あらすじ

皇帝の非情な命令により捕らえられた鄭興懐(ジョン・シンホワイ)は、拷問の末に命を落とす。親友の無残な死を目の当たりにした許七安(シュー・チーアン)は、深い悲しみと怒りを胸に復讐を決意。鄭興懐を陥れた曹国公と護国公を捕らえ、彼が受けた苦しみと同じ方法で報復し、民衆の前でその罪を暴く。しかし、彼らを処断しようとした瞬間、皇帝の討伐隊が迫る。

ネタバレ

今回の『大奉打更人』第39話は、怒りと悲しみで胸が張り裂けそうだったよ! 正義を貫こうとした鄭興懐(ジョン・シンホワイ)があんなことになるなんて…そして、我らが許七安(シュー・チーアン)の行動には、もう目が離せなかった!早速、手に汗握る展開を振り返ってみようか!

悲劇の始まり…鄭興懐、非情なる皇帝の手に堕つ

物語は、朝廷の役人が皇帝の令牌を手に鄭興懐を捕らえに来るところから始まるんだ。魏淵(ウェイ・ユエン)が手配した金鑼(きんら)たちが必死に守ろうとするんだけど、皇帝の「容赦なく殺せ」っていう非情な命令を聞いた鄭興懐は、これ以上無関係な人々を巻き込むわけにはいかないって、自ら進んで捕縛されちゃうんだよね…。もう、この時点で涙腺崩壊寸前だよ!

牢獄に入れられた鄭興懐が待っていたのは、想像を絶する拷問だった。でも彼は、どんなに痛めつけられても、無実の罪を認めることはなかったんだ。すると、あの残忍な闕永修(けつえいしゅう)が、鄭興懐の手足の腱を切り、両足まで折ってしまうという鬼畜の所業…!鄭興懐は彼らの卑劣な行いを激しく罵るんだけど、そばにいた判官は冷酷に言い放つんだ。「以前、皇帝はお前を利用価値があるとして殺さなかった。楚州で静かにしていればよかったものを、お前は朝廷で小細工を続け、皇帝の我慢も限界に達したのだ」ってね。死を目前にした鄭興懐に、せめてもの情けとばかりに真相を語るなんて、どこまで腐ってるんだか!

友の無残な姿に許七安、慟哭!そして静かなる決意

許七安と金鑼たちが牢に駆けつけた時には、もう手遅れだった…。鄭興懐は吊るし上げられ、手足は鎖で縛られ、全身傷だらけで、足元には血の海が広がっていたんだ。その無残な姿に、許七安と小柔(シャオロウ)は言葉を失い、ただただ涙を流すしかなかった。正義を貫いた人間がこんな死に方をするなんて、この世に王法はあるのかって叫びたくなるよね! 瀕死の鄭興懐は、まるで故郷の楚州に帰ったかのような穏やかな夢を見ていたみたいで…その対比がまた、たまらなく悲しいんだ。

許七安は、震える手で鄭興懐の亡骸から鎖を外し、血に汚れた体を丁寧に拭いていく。そして牢を出ると、鄭興懐をここまで連れてきた役人たちの顔を一人一人、焼き付けるように見つめて、静かにその場を去っていくんだ。この時の許七安の目、怒りと悲しみ、そして何か固い決意を秘めているようで、見てるこっちも息をのんだよ。

その夜、許七安は家に帰らなかった。鄭興懐の死を知った叔父の許平志(シュー・ピンジー)は、甥が思い詰めて何かするんじゃないかと心配で、家族総出で夜通し捜索するんだ。そしてついに、友人の楚元稹(そげんしん)が、輪投げの場所で呆然と佇む許七安を見つけ出す。でも、許七安の表情は意外なほど落ち着いていて、「一晩考えて、どうすべきかようやく分かった」とだけ告げるんだ。この静けさが、逆に嵐の前の静けさみたいで怖いんだよね…。

復讐の狼煙!許七安、宮門を突破し巨悪に迫る!

家に帰った許七安は、いつも通りに食事を済ませると、「少し休む」と言い残す。でも、心配そうな叔父夫婦の顔を見て、微笑みながら「食事が終わったら、荷物をまとめてここを離れてください」と告げるんだ。もう、この時点で彼の覚悟は決まっていたんだね…。

そして、許七安は刀を手に宮門へ向かう。衛兵に「召喚なくして入ることは許されぬ!」と止められるんだけど、彼の持つ刀が火花を散らすほどの気迫!そこに魏淵(ウェイ・ユエン)が現れて、「軽挙妄動は慎め」と諭すんだ。

でも、許七安は不敵に微笑むと、鄭興懐が遺した「徐徐図之(じょじょにこれをはかれ)」と書かれた紙片を魏淵(ウェイ・ユエン)に渡す。「この言葉はあなたにこそふさわしい。自分は天に代わって道を行うまで」と。かっこよすぎるだろ、許七安!

そして彼は、鄭興懐を陥れた張本人である曹国公(そうこくこう)と護国公(ごこくこう)を捕らえ、鄭興懐が受けたのと同じ拷問を彼らにそっくりそのまま返すんだ!さらに、二人を馬の後ろに縛り付けて、街中を引き回すという徹底ぶり!午門に到着すると、許七安は罪深き二人を高い台の上に引きずり上げ、民衆の前で事の真相を語らせる。これで、鄭興懐が無実の罪で殺されたことは、誰の目にも明らかになったんだ。

いよいよ許七安が天に代わって悪を裁こうとしたその瞬間!景帝(けいてい)が許七安を捕らえるために差し向けた討伐隊が到着するんだ!うわー!ここで終わり!?続きが気になりすぎるって!

つづく