前回、不穏な空気が漂いまくっていた鄭家と燕子京(えん・しけい)の関係。ついに、鄭知衡(てい ちこう)が恐ろしい決断を下すことになっちゃいました…。

崔十七(さいじゅうしち)から「燕子京(えん・しけい)はマジで燕氏一族だよ」って確実な情報をゲットした鄭知衡(てい ちこう)。最初は「燕子京も可哀想なやつだよな…」なんて同情してたのに、崔十七の「崔家の二の舞になりたい?燕子京を消さないと、あんたん家がヤバいよ?」っていう、まさに悪魔の囁きで、ついにスイッチオン! 「やるしかねぇ…」って、鄭知衡(てい ちこう)、闇堕ち決定です…。

一方、我らがヒロイン・端午(たんご)ちゃん。鄭知衡との金銭トラブルが発生! 出資金600万金のはずが、どうしても500万金しか用意できないって言ったら、鄭知衡が豹変!「何が何でも600万金持ってこい!」って、もう完全に金の亡者。端午(たんご)ちゃんも「500万金しか無理!」って突っぱねて、二人の仲は完全に決裂。「二度と俺の前に顔見せんじゃねーぞ!」って、鄭知衡、小物感がすごい…。

でも、端午(たんご)ちゃんはへこたれません! 夜な夜なアクセサリー作りの技術を研究して、なんと「琉璃(ガラス)」を作ろうと思いつくんです! 岳雲岫(ガク・ウンシュウ)に「市場じゃ誰も作れない琉璃を作れば、うちの店『明鏡台(めいきょうだい)』は安泰よ!」ってキラキラした目で語る端午ちゃん。そう、鄭知衡に「店、しばらく休むわ~」って言ってたのは、この琉璃開発のためだったんですね! これで鄭家とも完全にオサラバ! さすが端午ちゃん、転んでもただじゃ起きない!

そして、ついに鄭知衡が動きます。燕子京(えん・しけい)と康倨(コウ・キョ)をおびき寄せて、復讐しようとしていた彼らを逆に罠にはめ、茅葺屋に閉じ込めて火を放つという非道っぷり! 燃え盛る炎の中、燕子京と康倨、絶体絶命の大ピンチ! …と思いきや、さすが燕子京、ちゃんと手を打ってました。部下たちが駆けつけて、間一髪で脱出成功! いやー、ハラハラしたぁ!

でも、安心も束の間。鄭知衡の店「珍琅閣」の周りは敵だらけ。重傷を負った燕子京を連れた康倨が逃げ込んだのは、なんと隣の「明鏡台(めいきょうだい)」、つまり端午ちゃんの店! そこで康倨の口から語られたのは、衝撃の事実でした。

かつて砂漠で起きた悲劇の夜、商隊を襲ったのは驪龍盗(リリョウトウ)だったこと。そして、燕子京は驪龍盗の恐ろしさを知るがゆえに、端午ちゃんを巻き込みたくなくて、あえて彼女に恨まれるような態度を取っていたこと…。すべては、端午ちゃんが平穏な生活を送れるようにっていう、燕子京の深すぎる愛だったんです!

うわーん、燕子京、なんて不器用で優しい男なんだ…! 真実を知った端午ちゃん、そりゃもう涙腺崩壊ですよね。「ずっと私のこと想ってくれてたんだ…誤解してた…」って、燕子京への愛を再確認。もう、この二人の絆は誰にも壊せない!

深手を負った燕子京、体から矢を抜かれてグッタリ。でも、端午ちゃんの目を見て、康倨が全部話しちゃったことを察するんですね。「余計なことしやがって…」なんて康倨に文句言いつつも、もう隠し通せないって観念した様子。だって、張晋然(ちょう・しんぜん)がとっくに驪龍盗の件、嗅ぎつけちゃってたみたいだし。

諦めない鄭知衡は、崔十九(さいじゅうきゅう) にそそのかされて、今度は役所まで動かして明鏡台を包囲! 徐南英(じょなんえい)率いる役人たちが踏み込もうとしたその時、寝間着姿の張晋然(ちょう・しんぜん)が「あらあら、こんな夜更けに何の御用で?」って、しれっと登場。徐南英も「あ、これはヤバいヤツだ」って察して、すごすご退散。張晋然(ちょう・しんぜん)、グッジョブ!

このドタバタ劇を知った鄭知衡パパ、激おこ! 「このバカ息子が!」って鄭知衡を平手打ち。「燕子京を始末するならもっと上手くやれ! 大騒ぎしやがって、これで完全に敵に回しただろ!鄭家を巻き込むんじゃねぇ!」って、もう正論すぎて何も言えない…。

そして鄭知衡、ついに悟っちゃいます。「俺も兄貴も、結局は鄭家の駒でしかねぇんだ…」って。あまりの仕打ちに心がポッキリ折れた鄭知衡、崔十九(さいじゅうきゅう) に「ちょっと休戦するわ…」って言いに行ったら、今度は崔十九(さいじゅうきゅう) がブチ切れ!「この役立たずが!」って罵倒されて、鄭知衡はさらに衝撃の事実を知ることに。なんと、崔十九が女装してまで自分に近づいてきたのは、ただただ復讐のためだったなんて…! 鄭知衡、踏んだり蹴ったりすぎてもう見てられないよ…。

つづく