あらすじ

皇帝・宇文毓(うぶんいく) は、般若(はんじゃく)が流産した日に宇文護(うぶんご) と何を話していたのか疑念を抱く。般若は嘘でごまかすが、宇文毓は宇文護への復讐心を燃やし、密かに反撃の準備を始める。一方、般若は伽羅(から)に娘の麗華(れいか)とはもう会わないと告げ、宇文護には「お腹の子と宇文毓の安全」を保障させる代わりに「将来帝位を譲る」という嘘をつき、巧みに懐柔する。宇文毓は功績のない尉遅康(うっちこう)を重用しようとして周囲の反感を買う。そんな中、宇文覚(うぶんかく)が自害したという知らせが届き、宇文護は宇文毓に警告を発する。独孤(どっこ)信(どっこしん)は病状が悪化し、余命宣告を受ける。

ネタバレ

まず、夫の宇文毓(うぶんいく) が、般若(はんじゃく)の流産の日の真相に迫るんだよね。「あの日、宇文護(うぶんご) と何を言い争ってたんだ?」って。般若、さすがの機転で「父上(独孤(どっこ)信(どっこしん))が丞相に復帰したから、宇文護(うぶんご) が怒ってたのよ」って嘘をつくんだけど、宇文毓(うぶんいく) は納得いかない。むしろ「宇文護(うぶんご) 、許さん!復讐してやる!」って息巻いちゃう。般若は必死で止めるんだけど、宇文毓(うぶんいく) からしたら、皇帝なのに宇文護の言いなりなんて屈辱的だよね。「こんな皇帝なら、王府で気ままに暮らしてた方がマシだった!」って本音もポロリ。でも、もう後戻りはできないんだよなぁ…。

宇文毓、ただ黙ってるわけじゃない。密かに反撃の準備を始めるんだ。国庫の財産を整理したり、軍に探りを入れたり。狩りでウサギを仕留めただけの尉遅康(うっちこう)をいきなり校尉に任命して、禁軍の名前も「羽林率」に変えたりして、宇文護を油断させつつ力を蓄えようとしてる。哥舒(かじょ)は「陛下、最近怪しい動きしてますぜ」って宇文護に忠告するんだけど、宇文護は般若のことしか頭にないみたい。「般若が無事ならそれでいい」って感じで、完全に油断してる!大丈夫か、宇文護!?

一方、伽羅(から)は娘の麗華(れいか)を連れて、お寺で般若に会おうとするんだけど…般若の反応が冷たい!麗華を見るたびに、宇文護との過ち(麗華はその時の子だからね…)を思い出しちゃうんだろうね。「もう麗華には会わない。今、お腹にいる子こそが本当の皇太子よ」って伽羅に言い放つんだ。うーん、姉妹の間にも溝が…。でも、父の独孤(どっこ)信(どっこしん)は伽羅に「般若を責めるな。麗華を頼む」って言って、さらに「宇文邕(うぶんよう)の体が良くなったら、お前たちの仲を認める」って嬉しい約束も!伽羅、良かったね!独孤信(どっこしん)も、もう子供たちのことに口出ししすぎるのはやめようって思ったみたい。

そして、般若の策略が炸裂!宇文護に会って、また流産の件を持ち出して罪悪感を煽るんだ。「あなたのせいで私は…」って涙ながらに訴えて、宇文護はもうメロメロ。「何でも言うことを聞く」って言わせちゃう。そこで般若、「これから私と夫(宇文毓)、そしてお腹の子の3人を絶対に守って。手出しはしないで」って要求するんだ。宇文護、「一家三口」って言葉を聞いた瞬間、目が青く光って(!)激しく動揺!「俺以外の男の子を産むのか!?」って。そりゃそうだよね…。でも般若は「宇文毓は私の夫よ。子供を産んで何が悪いの?」って開き直りつつ、「この子が帝位を継いだら、その時はあなたに帝位を譲るわ」ってとんでもない嘘で宇文護を丸め込む!愛か覇業か…苦悩の末、般若に嫌われたくない宇文護は、この条件を飲んじゃうんだ。ああ、宇文護、完全に般若の手のひらの上だよ…。般若自身も、宇文護の深い愛と宇文毓の優しさの間で揺れてはいるんだけど、結局は宇文毓との今の家庭を選んだんだね。

宮廷では、太医が「般若様のお腹の子は順調ですぞ!」って宇文毓に報告して、宇文毓は大喜び。でも、調子に乗って、またあの尉遅康をいきなり「車騎大将軍」にしようとするんだ。これには哥舒も独孤信も「待った!」をかける。「功績もないのに、そんな重職はダメだ!」って。でも宇文毓は聞く耳持たない。独孤信、あまりのことに咳き込んで血を吐いちゃうんだよ…心配。宇文護も黙ってない。「そんなに急いで将軍を任命するってことは、生まれてくる太子のための親兵でも集めるつもりか?」って核心を突かれて、宇文毓はタジタジ。

この話を聞いた般若も「あなた、何やってるの!車騎大将軍はそんな軽々しく与える役職じゃないのよ!」って宇文毓を叱責。宇文毓が部屋を出ると、そこに待ち構えていたのは宇文護!そして衝撃の事実を告げる。「宇文覚(うぶんかく)が…自害した」。宇文毓、ビックリ!もちろん、裏には宇文護がいるってことだよね…。宇文護は宇文毓に「お前が皇帝でいられるのは、般若のおかげだ。勘違いするなよ」って、冷たく言い放つ。怖すぎる…。

さらに心配なのが独孤信。医者から「余命半年です」って宣告されちゃうんだ…。「自分の命はどうでもいいが、子供たちが心配だ」って涙する独孤信、切ない…。そこに宇文護が訪ねてくるんだけど、ちょうど伽羅が麗華をあやしてるところに遭遇。宇文護、可愛い麗華の頭を撫でるんだけど、まさか自分の子だとは気づかないんだよね。そして独孤信に「宇文毓がこれ以上調子に乗るなら、俺が殺す」と宣言。独孤信は毅然として「権力に溺れる者は、必ず破滅するぞ」と警告する。いやー、独孤信、最後までカッコいい!

つづく