さて、我らが主人公・端午(たんご)ちゃん、今回も商才が光ってたわ~!杭州の名媛サークルで一番有名だっていう玉小娘(ぎょくしょうじょう)様をアクセサリーの広告塔にしようってんだから、その発想がすごいわよね。岳云岫(がくうんしゅう)さんと一緒に玉小娘様の屋敷の近くで、こっそり露店を開いてアクセサリーを売るんだけど、これがまた作戦通りにいくのよ!
ちょうど玉小娘様が大事な玉鐲(ぎょくしょく:翡翠の腕輪)を割っちゃって、侍女さんが修理に出そうとしてたところに、端午(たんご)ちゃんたちがタイミング良く登場!侍女さんは最初、家の前で商売なんて!って感じで追い払おうとするんだけど、そこは端午(たんご)ちゃん。ちゃっかり綺麗なアクセサリーをプレゼントして、「この玉鐲、私たちがバッチリ修理しますよ!」って申し出るの。侍女さんもタダで素敵なアクセサリーもらえちゃってホクホク。そりゃあ任せるわよね(笑)。
で、端午ちゃんがデザインを考えて、岳云岫さんが見事な腕前で修理したら、なんと割れる前よりキラキラで素敵な玉鐲に大変身!これには玉小娘様も大満足!腕の良い職人さんだってことで、自分のお店にスカウトしようとまで考えるの。
一方、玉小娘様の悩みの種は息子の鄭知衡(てい ちこう)さん。崔十九(さいじゅうきゅう) っていう、ちょっと訳ありな女性にどうも夢中みたいで、最近じゃ家に寄り付かないらしいのよ。玉小娘様からしたら「あんな小娘に騙されて!」って心配で仕方ないのよね。
その鄭知衡(てい ちこう)さん、なんと崔十九(さいじゅうきゅう) さんが昔可愛がってた侍女の阿彤(あとう)さんと阿潭(あたん)さんを買い戻してあげてたの!崔十九(さいじゅうきゅう) さん、商家が傾いて一人ぼっちで心細かったみたいだから、これは嬉しかったでしょうね…。再起を誓う崔十九さん、なんと女装に戻って、夜中に鄭知衡(てい ちこう)さんの部屋を訪ねて…キャー!色仕掛けで彼の心をガッチリ掴もうとするのよ!やるわね!
玉小娘様は「崔家なんてもう落ち目なんだから、もっと家柄の良いお嬢さんを選びなさい!」って息子を諭すんだけど、その流れでなんと端午ちゃんを宝飾職人として鄭知衡さんに推薦するの!
そして運命の出会い…鄭知衡さんが端午ちゃんに会いに来るんだけど、ここで衝撃の事実が発覚!端午ちゃん、名前も変えてるからバレてないと思いきや、鄭知衡さんが玉小娘様の息子だってこと、そして、かつて自分の家・燕(えん)氏を滅ぼした一族に鄭家も関わってたってことを知っちゃうのよ!うわ~、玉小娘様への印象、だだ下がりよね…。
場面は変わって、瓊花会(けいかかい:美人コンテストみたいなものかしら?)に向けて、綺麗なお嬢さんたちが準備に余念がない中、端午ちゃんたちも自分たちのアクセサリーを売り込もうと頑張るんだけど、白草堂っていう超有名ブランドの人気がすごすぎて、なかなか相手にされないの。去年の花魁にも近づこうとしたけど、燕子京(えん・しけい)さんの珍朗閣(ちんろうかく)に先を越されちゃうし…。
そこで端午ちゃんが目を付けたのが、桓郎(かんろう)っていう琵琶の名手。この人、才能はあるんだけど、一昨年の大会で結果が出なくて去年は不参加。今年も名前は挙がってるけど姿を見せないっていう、ちょっとミステリアスな人物なの。
端午ちゃん、自ら桓郎さんに会いに行くんだけど、橋のたもとで一人たたずむ彼女は、なんだか危なっかしい雰囲気…。今にも水に落ちちゃいそうで、端午ちゃんは「この人、きっと恋に傷ついたんだわ…」って察するの。同じ女性として、そっと寄り添って優しい言葉をかける端午ちゃん、さすがよね。
桓郎さん、やっぱり名誉とかには興味なくて、心に秘めた人がいるけど、その恋は叶わないみたい…。でも、端午ちゃんの「自分のためにもう一つ道を切り開くべきよ。男なんて心変わりしたら冷たくなるもの。私を信じてくれたら、あなたが花魁になるのを全力で手伝うわ!」っていう熱い言葉に心を動かされて、一緒に頑張ることを決意するの!いや~、この二人のタッグ、これからどうなるのか楽しみだわ!
つづく