あらすじ
慕容氏の侵攻の裏に宇文護(うぶんご) の陰謀を察知した楊堅(ようけん)は、証拠を掴むため太師府に忍び込むが、負傷してしまう。伽羅(から)の献身的な看病と的確な助言により、楊堅は伽羅への信頼を深め、楊家の私印を託す。宇文護の疑いをかわすため、楊堅と伽羅は夫婦喧嘩を演じて危機を脱する。一方、楊忠(ようちゅう)が戦に勝利し、楊家はさらなる栄誉を得るが、曼陀(ばんた)は妊娠しつつも楊堅への未練を断ち切れず、李昞(りへい)の前で李澄(りちょう)を陥れる策略を進める。
ネタバレ
宇文護(うぶんご) の陰謀、やっぱりお前か!
まずね、楊堅(ようけん)と腹心の鄭栄(てい えい)が軍議を開いてるんだけど、辺境が慕容氏(ぼようし)に急襲されて大ピンチ! しかも、狙われるのが楊(よう)家が守ってる城ばかりって、怪しすぎだよね?
「絶対、裏で糸引いてるヤツがいる!」って楊堅(ようけん)が分析したら、やっぱり黒幕は…そう、あの宇文護(うぶんご) ! 自分の皇帝になりたい夢のために、戦争起こして楊家の力を削ごうなんて、マジで許せない! 国民のことなんて、これっぽっちも考えてないんだから! 怒りに燃える楊堅(ようけん)、宇文護(うぶんご) と慕容氏が繋がってる証拠を掴むために、太師府への夜間潜入を決意するの!
決死の潜入!まさかの負傷…からのヒーロー登場?
月も隠れる真っ暗な夜、楊堅と鄭栄は黒装束で太師府に忍び込む! ドキドキするよね~! なんとか隠し部屋から宇文護と慕容氏の密書を見つけ出したんだけど…ガーン! 哥舒(かじょ)に見つかっちゃった!
追われる中、楊堅が怪我しちゃうの! もうダメかと思ったその時、なんと! 済慈院(さいじいん)の大工さん、朱敬宗(しゅけいそう)がサッと現れて二人を助けてくれた! ナイス、朱さん!
伽羅の頼もしさにキュン!夫婦の絆、深まる
楊堅が目を覚ますと、隣には心配そうに見守る伽羅(から)の姿が…! もう、このシーンだけで泣ける! 楊堅が密書のことを気にすると、伽羅は「ちゃんと保管してあるわ」ってニッコリ。
しかもね、伽羅ったらすごいんだよ! 「この手紙だけじゃ宇文護を通敵で追い詰めるのは難しいけど、辺境の守将が太師府に情報を流してるってことは分かったわ。父上には警戒するように伝書鳩を飛ばしたし、三兄にも援軍に行ってもらった。あと七日持ちこたえれば、慕容氏は撤退するはずよ」だって!
え、伽羅さん、軍師ですか!? って楊堅もビックリ! さすが軍で育って兵法書を読み込んだだけあるよね! 頼もしすぎる! 薬を飲むのを嫌がる楊堅を、子供をあやすみたいにする伽羅も可愛くて…楊堅、感動して楊家の私印を伽羅に託しちゃうの! もう、この夫婦、最高かよ!
宇文護の逆襲!夫婦で一世一代の大芝居!
一方、太師府に忍び込んだ犯人を見つけられなくてイライラの哥舒。朝廷では、宇文毓(うぶんいく) が慕容氏対策で楊堅を元帥に任命しようとしてる。宇文護は最初ピンとこなかったけど、「待てよ? 楊堅が今日、朝議に来てない…まさか昨夜の侵入者は楊堅!?」って気づいちゃうの! さすが、悪知恵だけは働く!
宇文護、速攻で兵を引き連れて楊(よう)家に乗り込んできた! ピーンチ! でも、ここで楊堅と伽羅が機転を利かせるの! 宇文護の前で、わざと大ゲンカ!
「お前が酒と女に溺れてるからだ!」「うるさい!お前こそ口うるさい!」みたいに罵り合って、突き飛ばし合って…まるで夫婦漫才(笑)。怪我してるはずの楊堅がピンピンしてる(ように見える)から、宇文護も「なんだ、本当にただの遊び人か」って疑いを解いて帰って行った! ふぅ~、危なかった!
宇文護が帰った後、伽羅が優しく楊堅の傷の手当てをするシーン、たまらないよね! この一件で、二人の絆はさらに深まった感じ!
楊家の勝利と、嫉妬の嵐?
戦いの方は、楊忠(ようちゅう)パパの大勝利! 慕容氏は撤退! 宇文毓(うぶんいく) は大喜びで、楊忠を隋国公(ずいこくこう)に、楊堅を大興郡公(だいこうぐんこう)に任命! 西山大営の指揮権もゲットして、褒美もたっぷり! 宇文護と哥舒は悔しそうだけど、何も言えない!
伽羅も大興郡公夫人になったわけだけど、ここでまたイヤ~な奴らが…。嫉妬深い奥様たちが「旦那があんな遊び人で恐妻家なんて、お気の毒~」とか陰口叩くの! ムカつく! でも、楊堅が「妻を悪く言うな!」って庇ってくれるんだよね! 「恐妻家って言われたって構わない!」って、伽羅への愛がダダ洩れ! カッコよすぎ!
一方その頃…曼陀の黒い企み
場面は変わって、隴西郡公(ろうせいぐんこう)の屋敷。曼陀(ばんた)が懐妊! しかも、お医者さん曰く「男の子かも」だって! 曼陀、大喜び!
…なんだけど、楊家からお祝いが届くと、やっぱり楊堅のことを思い出しちゃうんだよねぇ。未練タラタラ。侍女の秋詞(しゅうし)に、楊家への返礼に「曼陀羅(まんだら)の花」を添えろって命じるの。秋詞は「旦那様(李昞(りへい):りへい)と仲良くしてくださいよ…」って諌めるけど、聞く耳持たない。それどころか、将来的に李澄(りちょう)を陥れる計画まで立ててるみたい…。怖っ!
曼陀、さっそく行動開始! 王氏(王(おう)氏)と組んで、李昞(りへい)の前で悲劇のヒロインを熱演。「私、いつも誰かに陥れられてるんですぅ…でも、波風立てたくないから黙ってるんですぅ…」って殊勝なフリ。でも裏では、侍女を使って「全部、李澄様の仕業らしいですよ…」って李昞に吹き込ませるの! 李昞、まんまと信じちゃって「本当か調べてこい!」って…。あーあ、曼陀の思うツボじゃん!
つづく