あらすじ
妹・伽羅(から)のことで心を痛める般若(はんじゃく)は、父・独孤(どっこ)信(どっこしん)を慰める。その帰り道、宇文護(うぶんご) と密会した般若は、皇后への野心を隠さず、趙貴(ちょうき)を利用して宇文護と対立させ、夫・宇文毓(うぶんいく) を帝位につける計画を練る。宇文護はその計画を知りつつも、般若への愛から協力を申し出る。一方、落ち込んでいた伽羅は、旧知の陸貞(りくてい)の励ましで立ち直り、正直者の女工・曲冬を冬曲(とうきょく)と名付けて侍女にする。冬曲の助言で済慈院の警備を強化するなど、伽羅は徐々に才覚を発揮し始める。朝廷では皇帝・宇文覚(うぶんかく)が趙貴を重用し、独孤信(どっこしん)の権力は削がれ、宇文護との対立で政局は混乱。独孤信は、般若が趙貴を唆している黒幕だと知り激怒。計画を中止するよう迫るが、般若は野心を曲げず、父娘は決裂する。さらに伽羅までもが般若の計画を支持したため、独孤信は孤立感を深める。
ネタバレ
前回、曼陀(ばんた)のことで塞ぎ込んでた末っ子の伽羅(から)だけど、今回はちょっと変化があるみたいだよ!そして、長女の般若(はんじゃく)姉様の野望が、いよいよ本格的に動き出す…!ハラハラドキドキの第15話、早速見ていこー!
般若の野望と二人の男
まず、心配な妹・伽羅を優しく寝かしつけた般若。その後、お父様の独孤(どっこ)信(どっこしん)を慰めに行くんだよね。お父様、「伽羅が元気ないのは、俺のせいだ…」って落ち込んじゃってて。娘思いの優しいお父様なんだけど、ちょっと心配しすぎかな?
で、お父様を励ました帰り道、なんと般若は太師の宇文護(うぶんご) とバッタリ!二人きりで庭園でお話するんだけど、宇文護(うぶんご) の般若への愛がダダ洩れ!「大丈夫か?」「何かあったのか?」って、もう心配でたまらない様子。でも、般若姉様はクール!「私は愛だの恋だのより、皇后になりたいの!」ってキッパリ。ブレない女、カッコイイ!
しかも、宇文護(うぶんご) は般若の考えてること、ぜーんぶお見通し!般若が最近、趙貴(ちょうき)って将軍と仲良くしてるのは、趙貴をそそのかして宇文護と対立させ、最終的には宇文護の手で趙貴を始末させて、今の皇帝(宇文覚(うぶんかく)の力を弱め、自分の夫・宇文毓(うぶんいく) を帝位につけるためだってこと、全部バレてた!ひえー、怖い!
でもね、驚くことに、宇文護は「お前の野望、俺が後押ししてやるよ」って言うんだよ!どんだけ般若のこと好きなの!?愛が深すぎる…。
一方、夫の宇文毓(うぶんいく) は、般若が帰ってこなくてオロオロ。心配性で可愛い旦那様だよね。無事に帰ってきた般若を見てホッとするんだけど、般若の心は揺れ動いてるみたい。野望を後押ししてくれる情熱的な宇文護と、優しく心配してくれる夫・宇文毓(うぶんいく) …。うーん、複雑!
伽羅、復活!そして新しい出会い
さて、落ち込んでた伽羅だけど、今回は強力な助っ人が登場!なんと、北斉から一品女官の陸貞(りくてい)が訪ねてくるんだ!陸貞(りくてい)と伽羅は前からの知り合いみたいで、陸貞(りくてい)は伽羅の賢さをベタ褒め。「この子は将来、絶対大物になるわ!」って。
久しぶりに会えた陸貞お姉様に、伽羅は心の内を全部打ち明けるの。それを聞いた陸貞は、伽羅を陶芸所に連れて行って、「この硬い陶器みたいに、困難に負けちゃダメよ!」って励ますんだ。この言葉で伽羅は吹っ切れた!「私、もっともっと成長してみせる!」って決意を新たにするんだよね。よかったー!
