あらすじ
景帝が鎮南王の罪を決定できずにいる中、朝議では厲王が罪を魁族になすりつける案を出し、鎮南王の件はうやむやに。孤立する鄭興懐(ジョン・シンホワイ)は魏淵(ウェイ・ユエン)と許七安(シュー・チーアン)から長期戦を助言されるが、突如現れた闕永修の誣告により、鄭興懐は捕縛の危機に陥る。
ネタバレ
今回の『大奉打更人』第38話、見てるこっちがハラハラしっぱなしだったよ!鎮南王の悪事が明るみに出たっていうのに、景帝ったらなかなか罰を下さないんだもん。これには多くの大臣も不満タラタラだし、臨安(リンアン)も気が気じゃないみたい。心配して太子に相談するんだけど、「お前は黙ってろ」って釘を刺されちゃうんだよね。なんでも、皇族同士で争うのはご法度だし、臨安(リンアン)が政治に口出ししないから可愛がられてたのに、これ以上深入りするとヤバいことになるぞって。うーん、皇室ってのも大変だねぇ。
さて、景帝はようやく重い腰を上げて鎮南王の件を話し合うために役人たちを招集するんだけど、ここでまさかの展開が!厲王(れいおう)っていうのがしゃしゃり出てきて、「いやいや、これ全部魁族(かいぞく)のせいでしょ?楚州城が丸ごと虐殺されたなんて誰も見てないんだから、ぜーんぶ魁族の仕業ってことにしちゃえば、皇族の汚職も隠せるし、民衆もガッカリしないで済むじゃん?」なんて言い出す始末!
これには聞いてるこっちも「はぁ!?」ってなったよ。鄭興懐(ジョン・シンホワイ)は「真実は隠せない!何万人もの兵士が見てたんだぞ!」って必死に訴えるんだけど、景帝はあっさり「はい、今日の会議おしまい!」って感じで、鎮南王の件はまたもやうやむやに…。おいおい、それでいいのかよ!?
朝議が終わった後、ある役人が鄭興懐に「まあまあ、ここは一旦引いて楚州で再起をはかったらどうです?」なんて声をかけるんだけど、鄭興懐は「恥を知れ!」って一喝。そりゃそうだよね、目の前であんな惨劇が起きたのに、諦められるわけないじゃん。その後、鄭興懐はいろんな役人に会おうとするんだけど、魏淵(ウェイ・ユエン)以外はみんな門前払い。世知辛いねぇ…。
魏淵(ウェイ・ユエン)は鄭興懐の苦しみを理解して、自らお茶を淹れて慰めるんだ。「焦るな、じっくり行こう」って諭すんだけど、その言葉がまた深いんだよね。その夜、鄭興懐は許七安(シュー・チーアン)にも会うんだけど、許七安も「亀とうさぎの話を知ってますか?長期戦でじっくり行きましょうよ」って、魏淵と全く同じことを言うんだ。この二人、通じ合ってるね!鄭興懐も少しは気が楽になったのか、許七安に「一杯、陽春麺(ヤンチュンメン)でもどうです?」って誘うんだ。
屋台で麺をすすりながら、鄭興懐は自分の過去を語り始める。昔、前王朝の重臣の怒りを買って、貧しい楚州に左遷されたこと。でも、そこで暮らすうちに楚州の人々や言葉を深く愛するようになったこと。そして、大切な人たちが目の前で無残に殺されたこと…。魏淵の言うことはわかるけど、毎晩目を閉じるとあの血の海が蘇ってくるんだって。聞いてるこっちも胸が締め付けられるよ…。
と、そこへ!とんでもないヤツが現れるんだ。闕永修(けつえいしゅう)っていう、見るからに悪そうなヤツが都にやってきて、なんと「鄭興懐が魁族と手を組んで楚州を虐殺した!」なんて血書まで用意して、デタラメを吹き込み始めるんだ!そして、皇帝はその讒言を信じちゃって、「鄭興懐を捕らえて真相を問いただせ!」って命令を下すんだよ!
つづく