穏やかな日差しが降り注ぐ明鏡台(めいきょうだい)に、懐かしいお客さんがやってきました。そう、かつて端午(たんご)と燕子京(えん・しけい)が厄介になった琅嬛坞の主、尉迟坞主(うっち うぬし)です!今はもう坞主の座を降りて、気ままな旅をしているんだとか。店のみんなで温かく出迎えて、なんだかほっこりするシーンでしたね。

そんな中、端午(たんご)がまたまた天才的なひらめきを見せるんですよ!街で見かけた碁石が、なんとも温かみのある素材で、ついつい何局も打ちたくなっちゃうって話を聞いて、「これだ!」と。そう、琉璃(るり)で碁石を作ろうって思いついたんです!早速、岳云岫(がく うんしゅう)と秦じい(しんじい)に作らせてみると…これがもう、大当たり!

琉璃の碁石は、キラキラと透き通っていて、手触りも最高!太陽の光に当たると、それはもう美しいのなんのって。囲碁ファンたちがこぞって買い求めて、明鏡台(めいきょうだい)は連日大賑わい!いや~、端午(たんご)の商才、恐るべしですね!

でもね、光が強ければ影もまた濃くなるって言うじゃないですか…。息子の鄭知衡(てい ちこう)を亡くした鄭世元(ていせいげん)は、悲しみと怒りで完全に我を失っちゃってるんです。もう、端午を逆恨みして、郢王(えいおう)の手下と組んで端午を消そうと画策し始めるんですよ。こ、怖い…。

そんな不穏な空気の中、明鏡台にはまたまたビッグなお客さんが。なんと、康明(こうめい)が琉璃の碁石の噂を聞きつけてやってきて、いきなり「1000セットくれ!」って。さすが王族、スケールが違います(笑)。でもね、端午は冷静なんです。「3ヶ月はお待ちいただきますけど、よろしいですか?」って。目先の利益に飛びつかないで、品質と信用を大事にする姿勢、本当に見習いたいですよね。康明もその誠実さを気に入って、無事契約成立!

一方、鄭知衡(てい ちこう)を亡くした崔十九(さいじゅうきゅう) は、毎日泣き暮らしているみたいで…。空っぽになったお店で、亡き夫の服を抱きしめてる姿は、見ていて本当に辛かったです。そんな彼女を、端午が励ましに行くんですよ。優しいなぁ、端午は。

そして、明鏡台はついに5つも支店を出すまでに成長!みんなで記念写真を撮るシーンは、なんだかジーンときちゃいました。毎年こうして写真を撮りたいねって話す端午の横で、燕子京(えん・しけい)がちょっと寂しそうな顔をするのが気になりましたけど…。彼の体、やっぱり良くないんでしょうか…。

そんな順風満帆に見えた明鏡台に、突然の嵐が吹き荒れます!琉璃作りの名人、秦じいが忽然と姿を消しちゃったんです!心配した端午が、お付きの者(高手(こうしゅ):こうしゅ)と一緒に秦じいを探しに出かけるんですけど、これがもう、罠だったんですよ!

山道で、お付きの者が何者かに襲われて気絶させられ、端午も後ろから頭を殴られて気を失っちゃうんです!きゃー!

そして、端午が目を覚ました場所は…なんと、鄭世元の息子たちの墓の前!鄭世元、完全に狂気に染まってます。「お前のせいだ!」って端午を責め立てて、聞く耳持たず。端午が「自分の息子たちを駒扱いしたあんたの自業自得でしょ!」って言い返すんですけど、もう怒り狂った鄭世元は、端午を棺桶に入れて、生き埋めにしちゃうんです!!

えええええーーーっ!?嘘でしょ!?

もうね、このシーンは息が止まるかと思いましたよ!端午、どうなっちゃうの!?燕子京(えん・しけい)と張晋然(ちょう・しんぜん)が必死で端午を探し回ってるけど、間に合うの!?

そして、端午から奪った血珠を独り占めしようとする鄭世元に、今度は郢王の手下が「血珠を渡せ」って迫るんですよ。もう、欲と裏切りが渦巻いて、ドロッドロの展開!

つづく