あらすじ

追っ手から逃れる中、楊堅(ようけん)は伽羅(から)を救う選択をし、曼陀(ばんた)に深い心の傷を負わせる。傷心の曼陀は楊堅への想いを断ち切り隴西へ帰ることを決意。一方、楊堅と伽羅は機転を利かせ、突厥の公主を大周に嫁がせることに成功し、宇文邕(うぶんよう)から称賛される。しかしその裏で、李昞(りへい)は曼陀を軟禁し、偽の嘆願書を使って息子の李澄(りちょう)を世子の地位に戻すことに成功。絶望と怒りに燃える曼陀は復讐を誓い、王(おう)氏によって救出される。

ネタバレ

命がけの逃亡!楊堅(ようけん)、究極の選択を迫られる

前回、伽羅(から)を助け出した楊堅(ようけん)たち。でも、追っ手はすぐそこまで迫っていた!馬車で必死に逃げる楊堅、伽羅(から)、そして伽羅を助けに来た曼陀(ばんた)。しかし、多勢に無勢、あっという間に囲まれちゃったんです!

敵はなんと、曼陀(ばんた)と伽羅を人質に取って、楊堅に武器を捨てろって脅してきた!うわー、最悪の状況…。楊堅は苦渋の決断で刀を捨てるんだけど、それで終わらないのがこのドラマ。敵の兵士を人質に取り返して反撃しようとするんだけど、敵は「一人ずつ交換だ。曼陀か、伽羅か、どっちかを選べ!」って、もう、なんて非情な要求!

意識を失っている伽羅と、自分を助けに来てくれた曼陀。楊堅が選んだのは…なんと、伽羅だったんです!

もちろん、楊堅は機転を利かせて曼陀も助け出すんだけど、曼陀の心はズタズタ…。「私の命はそんなに軽いっていうの!?」って、楊堅に平手打ち!そりゃそうだよね、命がけで助けに来たのに、見捨てられかけたんだから…。楊堅も言葉が出ない様子。曼陀の怒りと悲しみ、痛いほど伝わってきました…。

すれ違う心、曼陀の決別

三日後、伽羅が目を覚ますと、そこは安全な隠れ家。でも、曼陀の姿がない。楊堅は、曼陀が怒っている本当の理由は言わずに、適当にごまかすんだけど…うーん、それでいいのか楊堅!?

伽羅と楊堅は、久しぶりに二人きりの時間を過ごします。楊堅が琵琶を弾いて伽羅を慰めるんだけど、その音色が隣の部屋にいる曼陀の耳に…。腕に怪我までしてるのに、自分を捨て置いた男が楽しそうにしてるなんて、怒り心頭だよね!「あんな男を好きだったなんて、バカみたい!」って、曼陀の長年の想いが、ついに砕け散った瞬間でした。

侍女の秋詞(しゅうし)は「国公夫人になった今、どうして楊堅にこだわるんですか?」って言うんだけど、曼陀にとっては、辛い隴西での生活を支えてくれたのが、かつての楊堅の言葉だったんですよね。でも、その夢ももう終わり。「もう、隴西に帰る!」って、きっぱり決断。なんだか、見ていて切なかったなぁ…。

伽羅と楊堅の機転!突厥の公主を大周へ

曼陀が去った後、伽羅と楊堅は都へ戻るための策を練ります。これがまた見事!

まず楊堅が突厥の公主に接近。「大周の皇后になれば、唯一無二の存在になれますよ!」って、宇文邕(うぶんよう)のイケメン肖像画まで見せて、公主の心を掴んじゃう。

そして伽羅は、陶器商人に変装して可汗(突厥の王様)に接触。「斉国に嫁ぐ話があるけど、あそこの陸侍中って、実は陸貞(りくてい)じゃなくて陸令萱(りくれいけん)っていう悪女が成りすましてるんですよ!そんな国に大事な公主を嫁がせて大丈夫ですか?」って吹き込むんです。

この夫婦の連携プレー、お見事!見事に可汗を説得して、突厥の公主を大周に迎えることに成功!宇文邕(うぶんよう)も大喜びで、楊堅と副使の李澄(りちょう)を大絶賛。楊家も李家も、一気に面目躍如って感じですね!

李昞(りへい)の策略、軟禁される曼陀

都に戻った伽羅は、やっぱり曼陀のことが気になって李昞(りへい)の屋敷を訪ねます。でも、李昞は「曼陀は勝手に山に籠っちゃって…」なんて嘘をつくんです。しかも、曼陀が突厥まで助けに行った手柄を、全部自分のものにしちゃってる!ひどい!伽羅もそれ以上は何も言えず…。

夜、李昞が宇文邕たちをもてなす宴会が開かれます。そこで李昞は、宇文邕に土下座までして「息子の李澄を、もう一度世子(跡継ぎ)に戻してください!」って懇願するんです。しかも、「曼陀もそう願っています。これが曼陀が書いた嘆願書です!」って、奏折まで差し出す始末。

宇文邕は困惑して伽羅に意見を求めるけど、伽羅は「李家のことですから…」と口出しできない。結局、宇文邕は李昞の願いを聞き入れ、李澄は再び世子に。

しかし、真実は…!

えええ!?あの曼陀が、李澄を世子に戻すなんて手紙を書くわけないじゃん!って思ったら、やっぱり!

実は、曼陀は山に籠ってたんじゃなくて、李昞に軟禁されてたんです!李昞は、曼陀の本性をとっくに見抜いていて、「お前みたいな悪女を娶ったのが間違いだった!」って、もう罵詈雑言。さらに、「李澄は世子に戻ったぞ!楊堅と伽羅もお祝いの品を届けに来たわ!」って、曼陀に追い打ちをかけるんです。

もう、曼陀は完全に心が壊れちゃった感じ…。髪を振り乱して、「絶対に復讐してやる!」って叫ぶ姿は、鬼気迫るものがありました…。

曼陀、救出される…!波乱の予感

伽羅も、やっぱり曼陀の嘆願書はおかしいって気づいてる。でも、楊堅は「李家の問題だ、関わるな」って…。うーん、楊堅、ちょっと冷たくない?結局、二人は曼陀を助けずに都へ帰っちゃうんです。

でも、希望の光が!李昞たちが宇文邕を見送っている隙に、あの王氏(王(おう)氏)が、曼陀を助け出したんです!

つづく