まずは、甘~いシーンから! 月が綺麗な夜、食事を終えた燕子京(えん・しけい)が端午(たんご)を誘って市場を散策するんだけど、これがまたロマンチックなのよ。昼間、端午(たんご)が市場の花を気に入ってたのを見てた燕子京(えん・しけい)ったら、なんと市場中の花を買い占めちゃったの! 花畑みたいな空間で、花の香りに包まれて、二人っきり…そりゃ緊張するわよね。端午もなんだかいい雰囲気だなって感じてたら、ついに燕子京が勇気を出して端午にキス!きゃー! この瞬間、二人は最高に幸せそうだったわ。見てるこっちまで胸キュンよ!

さて、隊商はいよいよ河西(かせい)っていう砂漠地帯へ。そこはもう、見渡す限り砂漠で、人も住んでないような荒涼とした場所。毎日すごい風が吹いてて、端午は顔を覆って燕子京の胸に寄り添ってるの。もうね、二人は毎日ずーっと一緒で、一瞬たりとも離れないって感じ。夜になると、砂漠の星空を二人で眺めるんだけど、これがまた平原で見る星空とは全然違って、手を伸ばせば星が掴めそうなくらい綺麗なのよ。ロマンチックが止まらないわね!

そしてついに、目的地の琅嬛塢(ろうかんう)に到着! 燕子京は端午を連れて、自分のお兄さんである尉遅(うっち)に会いに行くんだけど、この尉遅さん、端午を見て「どこかで見た顔だな…」って。燕子京が「八娘(はちじょう)の娘ですよ」って説明すると、尉遅はすぐに端午と張晋然(ちょう・しんぜん)を、郁施(いくし)っていう人が生前に住んでた部屋に案内するの。部屋には道具なんかが綺麗に並べられてて、端午はそれを見てなんだかしんみりしちゃったみたい。燕子京によると、この郁施さんはすごく温厚で上品な人で、生前は八娘ととっても愛し合ってたんですって。なんだか切ないわね…。

一方で、燕子京は自分の体の毒を治すために、その土地で一番の名医に会いに行ってたの。そしたら、なんと良い知らせが! 前に開発された解毒薬は、毒の発作の可能性を抑えるくらいしかできなかったんだけど、長年の研究の結果、ついに解毒する方法が見つかったっていうじゃないの! これには燕子京も大興奮! 今は愛する端午がいるから、前よりもっと自分の命を大切に思うようになったのね。医者には多めにお金を渡すよう手配してたわ。良かったわね、燕子京!

でも、安心も束の間。隊商はこれからもっと危険な場所、「虎穴」って呼ばれるようなところに進んでいくらしいの。端午はその場所がめちゃくちゃ危険だって聞きつけて、小蝦米(しょうこうべい)のことが心配でたまらない。燕子京は、兄の尉遅ならきっと小蝦米をちゃんと世話してくれるって信じて、小蝦米を琅嬛塢に残すことに同意したの。端午も、琅嬛塢で尉遅が小蝦米に文字を教えてるのを見て、少し安心したみたい。

そして、端午と張晋然(ちょう・しんぜん)は、いよいよ危険な任務に出発することに。張晋然(ちょう・しんぜん)は「端午は安全な場所に残った方がいい」って説得するんだけど、端午が「燕子京一人を危険な目にあわせるわけにはいかない!」って言って、一緒に行くことを譲らないのよ。強いわ、端午! 小蝦米には心配かけたくないから、このことは内緒にしてるみたい。

その頃、張晋然は越雲岫(えつうんしゅう)を連れて河西に来てたんだけど、辺境を守る軍隊のところに行って、司令官に「兵を貸してください!」って頼み込んでたわ。目的は、あの神出鬼没の盗賊団、驪龍盗(りりょうとう)を討伐すること! 司令官も「あいつらは手がかりが全く掴めないぞ…」ってビビってたけど、張晋然は自信満々。「討伐が成功したら、あなたたちの手柄にもなりますよ」なんて言って、うまく兵を借りることに成功したみたい。さすがね。ついでに、軍で一番の医者に越雲岫(えつうんしゅう)の手の治療も頼んでたわ。

そして夜、物語は核心へ…! 燕子京が端午に「血珠(けっしゅ)を俺に預けてくれ」って言うの。今、いろんな勢力がその血珠を狙ってて、端午が持ってると危ないからって。端午は血珠がそんなに重要なものだって知らなかったんだけど、燕子京が衝撃の事実を告白するのよ! なんと、その血珠には、古麗思丹(クリスタン)っていう場所の地図が隠されてて、その地図を開けば、何年も前に消えたっていう莫大な宝物が見つかるんだって! だから、民間の人たちも宮中の人間も、みんなその血珠を血眼になって狙ってるってわけ。

つづく