絶望の淵、端午(たんご)を救い出せ!
明鏡台(めいきょうだい)の入り口でオロオロする岳云岫(がく うんしゅう)と樱桃(おうとう)。そんな二人を横目に、崔十九(さいじゅうきゅう) 姐さんがキリッと状況を把握!「鄭世元(ていせいげん)を探しな!」ってね。この鄭世元、表向きはただの商人だけど、裏では骊龙盗(りりょうとう)とズブズブの悪党なのよ。
一方、熱血漢の張晋然(ちょう・しんぜん)は、単身鄭世元の屋敷に乗り込んで端午の行方を問い詰めるんだけど、鄭世元はだんまり。そこへ郢王(えいおう)の手下が登場して邪魔が入るの!「杭州の珠宝大会、鄭世元がいないと始まらないんでね~」だって。キーッ、ムカつく!
でも、我らが燕子京(えん・しけい)様は諦めない!張晋然(ちょう・しんぜん)が鄭世元を解放した途端、サッと拉致して拷問よ!さすが!時を同じくして、張晋然も鄭世元の使用人たちを締め上げて、ついに端午が生き埋めにされた場所を聞き出すの!
そして深夜、燕子京(えん・しけい)と張晋然、それぞれのチームが必死で土を掘って…ついに棺が!震える手で蓋を開けると、そこには動かない端午が…うっ…(涙)。
怒り狂う燕子京、そして明かされる衝撃の真実!
愛する女性をこんな目に遭わされて、燕子京様の怒りは頂点に!鄭知衡(てい ちこう)の死には同情もしてたけど、これは許せないわよね!すぐに鄭世元を追うんだけど、なんと骊龙盗の雳魁(れきかい)に横取りされちゃうの!
その鄭世元を連れ去ったのは、なんと尉遅無意(うっちむい)!そして、郢王のもとへ…。どうやら郢王の裏金も鄭世元が管理してたみたい。一方、端午の一件でブチ切れた張晋然は、徐南英(じょなんえい)の処刑を宣告!あのエリート官僚だった徐南英も、ついに終わりか…って思ったけど、この人、郢王のヤバい秘密をいっぱい握ってるのよ。もし徐南英が処刑されたら、その秘密が全部お上にバレちゃうってわけ。
郢王は尉遅無意に「徐南英を始末しろ」と命令。燕子京が怒り狂ってる今、牢破りなんて超危険!でも逆らえない尉遅無意…ついに徐南英を助け出すんだけど、そこに燕子京様が登場!
尉遅無意は徐南英を人質にするけど、燕子京様は全く動じない。そして二人が戦い始めると…燕子京様は相手の戦い方に既視感を覚えるの。「まさか…お前は!」仮面を剥ぎ取ると、そこにいたのは…信じられる?ずっと燕子京様を支えてきた、あの尉遅無意だったのよ!!!
一族を皆殺しにした宿敵・雳魁の正体が、まさか一番信頼していた兄貴分だったなんて…。深夜の商隊襲撃も、全部尉遅無意の仕業だったなんて…。燕子京様のショック、計り知れないわ…。
尉遅無意は「古丽思丹(くりしたん)の宝探しを手伝え。そうすれば解毒薬をやる」なんてふざけたことを!燕子京様は「康琚(こうきょ)!殺せ!」と叫ぶけど、康琚は解毒薬のために尉遅無意を逃がしちゃうの…。ああ、もどかしい!
それぞれの悲しみと決意
明鏡台の珠宝店には、弔いの白い布が…。崔十九(さいじゅうきゅう) 姐さんも、奴隷から商人に成り上がった端午の頑張りをずっっと見てきたから、辛いわよね。でも、彼女にはまだやることがある。鄭知衡(てい ちこう)を鄭家の籍に入れるため、位牌を持って鄭家へ向かうのだった…。
つづく