さてさて、前回からの不穏な空気、覚えてる? あの崔十九(さいじゅうきゅう) が、我らが燕子京(えん・しけい)を潰すために、とんでもない罠を仕掛けてきたんだよね! その名も「鮫人奪宝(こうじんだっぽう)」! なんとも物騒な名前のこの宝奪いゲーム、もし燕子京(えん・しけい)が失敗したら、広州での宝石買い付け資格を失っちゃうっていう、まさに崖っぷちバトル!
燕子京(えん・しけい)が参加者を募るんだけど、まあ、命知らずの危険なゲームだって聞いて、みんな尻込みしちゃって誰も手を挙げないのよ。そりゃそうだよね(汗)。そこで曹頭(そうとう)がくじ引きで決めようって提案するんだけど、これがまた怪しいのなんの! 端午(たんご)が最初に引かされたくじが、見事に「当たり」の赤印。でもね、端午(たんご)がくじ筒をひっくり返したら…なんと全部のくじが赤印だったっていう、出来レースにも程があるでしょ! 燕子京は再抽選を認めるんだけど、仲間たちがブルブル震えてるのを見かねた端午(たんご)ちゃん、さすが水に慣れてるだけあって「私がやります!」って男前に名乗りを上げるんだよね。かっこよすぎか!
試合前、燕子京が端午に金ピカのベストを渡して「これで命を守れ」って。もう、このツンデレっぷりがたまらない! 端午もね、この競技は本当は参加しなくてもよかったんだけど、赤い真珠を手に入れてお父さんを見つけるっていう強い思いがあるから、どんな危険も覚悟の上なんだ。健気すぎるよ、端午…(涙)。
そして、いよいよ試合開始! …と思いきや、ルール変更!? 最初は海で宝を探すはずだったのに、いきなり陸上での宝探しに変更だって! 女の端午には不利すぎるこの展開、どう考えても崔十九(さいじゅうきゅう) の息がかかった役人の仕業でしょ! 燕子京も「これ絶対おかしいだろ!」って気づいてるんだけど、一度船に乗ったからにはルールに従うしかないっていう、なんとも歯がゆい状況。
でもね、我らが端午ちゃんはそんなことじゃへこたれない! 機転と勇気で宝珠をゲットするんだけど、そこに邪魔者が! 程咬金(てい・こうきん)が現れたり、追手がわんさか出てきたりで、もうハラハラドキドキ! しかも、端午ったら背後から短剣でグサリ! …って、うわあああ!ってなったけど、そこは燕子京にもらった金ピカベストがナイスガード! 致命傷は免れたものの、もう見てるこっちは心臓バクバクよ。
崔十九(さいじゅうきゅう) 側の参加者なんて、みんな凶器持ってるんだから、もうこれただのバトルロイヤルじゃん! 端午が高所から落ちそうになった瞬間、燕子京が颯爽と現れてナイスキャッチ! さすがヒーロー! 試合時間はまだ残ってるから、燕子京は端午を支えながら宝探しを続行。敵が凶器持ってるのを見たら、もう容赦なし! 日頃の鍛錬の成果を見せつける燕子京、マジで惚れるわ。
燕子京が崔十九の手下の持ってた宝珠を叩き落として、宝珠は粉々に! やったか!? …と思いきや、非情な結末が。競技終了の笛が鳴った時、宝珠の破片を持っていたのは崔十九の手下だったっていうね…。しかも審判の役人は崔十九に買収されてて、問答無用で崔十九側の勝利を宣言! おいおい、そんなのアリかよー!
重傷を負った端午は、この結果を聞いてショックで吐血…。そこにいた張晋然(ちょう・しんぜん)が、光の速さで医者のところに連れて行ってくれるんだけど、もう見てるこっちも辛すぎる。そして燕子京は、この敗北で広州での真珠買い付け資格を失ってしまうという、最悪の事態に…。
薬を飲んで意識を取り戻した端午に、張晋然(ちょう・しんぜん)が「もう燕子京と危険なことすんな!」って説得するの。令牌を渡して「これ持って街のあの人を訪ねれば仕事紹介してくれるから」って、どこまで優しいんだ、張晋然(ちょう・しんぜん)! でも端午は、赤い真珠を手に入れるまでは諦められないって、その申し出を断るんだよね。張晋然はさらに別の安定した生活を提案するんだけど、端午は「こんな大きなご恩、返せませんから!」って全部断っちゃう。張晋然の人の良さは分かってるけど、その優しさが逆に辛いってやつね…。
張晋然が端午を波止場まで送っていくんだけど、その様子を甲板から見てる燕子京の切ない顔よ…。端午は燕子京に会って、自ら罰を受けようとするんだけど、そこで燕子京が出した選択肢がまた究極なの!
- 船倉を離れて、燕子京のそばで侍女として仕える。ただし、二度と商隊に加わる話はナシ。
- 船底に戻って鞭打ち20回の罰を受け、引き続き商隊で頑張る。
さあ、端午の答えは…!? もちろん、我らが端午ちゃんは迷わず2番を選ぶ! かっこよすぎ! しかも鞭打ち20回についても、「試合には負けたけど、商会の実力はみんなに示せたし、新しいビジネスチャンスも掴んだんだから、功績と相殺でしょ!」って堂々と反論。強い、強すぎるよ端午!
そして、商会が広州での真珠買い付け権を失ったことを知った端午は、燕子京に新たな策を提案するの。「他の宝石商を通じて真珠を買い付けましょうよ! 潘家九娘子(はんかきゅうじょうし)とは顔なじみだし、あそこのお店は地元じゃ超有名ですよ!」って。燕子京もその提案には反対せず、「また最初に廃品売った時みたいに騙されるなよ」って釘を刺すあたり、やっぱり端午のこと気にかけてるんだよね!
最後は、端午が手付金をもらって、弟の小蝦米(しょうこうべい)と一緒に船の上で暮らせるようになって、小蝦米が大喜びしてるシーンで終わり。あのジメジメした船底から解放されてよかったね、小蝦米!
『紅き真珠の詩』第7話の感想
そんな絶望的な状況でも、端午の勇気と機転には目を見張るものがありましたね。燕子京から託された金糸のベストが彼女の命を救ったシーンは、彼の不器用な優しさが垣間見え、印象的でした。そして、高所から落ちそうになる端午を燕子京が助ける場面は、彼の内に秘めた強さと端午への想いが表れていて、思わず息を呑みました。
一方で、張晋然の変わらぬ優しさも、この厳しい物語の中で一筋の光のように感じられます。彼の申し出を断り、自らの意志で燕子京の元へ戻り、さらに商会の再起のために策を講じる端午の姿には、ただただ感服するばかりです。敗北と負傷というどん底から這い上がろうとする彼女の強さと、燕子京への揺るぎない忠誠心には心を打たれます。
彼女が提案した新たな策が、燕子京商会にとってどのような突破口となるのか、非常に気になるところです。権力に屈せず、知恵と勇気で困難に立ち向かう登場人物たちの姿から、目が離せません。この先の展開がどうなるのか、ただただ物語の行く末を見守りたいと思います。
つづく