あらすじ
般若(はんじゃく)に叱られた曼陀(ばんた)は王(おう)氏に当たり散らすが、王(おう)氏の助言で李昞(りへい)に媚びる手紙を書く。一方、楊堅(ようけん)は夏歌(かか)から曼陀の過去の裏切りを知り、さらに李昞への手紙を見て激怒。曼陀と対峙し嘘を暴くが、その場面を伽羅(から)に誤解される。楊堅は伽羅に弁明し和解するが、父の喪中を理由に伽羅は同衾を拒む。宇文邕(うぶんよう)は伽羅のために都を去る決意をし、最後に麗華(れいか)に会いに行く。その様子を見た秋詞(しゅうし)から報告を受けた曼陀は、麗華が宇文邕と伽羅の子だと邪推し、楊堅に吹き込む。宇文邕に詰め寄った楊堅は、宇文邕の曖昧な返答から曼陀の言葉を信じ込み、絶望して酒に溺れる。
ネタバレ
前回、宮中で姉の般若(はんじゃく)にお説教くらった曼陀(ばんた)。もう、プンプン怒りながら独孤(どっこ)家に帰ってきたんだけど、そのイライラをどこにぶつけるかって、なんと侍女の王氏(王(おう)氏)に八つ当たり!ひどいよね~。王氏もさすがに「もうやってられません!」って出ていこうとするんだけど、ここで曼陀、慌てて土下座して引き止めるのよ。まったく、都合のいい時だけ…って感じだけど、王氏も結局は許しちゃう。
で、王氏のアドバイスがまたね…。「楊堅(ようけん)とはもう関わっちゃダメ!旦那様の李昞(りへい)様に、寂しいです~って甘い手紙を書いて、今の地位をしっかり固めなさい!」って。さらに、般若にも取りなしてくれるって言うんだから、王氏も人がいいのか、それとも…?
一方、我らが楊堅(ようけん)!ついに、あの結婚式ドタキャン事件の真相を知る時が来たのよ!夏歌(かか)を見つけ出して、全部曼陀が仕組んだことだって分かっちゃう。楊堅(ようけん)、怒り心頭!でもね、まだ心のどこかで「曼陀も何か事情があったのかも…」なんて甘いこと考えてる。もう、楊堅ってばお人好しなんだから!
そんな主君を見かねた鄭栄(てい えい)が、こっそり手に入れてた曼陀から李昞へのラブレターを突きつける!そこには、李昞への甘~い言葉がこれでもかってくらい書かれてて…。これで楊堅も完全に目が覚めた!「もう許さん!」って、曼陀と直接対決を決意するの。
さあ、決戦の時!曼陀は、これまた綺麗に着飾って、しなを作って楊堅の前に現れるわけ。媚び売る気満々よ。楊堅は、内心は冷え切ってるんだけど、顔には出さずに「まだ君を忘れられない」なんて言っちゃう。そしたら曼陀、待ってましたとばかりに楊堅の胸に寄りかかって、「あの老いぼれ(李昞のことね)が!」なんて悪口言い出す始末。
ここで楊堅、ニヤリ(心の中でね)。例の手紙をバッと出して、「これはどういうことだ?」って問い詰める!曼陀、顔面蒼白!「こ、これは王氏が勝手に書いたのよ!私は知らない!」って、往生際が悪いったらありゃしない!
楊堅、もう我慢の限界!曼陀の袖を掴んで、亡き父・独孤(どっこ)信(どっこしん)の位牌の前に引きずっていく。「やましいことがないなら、父上の前で誓ってみろ!」って。さすがの曼陀も、嘘の誓いなんてできるわけないよね。その態度で、楊堅は全てを悟るわけ。「俺の純情を弄びやがって!」ってね。曼陀は泣きながら抱きついてくるけど、もう楊堅の心は動かない!
…と、そこに!なんと伽羅(から)が帰ってきちゃった!よりによって、二人が抱き合ってる(ように見える)場面を目撃!「もういい!」って、また誤解して出て行っちゃうの。あー、もうタイミング悪すぎ!
でも、今回は楊堅がすぐに追いかけて、事情を全部説明!「誤解なんだ!俺が愛してるのは伽羅、君だけだ!」って。これでやっと二人は仲直り!良かった~!もうハラハラさせないでよ!
仲直りした二人は、早速、般若姉さんのところへ。「もう喧嘩しないで、早く子供を作りなさいよ」なんて言われて、楊堅はすっかりその気!家に帰って、新居の準備を始めるの。伽羅は、まだお父さんの喪中だからって、ちょっと恥ずかしそうにしてるけど、二人の間には甘~い空気が流れてて、見てるこっちが照れちゃうくらい!キスシーンもあって、ラブラブモード全開よ!
一方で、切ないのが宇文邕(うぶんよう)。伽羅と楊堅が元サヤに収まったことを聞いて、喜んでるんだけど、自分は身を引く決意をするの。「伽羅が静かに暮らせるように、俺は都を離れて蒲州へ行く。これからは、ただの『兄』として見守るよ」って…。うぅ、切なすぎる…。
旅立つ前に、宇文邕(うぶんよう)はどうしても会いたい人がいた。そう、麗華(れいか)ちゃん!こっそり会いに行くんだけど、その様子を、よりによって曼陀の手下の秋詞(しゅうし)が見てた!
秋詞から報告を受けた曼陀、またまた悪いこと考えちゃう。「あの麗華って子、絶対、宇文邕(うぶんよう)と伽羅の隠し子よ!」って、とんでもない妄想!
そして、このとんでもない妄想を、こともあろうに楊堅に吹き込むの!「ねぇ、あそこの別院にいる女の子、見てみて…」って。遠くから麗華の姿を見た楊堅、カッとなっちゃう!
すぐに宇文邕の屋敷に乗り込んで、「麗華は誰の子なんだ!」って問い詰める。宇文邕は、本当のこと(自分の兄の子)は言えないから、「確かに宇文家の血を引いている。そして、私を『阿爹(お父さん)』と呼ぶ」とだけ答えるの。
これを聞いた楊堅、完全に曼陀の嘘を信じ込んじゃった!「やっぱりそうだったのか…」って、一人で屋敷に帰ってヤケ酒…。あーあ、せっかく伽羅と仲直りしたのに、また新たな誤解の種が蒔かれちゃったよ!曼陀、本当にどこまでやるの!?
つづく