朝廷の陰謀と張晋然(ちょう・しんぜん)の苦悩…兄の優しさも届かず
まず冒頭、朝廷から張晋然(ちょう・しんぜん)への帰還命令が。やっぱり、あの事件の再調査は一筋縄ではいかない様子。兄である郢王(えいおう)は、弟を心配して「無理せず、有能な助手を雇え」と助言するんだけど、晋然は「いえ、この件は私が…!」と固辞。うーん、真面目すぎるのも考えものだけど、その誠実さが彼の魅力なのよね。
でも、そんな晋然を郢王はなんと軟禁しようとします!兄としては、弟を危険な調査から遠ざけたい一心だったんでしょうけど…晋然は朝廷に「真相を明らかにしたい!」っていう熱い手紙を書いて、なんとかこの危機を脱出。いやはや、ヒヤヒヤしました。
崔家の没落…悲劇の連鎖が止まらない!
一方、崔十九(さいじゅうきゅう) の逃亡劇もハラハラドキドキ!護送中に侍女の決死の助けで逃げ出したものの、実家である崔府は見る影もなく…。変わり果てた父・崔静初(さいせいはつ)の姿を遠目に見て、涙を流す十九の姿には胸が締め付けられました。
そして、この崔家の没落に深く関わってくるのが、あの燕子京(えん・しけい)!崔静初が皇室への罰金を支払うために、必死で金策に走っていたんだけど、なんとその借金の肩代わりをしていたのが燕子京(えん・しけい)だったんです。かつて燕子京(えん・しけい)の一族を破滅させた崔静初への、これは壮絶な復讐…。燕子京は崔静初が所有していた18もの店舗の借金の証文と地券を突きつけ、「まだ終わりじゃない。もう一軒、道連れにする」と冷酷に言い放ちます。この言葉、重すぎる…。
絶望した崔静初は、自ら命を絶ってしまいます。この展開は本当に辛かった…。
どん底の崔十九(さいじゅうきゅう) に差す一筋の光…そして復讐の炎
父の訃報を聞き、悲しみに打ちひしがれる崔十九(さいじゅうきゅう) 。乞食同然の姿になり、危ういところをなんと端午(たんご)に救われます!かつて鉱山で崔十九が鉱夫たちを助けたことを覚えていた端午(たんご)、その優しさに涙腺崩壊…。
その後、崔十九は偶然通りかかった貴公子に助けられ、新たな後ろ盾を得ることに。そして、父の仇を討つことを心に誓うのでした。彼女の瞳に宿る炎、これは新たな波乱の幕開けを予感させますね!
端午(たんご)、新たなビジネスチャンスと燕子京との決別
杭州にいた端午は、巷で大人気の花魁・白校書(はくこうしょ)と、彼女が身に着けるアクセサリーを扱う店「白草浄舎(はくそうじょうしゃ)」の存在を知ります。これが後の展開にどう繋がっていくのか、注目ですね!
そして、ついに揚州で燕子京と再会する端午。しかし、大雨の中、やっとの思いで会えた燕子京は、まるで別人のように冷たい態度。「揚州から出ていけ、二度と俺の前に現れるな!」と。実は燕子京、重い病を患っていて余命いくばくもない様子…。端午を想うが故の、あまりにも悲しい嘘なんですよね。
小蝦米(しょうこうべい)の仇を討とうと匕首を向ける端午ですが、燕子京はそれを素手で奪い取り、再び「出ていけ!」と突き放します。このシーン、お互いの想いがすれ違っていて、本当に切なかった…。
完全に燕子京と袂を分かつことになった端午。岳雲岫(がくうんしゅう)と共に、杭州で自分たちの店を出すことを決意します。そして、あの白草浄舎のように、花魁を起用して店の名を広めようと計画するのでした。端午のこのバイタリティ、見習いたい!
張晋然(ちょう・しんぜん)、新たな任務へ!そして不穏な影…
場面は変わり、張晋然。なんと淮南道巡察使(わいなんどうじゅんさつし)に任命され、正式に揚州で事件の捜査を続けることができるようになります!これは大きな進展!郢王は揚州へ向かう晋然に、「困ったことがあれば鄭家を頼れ」と意味深な言葉を残します。この鄭家、一体何者なんでしょうか…?
いやはや、第20話も情報量がすごかったですね!それぞれのキャラクターの運命が複雑に絡み合い、目が離せません。特に、燕子京の病と、端午との悲しい別れは涙なしには見られませんでした。そして、崔十九の復讐、端午の新たな挑戦、張晋然の捜査…
つづく