あらすじ

皇帝(宇文覚(うぶんかく)は趙貴(ちょうき)の進言を信じ、宇文護(うぶんご) を排除するため冬至の宴で暗殺を計画する。しかし、危険を察知した独孤(どっこ)信(どっこしん)が機転を利かせた剣舞でこれを阻止。宇文護は独孤信(どっこしん)の兵が自邸を包囲していることを知り、撤退する。一方、父・独孤信を案じた伽羅(から)は、独孤家を守るために密かに私兵の訓練を始めていた。面目を潰された趙貴は、伽羅が私兵を率いていることを利用し、偽の手紙で伽羅をおびき出す。罠にはまった伽羅は哥舒(かじょ)率いる軍と衝突し、駆けつけた趙貴によって謀反の罪で捕らえられてしまう。

ネタバレ

前回、宇文護(うぶんご) の権力がどんどん増して、皇帝サイドはピリピリしてたけど、今回はついに直接対決!?って感じの展開だよ!独孤(どっこ)信(どっこしん)パパ、今回も大活躍…かと思いきや、娘の伽羅(から)ちゃんが大ピンチに!?

さっそく、ハラハラドキドキの第16話、いってみよー!

独孤(どっこ)信(どっこしん)パパ、皇帝に直訴!でも…

まずね、我らが独孤信(どっこしん)パパ。真面目で忠義に厚い彼は、皇帝に「趙貴(ちょうき)って奴、ヤバいですよ!あいつ、あなたと宇文護(うぶんご) を仲違いさせようとしてますって!」って、一人で訴えに行くんだ。

でもさ、皇帝ときたら「宇文護(うぶんご) が生意気だから、誰か抑えてくれるなら大歓迎だよ~」なんて、全然聞く耳持たないの!独孤信パパは「趙貴は猪突猛進タイプで、宇文護の相手にはなりません!今、事を急いだら、陛下、あなたの命が危ないですよ!」って命がけで進言するんだけどね…。うーん、皇帝、ちょっと頼りない感じ?

趙貴のヤバい計画と、揺れる皇帝

独孤信パパが去った後、なんと趙貴が幕の後ろから登場!「独孤信は臆病者だ!」なんて悪口言っちゃって。で、皇帝にトンデモない計画を持ちかけるの。

「冬至の日に宇文護を宮中に呼んで宴会を開き、そこで私が育てた美人刺客たちに始末させましょう!」だって!Σ(゚Д゚)

皇帝もさすがに迷うんだけど、趙貴が「絶対成功します!今決断しないと、逆にやられますよ!」って畳みかけるもんだから、グラグラ揺れちゃって。「皇后と相談する…」って、もうちょっとシャキッとしてよ、皇帝陛下~!趙貴も「やっぱ帝王の器じゃないな」って呆れてるし。

伽羅ちゃん、立ち上がる!

一方、独孤家では、伽羅ちゃんが心配でたまらないお父さんのために、何かできないか考えてた。侍女の冬曲(とうきょく)が「もしかして、般若(はんじゃく)様と趙貴って…?」って鋭い推測をして、伽羅ちゃんビックリ!

伽羅ちゃん、賢い!「歴史を見ると、こういう時って大臣の家族が人質に取られがちだよね…そうだ!独孤家と寧都王府(般若の嫁ぎ先)を守るチームを作ろう!いざとなったら、お父様とお姉様を連れて逃げなきゃ!」って思いつくの。

さっそく、地形が険しい済慈院(じじいん)に砦みたいなのを作って、私兵の訓練を開始!独孤信パパの部下だった杜校尉(とこうい)に訓練を任せることに。冬曲は「お父様に報告した方が…」って言うんだけど、伽羅ちゃんは「心配かけたくないから、内緒!」って。うーん、この行動が後々大変なことになるなんて…。

宇文護、さらに権力集中!そして鴻門の宴へ…

そんな中、北斉で国主が倒れて政情不安に!このニュースに、朝廷は大騒ぎ。宇文護は「チャンス!北斉を攻めましょう!」って皇帝を焚きつける。独孤信パパは「無用な争いは避けるべきです!」って猛反対するんだけど、功績を立てたい皇帝は宇文護の意見を採用。しかも、独孤信パパの兵権まで宇文護に渡しちゃうの!ええーっ!?

これには趙貴も「兵権渡しちゃダメでしょ!ますます宇文護を倒せなくなる!」って大慌て。結局、「宇文護が出征する前に、先手を打って殺るしかない!」って、例の鴻門の宴を決行することに。

それぞれの思惑が交錯する夜

実は、宇文護は全部お見通し。宮中で般若に会った時、わざと親しげにして、それを皇帝の弟・宇文毓(うぶんいく) に見せつけたり。宇文毓(うぶんいく) は嫉妬に燃えて、趙貴に毒を渡し「これで宇文護を確実に殺せ!」って。ドロドロしてきたー!

でも、般若は宇文護を本気で殺す気はないみたい。趙貴を利用して皇帝(宇文覚(うぶんかく)を失脚させたいだけだから、こっそり宇文護に防御用の軟甲(なんか)を送るんだよね。複雑な女心…。

独孤信パパも鴻門の宴のことを知って、「陛下の命が危ない!」って急いで宮殿へ。伽羅ちゃんも心配で、訓練した私兵たちを密かに集めるの。

宴が始まって、美女刺客たちが舞い踊る中、いよいよ宇文護に襲いかかろうとした瞬間…!独孤信パパが登場!「剣舞で場を盛り上げましょう!」って、曹操の『短歌行』を詠みながら見事な剣舞を披露!最後に柱に剣を突き立てて、場を制圧!かっこいー!

その時、宇文護の腹心・哥舒(かじょ)が「独孤信の兵が太師府(宇文護の屋敷)を包囲してます。若様(宇文護の息子?)も中に…」って耳打ち。さすがの宇文護も手を出せなくなって、すごすご退散。

安堵も束の間、伽羅に魔の手が!

皇帝は「危なかった~!独孤信、ありがとう!」って感謝感激。一方、趙貴は面目丸つぶれ。しかも、宇文護と般若が昔いい仲だったって知って、逆ギレ!「独孤家に仕返ししてやる!」って、伽羅ちゃんが私兵を訓練してることに目を付けるんだ。

ある日、伽羅ちゃんのもとに五番目のお兄さん・独孤順(どっこじゅん)から「お金が必要だから、三千金持ってきて!」って手紙が届く。何の疑いもなく、伽羅ちゃんは私兵を引き連れて出発。

でも、これが趙貴の罠!途中で哥舒が率いる朝廷の軍隊と遭遇して、いきなり戦闘状態に!お互いが誰か気づいた時には、もう遅い…。そこに趙貴が現れて、「独孤伽羅(から)は私兵を集めて謀反を企てた!逮捕する!」だって!

ええええーっ!?伽羅ちゃん、大ピンチ!哥舒も趙貴の魂胆が読めなくて、手を出せない…。

つづく