あらすじ
楊堅(ようけん)は曼陀(ばんた)への想いを断ち切れず苦しむが、曼陀は李昞(りへい)との結婚を選び、駆け落ちを申し出た楊堅を偽りの理由で拒絶する。自分の不幸を姉妹のせいにして復讐を誓う曼陀。一方、楊堅は乳母の供述から宇文護(うぶんご) が黒幕だと誤解し太師府に乗り込むが、伽羅(から)の機転と宇文邕(うぶんよう)の仲裁で事なきを得る。伽羅は真相を知りつつも家の結束のため口をつぐむ。般若(はんじゃく)は酒に溺れる宇文護と再会し、悲しい別れを告げる。そして婚礼の日、曼陀は父・独孤(どっこ)信(どっこしん)に冷たく扱われ、不満を抱えたまま李昞の元へ嫁いでいく。
ネタバレ
今回もドロドロと切なさが大渋滞でしたね! 独孤(どっこ)家の次女、曼陀(ばんた)の結婚を巡る騒動、ついに決着…と思いきや、新たな波乱の幕開けって感じ!
まず、可哀想なのが楊堅(ようけん)よ…。愛する曼陀が、まさかあんな理由で自分を陥れようとしてたなんて、知る由もない。思い出に浸りながらヤケ酒あおる姿、見てるこっちが辛くなるわ…。子供の頃からの思い出、婚約してからの日々…全部、曼陀の計算だったなんてねぇ。
一方、長女の般若(はんじゃく)姉様は、さすがの対応力。伽羅(から)には「全部、乳母の馬氏(ばし)が悪いのよ!」ってことにして、曼陀の本性は隠し通すの。優しい伽羅をこれ以上傷つけたくない、姉心よねぇ でも、曼陀が3日後にあの李昞(りへい)に嫁ぐって聞いて、伽羅の目にも悲しみが…。お父様の気持ちを思うと、胸が痛むわよね。
般若は父・独孤(どっこ)信(どっこしん)にも「あんな妹、もう認めない!」ってキッパリ。独孤信(どっこしん)も、娘の悪どさにため息つくしかない…。育て方、間違えたかなぁって、父親としては辛いところよね。
そんな中、酔った楊堅(ようけん)がフラフラと仏堂へ行くと、そこに曼陀が! 祈るフリして「楊堅(ようけん)様がうまくいきますように…」なんて殊勝なこと言っちゃうんだから、もう!ピュアな楊堅は「なんて良い子なんだ!」って感動しちゃって、思わず抱きしめて「駆け落ちしよう!」って!
えええーーー!?って思ったけど、曼陀も一瞬流されちゃうのよね。でも馬車が動き出した途端、ハッと我に返る。「待って!李昞に嫁げば郡公夫人よ!?この地位を捨てられるわけない!」って、あっさり馬車を降りちゃう で、またまた演技。「独孤家の名誉のために、あなたとは一緒になれないの…」って。楊堅、また騙されてるー! しかも「李昞が死んだら、必ず君を娶る!」なんて誓っちゃって…もう、どこまでお人好しなのよ!
一人になった曼陀は、部屋で号泣。「本当なら、素敵な若様と結婚できたはずなのに!年寄りのところに嫁ぐなんて!」って。でもね、反省の色はゼロ。「全部、般若と伽羅のせいよ!絶対復讐してやる!」って、逆恨みもいいところ!この子の闇は深いわ…。
さて、楊堅はすっかり「黒幕は宇文護(うぶんご) だ!」と思い込んじゃって、太師府に殴り込み!剣を突きつけて「なんであんな汚いマネしたんだ!」って詰め寄るんだけど、宇文護(うぶんご) は「は?何のこと?」状態。そりゃそうだ、濡れ衣だもんね。
ここでファインプレーを見せたのが伽羅!✨ 楊堅が暴走するのを読んで、宇文邕(うぶんよう)に手紙でSOS!宇文邕(うぶんよう)が駆けつけて、ギリギリで流血沙汰を阻止!「これは独孤家の問題だから、他に関係ない。事を荒立てないで」っていう伽羅の伝言を楊堅に伝えて、なんとか場を収めるの。さすが伽羅、賢いわ!
曼陀の婚礼準備が進む中、伽羅は「気まずいから」って、済慈院にしばらく行くことに。お父様には「結婚式には出ないけど、お祝いに翡翠の腕輪を託します」って。独孤信(どっこしん)も、娘の気遣いにホッとしたみたい。
家を出た伽羅は、宇文邕(うぶんよう)とバッタリ。親友の前で、やっと本音をポロリ。「本当は、全部二番目の姉さんの仕業だって分かってる。でも、長姉さんが隠したいなら、私も知らないフリをする。独孤家は一つでいないと」って…。健気すぎるでしょ、伽羅
般若も、伽羅が真相に気づいてることはお見通し。そして、馬氏が最後に言ってた「宇文護(うぶんご) も関わってるかも」って言葉も、ちょっと引っかかってるみたい。あの男ならやりかねない…ってね。
一方、嫁ぎ先の李昞は、年の功ってやつ?曼陀を喜ばせるのが上手いのよ。「君を正妻にするよ」なんて甘い言葉で、曼陀もすっかりご機嫌に。単純というか、なんというか…。
そして、切ないのが宇文護。般若を忘れられなくて、酒と女に溺れてボロボロ…。側近の哥舒(かじょ)が見かねて、般若に「どうか太師様を助けてください!」って頼み込むの。
般若も、昔のよしみで太師府へ。そこにいたのは、見る影もなくやつれた宇文護。周りの女たちに般若の格好をさせて、般若の幻影を追い求めてる…。痛々しいわ
「あなた、こんな姿になって!これがあなたの目指した覇業なの!?」って般若が問い詰めると、宇文護は「愛するお前がいないのに、天下を取って何になる!」って魂の叫び。般若も涙ながらに「愛してない人に嫁ぐ私も辛いのよ…でも、もう私たちは別の道を行くしかない」って、悲しい別れを確認するしかなかったの…。ここ、涙なしには見られないわ
そして、ついに曼陀の婚礼の日。独孤信は、嫁入り衣装の曼陀に「行いを慎め」と冷たく言い放ち、兄ではなく執事に花轎(かきょう=婚礼用の輿)へ送らせるの。普通は兄が送るのに、この扱い!曼陀は「なんで私だけこんな扱いなのよ!」って怒り狂うけど、独孤信はもう聞く耳持たない。「本当に、どうしようもない娘だ…」って感じよね。
さあ、波乱含みで嫁いでいった曼陀。これからどうなっちゃうの!?楊堅の誤解は解けるのか?般若と宇文護の恋の行方は?伽羅の未来は…?次回も目が離せません!
つづく