まなかったのに、こんな仕打ち…。最悪だよ!
最後に、父・独孤信(どっこしん)がビシッ!と曼陀に警告。「今後、李家と伽羅のことには一切口出しするな!」って。うーん、曼陀、これで懲りるかなぁ?
つづく