あらすじ
深夜、恒遠(ホンユエン)からの知らせで安済館の孤児たちが朝廷に発見されたことを知る許七安(シュー・チーアン)。魏公の計らいだと察する。その後、李玉春(リー・ユーチュン)らと大黄山の妖獣調査に向かった許七安は、魏公がかつて武功を捨てた過去を知る。大黄山では褚采薇(サイウェイ)と出会い、劉漢殺害事件の捜査を開始するが難航。桑泊湖での祭祀大典の警備中、許七安は不穏な気配を感じる。祭祀が始まると桑泊湖が荒れ、鎮国剣が飛び出し刺客が襲来。許七安は臨安(リンアン)を救う。事件後、元景帝は意味深な言葉を呟き、臨安は許七安を面首にする策を侍女から提案される。
ネタバレ
今回も『大奉打更人』、目が離せない展開だったわね!深夜、我らが主人公・許七安(シュー・チーアン)の枕元で、あの玉石小鏡がピコーン!とお知らせ。チャットグループで六号こと恒遠(ホンユエン)が「大変だ!俺が保護してた孤児たちがいる安済館が、朝廷に見つかっちまった!」って。
恒遠は子供たちの身を案じて慌てて駆けつけたんだけど、なんと役人たちは安済館を掃除し始めてるじゃないの!どうやら恒遠を捕まえに来たわけじゃなさそう。恒遠にしてみれば「え、なんで急に優しくなったの?誰か裏で手配してくれたの?」ってパニックよね。グループチャットで聞かれた許七安は「いや、俺は何も…」とシラを切るんだけど、実はピンときてた。前に恒遠から聞いた話を、こっそり上司の魏公(ぎこう)に報告してたのよ。魏公は「お前はもう関わるな」って言ってたから、きっと魏公が裏で手を回してくれたのね。あの人、本当に底が知れないわ…。
さてさて、場面は変わって、打更人(だこうにん)に新たな指令!「大黄山(だいこうざん)に妖獣が出たぞ!李玉春(リー・ユーチュン)、許七安たちを連れて急行せよ!」とのこと。事件捜査の合間に、許七安は李玉春(リー・ユーチュン)から魏公の衝撃的な過去を聞かされるの。
なんと魏公、ただの切れ者上司じゃなかった!かつては知略に長け、細心にして高潔、おまけに武芸の達人!たった一人で百万の軍勢を退けたっていうんだから、もう伝説よね。まさに蓋世の英雄!でも、打更人を組織した後は、自らその武功を捨てて、過去を一切語らなくなったんですって。一体何があったのよ、魏公…深すぎるわ。
大黄山に到着した許七安は、そこで偶然「望気術(ぼうきじゅつ)」っていう、人の嘘を見抜く特殊能力を持つ褚采薇(サイウェイ)と遭遇。彼女、事件の関係者が嘘をついてないか調べてたんだけど、手掛かりゼロでお疲れモード。許七安が事件の資料を改めて見ると、被害者の劉漢(りゅうかん)は書斎で、椅子に恭しく座った姿勢で絶命。しかも、殺害時間は極めて短かったみたい。
聞き込みを続けても有力な情報はなし。褚采薇(サイウェイ)も望気術を使いすぎてヘトヘトよ。許七安は褚采薇(サイウェイ)をサポートしながら、周赤雄(シュウセキユウ)っていう人物に聞き込み。周赤雄は「事件の夜、当直だったけど刺客なんて見てないし、警備の兵士も大勢いた。劉漢の書斎にも争った形跡や足跡は一切なかった」って言うの。え、じゃあ一体どうやって…?怪奇現象じゃないの、これ!
許七安が同僚と付近を巡回していると、桑泊湖(そうはくこ)が見えてきた。同僚が言うには、ここはかつて大奉(だいほう)の初代皇帝が「鎮国神剣(ちんごくしんけん)」っていうすごい法器を見つけて、3年間悟りを開いたらめちゃくちゃ強くなって、敵をなぎ倒して天下統一しちゃったっていう、いわくつきのパワースポットらしいの。だから歴代皇帝はここで祭祀を行って、そのご利益にあやかろうとしてるんだって。
その頃、臨安(リンアン)は近くで許七安が警備してるのを見つけて大慌て!「長公主(ちょうこうしゅ)に鉢合わせたらマズイ!」って、侍衛に「打更人は近づけるな!」って厳命。一方、桑泊湖にいた許七安は、なんだか胸騒ぎが止まらない。「助けてー!」っていう声が微かに聞こえるような…?え、周りの同僚には聞こえないの!?許七安、頭痛と目眩でフラフラよ。必死に周囲の異変を探ろうとするんだけど…。
そして、いよいよ祭祀大典がスタート!皆が厳かに香を焚いて拝もうとしたその瞬間、桑泊湖の水面が激しく波立ち、奥の宮殿からは鎮国剣が屋根を突き破って飛び出してきた!続いて無数の矢が雨あられと降り注ぎ、現場は大パニック!「陛下をお守りしろー!」って叫び声が飛び交う中、魏公は冷静沈着。「皇后(こうごう)を死守せよ!」と部下に指示。え、皇后の小雪(しょうせつ)って、入内前に魏公とイイ感じだったけど、家の反対で結ばれなかったっていう噂があるのよ。まさか、まだ想いが…?
その時、臨安(リンアン)に矢が迫る!そこへ許七安が颯爽と駆けつけ、臨安(リンアン)をガシッと抱きしめて矢から守ったの!きゃー!少女漫画みたいな展開じゃないの!許七安の腕の中で、臨安はかつてない安心感を覚えたみたい。キュンとしちゃうわね!
ようやく混乱が収まり、鎮国剣も元の場所へ。元景帝(げんけいてい)は一人で宮殿に入り、封印を強化。そして、「ふん、一品宰相とて、しょせん二年長く生きたに過ぎぬか」と嘲笑うの。え、何その意味深なセリフ!誰のこと言ってるの!?
許七安はチャットグループで「桑泊湖の底には一体何があるんだ?」って情報収集開始。みんな好き勝手な噂話をしてて、どれが本当か分からない状態。一方、臨安は自分の部屋で頭を抱えてた。さっきの祭祀の現場で、許七安に「長公主」って呼ばれちゃったから、長公主本人にバレたのは確実。どうやったら臨安がこれからも自分に逆らわず、真相を知っても怒られないようにできるか…。すると、気の利く侍女が「いっそ、許七安様を『面首(めんしゅ)』(愛人)にしてしまえばよろしいのでは?」と悪魔の囁き!えええー!?臨安、まさかその気になっちゃうの!?
つづく