あらすじ
悪事が露見した曼陀(ばんた)は、伽羅(から)への配慮から処刑を免れ、都から追放される。一方、父・楊忠(ようちゅう)を亡くした楊堅(ようけん)は、官職を辞して故郷へ帰ることを決意。しかしこれは、宇文邕(うぶんよう)に権力を集中させ、宇文護(うぶんご) を牽制する狙いもあった。危機感を覚えた宇文護は、楊堅が都を離れる道中で暗殺を計画。楊堅一家に最大の危機が迫る中、襲撃現場で娘の麗華(れいか)に予期せぬ変化が起こり、隠されていた衝撃の真実が明らかになる。重傷を負った楊堅を救うため、伽羅は必死の願いを捧げる。そして、自身の娘の存在を知った宇文護は、複雑な想いを胸に麗華と対面する。
ネタバレ
まずね、あの曼陀(ばんた)がついにやらかした!宇文邕(うぶんよう)のところにいた伽羅(から)をね、不倫現場みたいにでっち上げようとしたんだけど、宇文邕(うぶんよう)には全部お見通し!逆に曼陀の悪事が全部バレちゃったんだ。
宇文邕(うぶんよう)、もう激おこ!曼陀の首に白綾を巻き付けて、締め上げようとするんだけど…!そこにアシュナ公主が登場。「私の侍女になんてことするの!」って感じで宇文邕に食って掛かるんだけど、宇文邕はビシッと曼陀の悪事を暴いて、公主もぐうの音も出ない状態に。宇文邕は公主にも「今後、私の行動を探ったり、つまらないことで騒いだりしたら容赦しない!」って釘を刺してたね。皇帝の威厳、ハンパない!
で、曼陀だけど、本当なら処刑されてもおかしくないところ。でも、彼女がお腹に赤ちゃんがいること、そして何より独孤(どっこ)家の血を引いてるってことで、宇文邕は伽羅の顔を立てて、命までは取らなかったんだ。代わりに、都からの永久追放!もう二度と都には戻れないってさ。まあ、自業自得だよね…。
そんな中、悲しい知らせが…。楊堅(ようけん)のお父さん、楊忠(ようちゅう)が亡くなってしまったの。楊堅(ようけん)は悲しみに暮れて、お父さんの喪に服すために官職を辞して、故郷に帰るって言い出したんだ。宇文邕はこれを許可して、楊堅(ようけん)の息子たち、楊勇(ようゆう)と楊広(ようこう)にも爵位を与えた。
でもね、この楊堅の帰郷、ただの親孝行じゃないんだよね。実は、楊堅が持ってた6つの州の官印と軍隊を動かすための割符を、ぜーんぶ宇文邕に渡しちゃったの!これで宇文邕の権力はさらに増して、宇文護(うぶんご) はますます不利な立場に。
これに焦ったのが宇文護(うぶんご) とその腹心の哥舒(かじょ)。「このままじゃヤバい!」ってことで、楊堅が都を離れる道中で暗殺しようと計画するんだ。怖い怖い!
一方、楊堅は伽羅に「もう権力争いはこりごりだ。子供たちと静かに田舎で暮らしたい」なんて言ってるんだけど、腹心の鄭栄(てい えい)には見抜かれてたね。「宇文邕と宇文護(うぶんご) が潰し合った後、漁夫の利を得るつもりだろう」って。楊堅、やっぱり天下取りの野心を捨ててなかったんだ…!
伽羅は、楊堅がチラッと「皇帝の座」について話した時、ドキッとしたみたい。「まさか本気で宇文家から帝位を奪うつもり?」って。伽羅は、そんなことしたら多くの人が犠牲になるって反対するんだけど、楊堅は「優れた者が皇帝になれば、世は平和になる」って考え。うーん、夫婦の間にも不穏な空気が…。
そして、運命の夜。宇文護が手下を引き連れて、楊堅たちが泊まってる宿駅を襲撃!楊堅は伽羅と子供たちを先に逃がして、たった一人で宇文護たちに立ち向かうんだ。いくら強い楊堅でも、多勢に無勢。ついに哥舒に斬られて、倒れ込んじゃう…!
「もうダメか!」と思ったその瞬間!なんと、逃げたはずの娘の麗華(れいか)が一人で戻ってきて、お父さんを守ろうと必死に叫ぶの!その時だよ!麗華の瞳が…キラリと 青く 光ったんだ!!
これには宇文護もビックリ仰天!固まっちゃった。「まさか…般若(はんじゃく)との子が…生きていたなんて!」そう、麗華は宇文護と、亡き般若の間に生まれた娘だったんだ!衝撃の事実!!
宇文護は涙ながらに伽羅を問い詰める。「なぜ今まで黙っていたんだ!」って。伽羅も涙を浮かべて、「般若は死ぬまであなたを恨んでいた。だから…」って。麗華の、父を必死に守ろうとする強い眼差しを見て、宇文護はついに剣を下ろした。楊堅たちを見逃して、静かに去っていくしかなかったんだ…。切なすぎる…。
楊堅は一命を取り留めたけど、重傷で生死の境をさまようことに。伽羅は必死で、近くの薬師廟に駆け込んで、「夫が助かるなら、私は一生、薬を飲みません!」ってすごい願掛けをするんだよ。愛だねぇ…。
そして、宇文護。どうしても麗華のことが気になって、一人で宿駅に戻るんだ。そこには、木の枝を持って、健気に楊堅の部屋の前を守ってる麗華の姿が。楊堅たちが麗華を大切に育ててると聞いて、少し安心した宇文護は、そっと麗華のそばにしゃがんで、「楊夫妻に孝行するんだよ」って優しく語りかける。
そして宇文護が去ろうとした時、麗華が後ろから宇文護に抱きついたの!そして、震える声で言ったんだ。「あなたが誰か、知ってる…」って。
うわぁぁぁん!もう涙腺崩壊!宇文護の目から涙が溢れて止まらない。父と娘、二人とも青い瞳で見つめ合って…。言葉はいらない、ただ涙だけが流れる、あまりにも切ない再会シーンだったよ…。
つづく