あらすじ
宇文護(うぶんご) に援助を断られた曼陀(ばんた)は、帰り道で倒れ妊娠が発覚する。男児を望む曼陀は、李昞(りへい)に妊娠を告げると共に李澄(りちょう)殺害を自白。一方、宇文護は術士・趙昭(ちょうしょう)に楊堅(ようけん)の人相を見させるが、趙昭は恩義から嘘をつき、楊堅への警戒を解かせる。趙昭から真実を聞いた楊堅は野心を再燃させ、病床の父・楊忠(ようちゅう)からも後押しされる。曼陀は公主に取り入り、宇文邕(うぶんよう)と伽羅(から)の不倫をでっち上げる。公主は、宇文邕が麗華(れいか)を「阿爹」と呼ばせるのを目撃し、麗華が二人の子だと誤解、伽羅への憎悪を募らせる。しかし、宇文邕は曼陀の企みを見抜き、彼女を捕らえるよう命じる。
ネタバレ
まず、あの曼陀(ばんた)よ!宇文護(うぶんご) に養子の件を頼みに行ったんだけど、けんもほろろに断られちゃったの。「お前みたいな女の頼みなんか聞くか!」って感じで、プライドをズタズタにされて追い出されちゃった。悔し涙に暮れて屋敷を飛び出したんだけど、なんと途中で気を失って倒れちゃったのよ!
で、お医者様に見てもらったら…なんと!妊娠3ヶ月ですって!しかも、突厥に行く前にできてた子らしいわ。これには曼陀もビックリ、そしてニヤリ…って感じかしら?「たとえ女の子でも、男の子とすり替えてでも、絶対に唐国公の後継ぎの座を手に入れる!」って、もう執念がすごいわよね。
しかも、その足で病気の旦那様、李昞(りへい)のところに直行!「あなたの子を身ごもったわよ」って報告するだけじゃなくて、「そういえば、あなたの可愛い息子の李澄(りちょう)は、私が殺したのよ」って、笑顔でカミングアウト!ひぃぃぃ!鬼畜すぎる!李昞は病気で身動きも取れないし、声も出せないから、ただただ震えて涙するしかできないなんて…可哀想すぎるわ…。
一方、宮廷では宇文邕(うぶんよう)が、阿赟(あうん)を正式に公主(こうしゅ)に預けることにしたの。でも、肝心の夫婦仲は冷え切ったまま。宇文邕(うぶんよう)は公主と二人きりになろうとしないし、公主は寂しくて仕方ないのよね。
そこに、あの曼陀が猫なで声で近づいてくるわけ!「お姉さま~」なんて言って、しおらしいフリして公主に取り入るの。そして、ここぞとばかりに「陛下が伽羅(から)さんと怪しいんですよ…」って毒を吹き込むのよ!もう、この女、本当に食えないわ!
その頃、宇文護(うぶんご) は楊堅(ようけん)を呼び出してたの。有名な占い師の趙昭(ちょうしょう)に、楊堅(ようけん)の人相を見させるためだったんだけど…この趙昭が、実は昔、楊堅(ようけん)の両親に恩があった人だったの!だから、宇文護(うぶんご) には嘘をついたのよ。「楊堅はせいぜい柱国(国の重臣)どまりですな」ってね。本当は「天下を取る相」だって見抜いてたのに!宇文護はそれを聞いて安心しちゃって、「よし、楊堅を取り込もう!なんなら親戚になっちゃおうか!」なんて考え始める始末。チョロい!
趙昭はこっそり楊堅に本当のことを伝えたの。「あなたには天下を取る素質がある」って。それを聞いた楊堅、心の奥底で眠っていた野心がムクムクと…!「俺が、天下の主に…?」って、もう目がギラギラしちゃってる!
家に帰っても、楊堅は心ここにあらず。ちょうどお父さんの楊忠(ようちゅう)が病気で寝込んでて、もう長くない状態だったの。お父さんは、息子が宇文護との縁談で悩んでると思ったみたいで、「わしが死んだら、喪に服すって言って3年稼げばいい」なんてアドバイスしてくれるんだけど…楊堅の悩みはそこじゃないのよね。
ついに楊堅は、お父さんに打ち明けるの。「楊家は、いつまでも家臣のままでいいんですか?」って。お父さんは、息子の野心に気づいてたのね。最期に「やりたいことがあるなら、思いっきりやってみろ」って、息子の背中を押してくれたのよ…泣けるわ…。
さて、宮廷に戻ると、曼陀の策略が着々と進んでるわよ。公主は、曼陀の言葉もあって、宇文邕(うぶんよう)と伽羅の関係を疑心暗鬼で見てるの。そんな時、宇文邕が伽羅と楊堅を宮中に呼んで、宇文護をどうやって排除するか、密談してたのよ。そこには伽羅の娘の麗華(れいか)もいて、宇文邕は麗華をとっても可愛がってて、「阿爹(お父さん)って呼んでごらん」なんて言ってたの。
それを…ドアの外で聞いちゃったのが、公主!しかも、麗華が宇文邕を「阿爹」って呼ぶところまで見ちゃったもんだから、もう大変!曼陀の嘘を完全に信じ込んじゃって、「麗華は二人の隠し子なんだわ!許せない!」って、伽羅への憎しみを燃やし始めるの。あーあ、完全に誤解なのに…。
曼陀は「計画通り!」ってほくそ笑んでたけど、世の中そんなに甘くないわよ!宇文邕は、ちゃんと曼陀の悪だくみに気づいてたみたい!曼陀が宮殿を出たところを、兵士たちが取り囲んで…!さあ、曼陀、どうなる!?
つづく