あらすじ

許七安(シュー・チーアン)は、楚州の民を虐殺した鎮北王(ちんほくおう)の罪を暴くため、直接対決に臨む。振国剣の力により鎮北王の悪事が公になり、許七安は彼を討ち果たす。続けて魁族の首領も倒すが、力尽きて倒れてしまう。仲間たちの助けで回復した許七安は、尚書たちと景帝への報告を協議するが、協力者であった李将軍が自害するという悲劇に見舞われる。

ネタバレ

前回、許七安(シュー・チーアン)が鄭興懐(ジョン・シンホワイ)さんを必死で守ろうとしてたけど、今回はついに元凶との直接対決だよ!李妙真(リー・ミャオジェン)に急いで京城へ知らせるよう指示した許七安、自らはあの楚州大虐殺の張本人、鎮北王(ちんほくおう)のもとへ!もうね、許七安が刀を手に雲を踏んで向かうシーン、カッコよすぎて鳥肌立ったわ!

遠くに見えるのは、楚州の民の無念が血となって漂う「血霊」。これだけでもう胸が締め付けられるのに、鎮北王のヤツ、許七安と顔を合わせるなり「すべては江山安寧のため」だなんて、どの口が言うか!許七安もズバッと言ってたけど、「じゃあ、あの38万人の罪なき命はどうなるんだ!」って、まったくその通りだよ!

しかもこの鎮北王、まだ懲りずに許七安を魁族(かいぞく)討伐に誘うんだから、面の皮厚すぎ!でも我らが許七安、そんな口車に乗るわけない!手には国を守る「振国剣(しんこくけん)」を握りしめ、体内の元魂が完全に覚醒!その瞬間、空には許七安と鎮北王の会話が映し出されるっていう、まさかの天罰演出!これには下にいた兵士たちもビックリ。「え、俺たちが命を懸けて従ってきた将軍が、実は大虐殺の悪魔だったの!?」って、そりゃ動揺するよね。中には是非をすり替えようとする輩もいたけど、許七安は冷静沈着。「振国剣はここにある。もし本当に民を思う心があるなら、この剣がそれを見抜くだろう」と鎮北王に突きつけるんだ。

さあ、みんな固唾を飲んで見守る中、追い詰められた鎮北王、震える手で振国剣に触れようとしたその瞬間…!なんと、剣に弾き飛ばされちゃった!これにはもう、「やっぱり鎮北王が悪魔だったんだ!」って、その場にいた全員が確信したよね!スカッとしたー!

そして許七安、振国剣を振り下ろし、ついに鎮北王を討ち取る!断末魔の鎮北王、「たかが螻蟻(けら)のような民のために…」なんて最後まで見苦しいったらありゃしない!許七安の「お前こそ、ただの螻蟻ではないのか」っていう言葉、痺れたわ!

でも、これで終わりじゃないんだよね。残るは魁族の首領!許七安は慎重に考えた末、「こいつも生かしておいたら、天下は安寧にならない!」と決意。渾身の力を込めて、なんと一太刀で首領を仕留めちゃった!強すぎ!そして、玉石小鏡(ぎょくせきしょうきょう)にその魂を封じ込めたんだ。

さすがの許七安も、立て続けの激戦でヘトヘト。李妙真(リー・ミャオジェン)が駆けつけた時には、魁族の亡霊たちが転がる中で、許七安は力尽きて倒れちゃってた…。心配したよー!

どれくらい時間が経ったのか、許七安が目を覚ますと、そこには蘇蘇(そそ)が。そして、春風堂(しゅんぷうどう)の朱陽(しゅよう)と楊硯(ヤン・イェン)も駆けつけてくれてたんだ。この二人が絶えず元気を送り続けてくれたおかげで、許七安は早く回復できたみたい。仲間って本当にありがたいね!魁族首領との戦いの時、体内の神殊(しんしゅ)が力を貸してくれたことを思い出す許七安。神殊はまだいるのかな…?

さて、元気を取り戻した許七安は、尚書(しょうしょ)たちと合流。これからどうやってこの衝撃の事実を景帝(けいてい)に報告するか、みんなで頭を悩ませる。鎮北王と皇帝は仲が良かったし、民からの信頼も厚かったからね。こんな報告、信じてもらえるかどうか…。でも許七安は、「試してみなきゃ分からない!」とみんなを鼓舞。それに、あの闕永修(けつえいしゅう)がまだ生きてる!アイツが先に皇帝に嘘八百を吹き込んじゃったら大変だ!だから、何としても闕永修より先に皇帝に会わなきゃいけないんだ。

李妙真(リー・ミャオジェン)は、李将軍(りしょうぐん)に一緒に宮廷へ行ってもらって、景帝に事情を説明してもらおうと提案するんだけど…出発間際になって、李将軍は罪悪感から自ら命を絶ってしまったんだ…。なんてこと…。鎮北王の悪行に加担してしまったことへの、あまりにも重い責任の取り方だったね…。

いやー、今回も濃密すぎた!鎮北王の悪事がついに白日の下に晒されて、許七安の正義の鉄槌が下ったのは本当にスッキリしたけど、最後の李将軍の件は悲しすぎる…。まだまだ問題山積だけど、許七安ならきっと乗り越えてくれるはず!

つづく