元気になった伽羅だけど、陶芸所でちょっとしたトラブルが。女工の曲冬(キョクトウ)って子の服を汚しちゃって、弁償しろって絡まれちゃう。でも、伽羅は怒らず、ポンっとお金が入った袋を渡しちゃう。太っ腹!
そしたらね、この曲冬って子、貧しいんだけど正直者で、「袋の中に金が入ってた!」ってわざわざ返しに来るんだよ。いい子じゃん!伽羅はこの曲冬がすっかり気に入っちゃって、「冬曲(とうきょく)」って新しい名前をつけて、自分の侍女にしちゃうの。夏歌(かか)がいなくなって寂しかったから、ちょうどよかったね!姉の般若も、冬曲が伽羅をしっかりお世話してるって聞いて、すごく喜んでる。やっぱり妹思いだよね。
この冬曲、計算が得意で頭もキレる!伽羅が運営してる済慈院(恵まれない人を助ける施設)のお金や食料が盗賊に狙われるかもって予測して、「山の人たちを雇って竹を切ってもらって、ついでに見回りもさせれば一石二鳥ですよ!」ってナイスな提案!伽羅、頼もしい味方ができてよかったね!
父娘の対立!止められない野心
伽羅が新しい一歩を踏み出した一方で、お父様の独孤(どっこ)信(どっこしん)は朝廷のことで頭が痛い…。皇帝の宇文覚(うぶんかく)が、独孤信(どっこしん)の言うことを聞かずに、あの趙貴をどんどん出世させて、独孤信の権力を奪っちゃってるんだ。しかも、趙貴と宇文護は仲が悪いから、朝廷でしょっちゅう喧嘩してて、政治は大混乱!
お父様から話を聞いた伽羅、「今の皇帝、絶対おかしいよ!力もないくせに偉そうで、兄弟にも冷たいなんて!」って、なかなか辛口(笑)。お父様は「誰かが趙貴を裏で操ってるな…」って疑ってるんだけど、伽羅は「パパっと調べれば黒幕なんてすぐ分かるよ!」って強気。
でもね…お父様、ショックだろうけど、その黒幕、あなたの娘の般若ですよー!
その頃、般若は趙貴と「宇文護に対抗するために兵を出しましょう!」って密談中。夫の宇文毓も「寧都王府(宇文毓の家)が全力でバックアップします!」って宣言。夫婦でがっつり共犯関係!宇文毓は「危ないことは俺に任せて」って般若を気遣うけど、時すでに遅し…。
そこに、怒り心頭の独孤信が乗り込んできた!「般若!お前が裏で糸を引いていたのか!」って、全部バレちゃった!お父様は「もうやめろ!」って激怒するんだけど、般若の野心は止まらない!「こんな無能な皇帝、引きずり下ろして当然でしょ!」って反論。
父娘の意見は真っ向から対立。宇文毓も止められない。独孤信は「お前とは父娘の縁を切る!」って言い放つんだけど、般若は全く動じない。「お父様は忠義にこだわりすぎなのよ」って、もう聞く耳持たない感じ。
悲しみと怒りで屋敷に帰った独孤信。元気いっぱいの伽羅が出迎えるんだけど、お父様は「般若が謀反を企んでるって、陛下に報告する!」って言うんだ。そしたら伽羅、「待って!あんなダメな皇帝より、お義兄様(宇文毓)が皇帝になった方がいいよ!」って、まさかの般若支持!
ええーっ!?伽羅までお父様に反対!?独孤信、完全に孤立無援じゃん…。可哀想すぎる…。
父と娘たちの溝は深まるばかり。般若の野望はどこまで行くのか?伽羅はどう動く?独孤信の苦悩は?次回も目が離せない展開になりそうだね!
つづく