燕子京(えん・しけい)、妹の死の真相に慟哭…!そして端午(たんご)との間に芽生える新たな絆

前回、偽物の玉を掴まされた燕子京(えん・しけい)が、その黒幕とにらんだ老岳のもとへ乗り込んだわよね。案の定、老岳は「張氏もグルだったんだ!」なんて往生際の悪い言い訳をするんだけど、燕子京の怒りは収まらない!「お前を官府に突き出してやる!」と詰め寄ると、老岳はなんと「娘の越雲岫(えつうんしゅう)を差し出すから許してくれ!」なんて言い出す始末。

でもね、ここからが衝撃の展開だったのよ…。燕子京は「越雲岫(えつうんしゅう)は俺の実の妹だ!お前から差し出される筋合いはない!」と一喝。これには老岳もびっくり。「え?だって越雲岫は俺の兄貴の隠し子で、あんたの妹さんはとっくの昔に落馬して亡くなったはずじゃ…」

なんですとー!?

長年探し続けてきた妹が、実はもうこの世にいなかったなんて…。燕子京の悲しみ、怒り、絶望…もう見てるこっちまで胸が張り裂けそうだったわ。怒りに任せて老岳を斬り捨てようとする燕子京を、下人と、そして端午(たんご)が必死に止めるシーンは、もう涙腺崩壊…。

端午もね、かつて母親を目の前で悪人に殺された辛い過去があるから、燕子京の痛みを自分のことのように感じてたの。その夜、二人はお酒を酌み交わしながら、お互いの辛い過去や失った家族への想いを語り合うの。傷ついた二つの心が、少しずつ近づいていく様子は、暗闇の中に差し込む一筋の光みたいで、ちょっとだけホッとしたわ。端午の「顔を上げれば光が見える」って言葉、燕子京の心にじんわり染みたみたいね。

起死回生なるか!?崔十九(さいじゅうきゅう) 、最後の賭けへ!

一方、蓮台を失って後がなくなった崔十九(さいじゅうきゅう) 。彼女も黙ってないわよ!かつて一族を裏切ったけど、今は武陟(ぶちょく)で幅を利かせている崔八を頼ることにしたみたい。武陟は表向きは豊かな土地ってことになってるけど、実際は民が飢えに苦しむような場所。そこで崔十九は、飢えた母親から子供を託されるんだけど、ちゃんとお金を与えて助けるあたり、彼女なりの正義感もあるのかしらね。

崔八との再会シーンはヒリヒリしたわ~!崔十九は「お父様があなたを許して、一族に復帰させようとしてるのよ」なんて甘い言葉で崔八を懐柔しようとするんだけど、崔八もなかなかの狸。簡単には信用しないわよね。宴の席で崔十九が本当に家長の証である令牌を持っているか見極めようとするんだけど…この駆け引き、どうなることやら!

明かされる衝撃の真実!端午の出生と両親の悲劇…

燕子京に捕らえられた老岳、拷問に耐えかねてついに洗いざらいぶちまけたわ!なんと、あの偽物騒動には崔八も一枚噛んでたっていうじゃないの!しかも、燕子京の一族を皆殺しにしたのは、崔八と「驪龍盗(りりょうとう)」っていう極悪非道な盗賊団だったって…。もう、どこまで悪党なのよ、崔八!

そして、物語はさらに核心へ…。燕子京が岳家から持ち帰った飛天像。端午が持っていた血珠をその仙女の手に乗せると、なんとピッタリ一つになったの!そう、血珠と飛天像は元々一つのものだったのよ!

この飛天像を彫ったのは郁施(いくし)という人物。端午は「もしかして、西域に行けば会えるの!?」って期待するんだけど、燕子京から告げられたのは、あまりにも残酷な真実だったわ…。

郁施は、端午の実の父親。

そして、燕州の首席工匠だった。

端午の母親である八娘(はちじょう)は、かつて侍女だった。

そして…郁施は、揚州燕氏の事件に巻き込まれて、すでに亡くなっていたの…。

さらに、皇室への献上品が偽物にすり替えられた事件の裏には、あの驪龍盗が関わっていたことも判明。

父親に会えるかもしれないっていう一縷の望みさえも打ち砕かれて、両親ともに亡くなっていたことを知った端午。もう、この世に頼るものは何もないって泣き崩れる姿は、見ていて本当に辛かった…。言葉にならないわ…。

崔十九、鮮やかな逆転劇!

そんな絶望の淵にいる端午とは対照的に、崔十九は宴の席でとんでもない行動に出るの!なんと、不意を突いて家長の令牌を奪い取り、「父が武陵の鉱山の管理を私に任せると決めたわ!」と高らかに宣言!

えええええー!?

会場は騒然、そして崔八はあまりの衝撃にその場で卒倒!いや~、崔十九、やることが大胆すぎる!まさに起死回生の一手って感じね!この女、ただじゃ転ばないわ!

いやはや、第13話は本当に情報量が多すぎて、感情が追いつかないくらいだったわね!燕子京と端午の運命、そして崔十九の野望…一体これからどうなっちゃうの!?次回も絶対に見逃せないわ!

つづく